2020-11-25

YouTube「キャリアデザイン講座」第4回を公開(やりすぎ注意!のキャリアデザイン)

勤め先のYouTube公式チャンネルで始めた「クリエイターのためのキャリアデザイン講座」、このたび第4回を公開しました。人生は予定調和にはいかないという前提に立つならば、という話。

【クリエイターのためのキャリアデザイン講座4】やりすぎ注意!のキャリアデザイン

今回のテーマは、遠い昔「withD」というWebマガジンで連載コラムを担当していたときに「キャリアをデザインしすぎるな」というお題で1本書いたことがあるのですが、それを今YouTube動画として再生させた感もあり。

あれから10年は軽く経っているよなぁと、今これを書きながら調べてみたら2008年6月の記事でした。あれから12年経ったと言えば、まぁそんなもんかという気もするけれど、あれから12歳年取ったと思うと、一気に重みがぐっと増すのはなぜなのか…。

そのときに記事の締めくくりで紹介したのは、

人生が生き抜くに値するかどうかは、生きてみないとわからない

というウィリアム・ジェームズの言葉。あの時と比べると、人生という言葉の受け取り方がずいぶんと、自分の中で深みを増したというか、変化を遂げたというか。当時はこの言葉を素直に、素敵なこと言うなぁと味わっていた気がしますが、今はそう単純でもない心もちで、じーっと眺めてしまう。純真さはいつまでも大切にしたいものですが…。

さて、あいかわらず家内制で一人こつこつ作っておりまして、お手製感はご愛嬌なのですが、今回の小さな成長は、前よりペースを上げて普通のテンポで話していることでしょうか…。あと地味にタイトルのつけ方を見直し、その回の中身がわかるようにしたとか、ハッシュタグをつけたとか…(亀の歩み)。

とにもかくにも中身そのものがどうなのよ問題という根本を引きずって、北風に吹かれながら自問自答して早2ヶ月経つのですが、今後もしばらく気を確かに心を強くもって、せっせと作り続ける見込みです。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、今の時代感をつかみながら、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。2週間おきで更新していますので、どうぞ、ごひいきに。

2020-11-12

「Web系キャリア探訪」第25回、優秀さが多角化する

インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第25回が公開されました。今回は、55歳で博報堂を早期退職して独立、現在はマルチコネクトプロデューサーとしてスタートアップ企業の支援を手がける塩田透さんを取材しました。

55歳で博報堂を早期退職! 安定した会社員生活から飛び出した理由

1987年に新卒で博報堂に入社した塩田さん。以来55歳まで博報堂に勤めた後、会社の早期退職制度をきっかけにキャリア転換、「博報堂の看板をなくしたらどうなるか」というチャレンジに出ました。今回もオンラインで画面ごしの取材ではありましたが、今の仕事がものすごく充実している様子が伝わってきて、実に健康的な笑顔が印象的でした。

新卒時代はもう30年以上前ということで率直に訊いてしまったのですが、それまでガキ大将タイプだったのが、博報堂に入社して周囲の優秀さに驚いたショックを受け入れるのは、精神的にかなりきつかったとのこと。でも、そこから自分の役割を模索して、手探りしていく、それがインターネットの興隆と相まって、10年、20年という時の中で彩りを増し、塩田さんならではの優秀さを研ぎ澄ませていくプロセスを、早回しで垣間見せていただいた感じがします。

「優秀さ」というものが何をさすのかって、この10年、20年でもどんどん価値基準の画一性が解かれていって、多角的な見方が世の中で広がっている気がします。広告代理店だったら、やっぱりテレビ広告の仕事、大手クライアントのビッグな案件というのが花形だったと思うし、優劣でいうところの優に位置づけられていたと思うんですけど、予算規模は小さくとも、それ以外のバラエティ豊かな仕事のおもしろさ、組み合わせの妙もまた、別の優秀さとして評価を認められるようになってきている価値観の広がり、あるいは健全化のようなものを感じます。

インターネットの普及は、画一的な価値基準をくだいて、もっといろんなものの価値、仕事の価値、働き手の価値に目を向けやすくしてくれたような、(うまく表現できないんだけど)そういうところも私がインターネットを好きな理由の一つだなって思ったりしました。

実は私が博報堂時代にキャリア転換の意思表示を自らしたのは、会社を辞める時だけです

ってところが、とりわけ好きな一節。キャリアデザインって緻密に計画立てて、その計画からそれるものを排除して純度高く最短距離をとればいいってものじゃなくて、向こうからやってくる機会をどれだけオープンマインドで生かしていけるかが面白どころでもあって、そういう感覚をもつお手本にしたいキャリアだなぁと思います。ご興味ある方は、ぜひ読んでみてくださいませ。

2020-11-11

YouTube「キャリアデザイン講座」第3回を公開(キャリアについて考える意味はあるか?)

9月末から2週間おきに、勤め先のYouTube公式チャンネルに置きだした「キャリアデザイン講座」、へこたれずに第3回を公開しました。今回は「自分のキャリアについて考える意味はあるか」をお題にした10分ほどのお話。

【これだけは知っておきたい】クリエイターのためのキャリアデザイン講座 #3

相変わらずお手製感が満天ですが、それは味として肯定的に受け止めていただく寛容さを、引き続き求めつつ。ときに涙ぐみながら気持ちをこめてしゃべっているのですが、自分が考えたことをきちんと伝えてきちんと届けるというのは、えらく難しいことだなと最近改めて思い致す次第です。まぁ、自分の考えたことが届けるに値するのか問題からして難しいことなわけですが。

数年おいておいたら、何かのきっかけで何人かの役に立つことはあるかもしれないというささやかな見通しで続けていますが、個人的には「とにかくやってみる」という私の精神の頑強さが鍛えられていて、「無駄な経験はない、自ら意味づけさえできれば」を心の支えに頑張っております。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。どうぞ、ごひいきに。

2020-10-28

Youtube「キャリアデザイン講座」第2回を公開(そもそもキャリアって?)

先週後半に右目の上がぷくっとなってきて「ものもらいかな」と、かかりつけの眼科医を訪ねたら「こりゃ帯状疱疹だね」と言われ、「目に来るの!?」と衝撃を覚えつつ「これが噂の!」と怯えつつも、そういう時に限って、やること話しこむこと考えること凹むことがてんこ盛りで、ちっちゃいなぁ自分は…と泣き笑いしながら生きている今日この頃。そういう市井の人の人生も、また乙なものです。

というわけで、心を強くもってせっせと作っている「キャリアデザイン講座」の第2回を公開しました。

【これだけは知っておきたい】クリエイターのためのキャリアデザイン講座 #2

9月末から2週間おきに、勤め先のYoutube公式チャンネルに置きだしたもので、今回は「そもそもキャリアとは何なのか」の後編です。

例によって原価ゼロ円の超お手製です。自分で台本書いてスライド作ってアニメーションつけてナレーション収録してって素人風情ただよいまくる仕上がりですが、その点はくれぐれも寛容に受け止めていただきたく。冒頭の映像のところで私の目が泳がなくなっているところが、前回からの小さな成長です。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。どうぞ、ごひいきに。

2020-10-25

[共有]誰もが持っておきたいプロジェクトマネジメント基礎知識

勤め先で「プチ講座を開いて」という依頼があり、内輪向けに急ごしらえした(永遠の?)β版な感じではありますが、プロジェクト的な立ち回りに不慣れなビジネスパーソン向けに、プロジェクトマネジメントの基礎知識を概観するスライドを作りましたので、何か使えそうな機会がありましたら、ぜひお役立てください。 Slideshareにひっそり置いておきます。

誰もが持っておきたいプロジェクトマネジメント基礎知識

プロジェクトマネジメントの玄人の方におかれましては、あー今すぐここでこの人にプロジェクトマネジメントの何某かをさくっと教えなきゃいけないとかの場面に遭遇したとき、使えるスライドが1枚でもあれば、お役立ていただければと思います。あとツッコミどころがあれば、できれば優しい目をしてご指摘いただけますと幸いです。

追記:ちなみにFacebook上で共有したところ、PM百戦錬磨な熟練者からアドバイスをいただけたので、その点見直しています。既存スライドの文言を一部修正、またスライドを1枚、「プロジェクトマネジメントとは何か」の章立ての最後に追加した改訂版に、いまは上のリンク先を差し替えてあります(本当は下のVer3に変えたいんだけど、今のSlideshareのはVer2…)。

Additionslidec  

スライドの終わりにも断りを入れているとおり、9つの知識エリアの「コスト」と「調達」に言及がなく(急ぎ必要で、とりあえず目下の用件でははしょってもいけるのでそうしちゃったものの必須知識…)、またPMの方法論については計画段階に焦点をしぼっていて実行段階を含んでいないので不完全すぎるありさまですけども。

プロジェクトを始動する段階で、いろいろ足りなくて、そもそも何を決めてからとりかからなきゃいけないのかっていう認識合わせに一定の使い道を見出せればと思っている次第です。

そんな思いあって、そもそもな前段にわりとスライド枚数を割いているんですけれども、教える側じゃなくて、学ぶ側の当事者目線でいうと、私は20代半ばに転職したとき、PMの知識もスキルも空っぽで新しい職場に移って、ものすごいショックを受けたんですよね。自分が仕事できない人間すぎて、びっくりして。

その前の職場では、PM的なことを全然身につけていなくて、求められる機会もなくて、「あなたはどこいっても大丈夫よ、いろいろ気がついて立ち回れる人だし」とか持ち上げられて辞めたけど、次の職場に行ってみたら、まぁ全然使い物にならない。2~3ヶ月で気持ちは立て直したと思うけれど、6ヶ月くらいじんましんが出続けていました(気持ちを立て直しても、体はすぐに回復しないんだなって学んだのも、この時)。

そこに凄腕のめちゃめちゃ仕事できる人がいて、いろいろ観察学習できる環境だったので結果オーライだったのですが、いやぁ20代半ばのうちに身につける機会を得られて良かったなぁという思いが強くあって。ということで、これが誰かがPMの入門知識を教えたり、教わったりする何かに役立ったら嬉しいかぎりです。

2020-10-14

Youtube「キャリアデザイン講座」第1回を公開

勤め先のYoutube公式チャンネルで始めた「キャリアデザイン講座」の、前回(予告編)に次ぐ第1回を、そろり、そろりと公開しました。

今回も、自分で台本書いて、スライド作って、アニメーションつけて、ナレーション収録してって原価ゼロ円の超お手製ですが、頑張って作りました。頑張ってとか頑張ってないとか観る側には関係ないから!って、知ってますけれども、はい…。

今回は「そもそもキャリアって何なのか?」の前編です。なんか、そんなことをちょっと聴いてみたい折りには、ぜひ。

【これだけは知っておきたい】クリエイターのためのキャリアデザイン講座 #1

初回を公開したときの心のうちは、こちらにつらつら書きましたが…、もう同じアホなら踊らにゃ損損の精神です。心を強くもって頑張ります。

こちらお読みくださった方におかれましては、何かつらいことがあったときとか、これを見ると、こんな素人でも恥さらして頑張ってるんだから自分も頑張ろう!と思えるかもしれないし、後輩や仕事仲間とキャリア話するとっかかりの酒の肴にするとかに使えるかもしれないし、プロと素人のナレーションはこういうところで差が出るんですねって解説するときの素人例に使うとか、用途はいろいろクリエイトできるものですから、無駄と言わず、なにとぞ寛容におつきあいください。

社内もかなりアウェイなので、かなりタフな仕事なのですが、前回予告編を公開した際、今まさに求職中という方が見てくださって、大変ご丁寧なメッセージをいただいたので、それを励みに引き続き、続きの動画づくりにせっせと励みます。

オーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ではありますが、できるだけ親しみやすく、1本10分以内で気軽に見られるものを、2週間おきくらいのペースで共有していければと思っています。心を強くもって。うんうん。

2020-10-01

Youtubeで「キャリアデザイン講座」始める

クリエイター向けのキャリアデザイン講座を、Youtube動画として作って何回かに分けて配信することとなり、このたび勤め先の公式チャンネルの動画コンテンツとして「予告編」ぽい第0号を公開しました。

【これだけは知っておきたい】クリエイターのためのキャリアデザイン講座 #0

めちゃくちゃ手弁当というか、お手製というか。とにかく黙々と、自分で台本書いて、スライド作って、パワポにアニメーション付けて流してMP4形式で保存して、iPhoneのボイスメモでナレーション収録してってやっているので、そこはかとない素人風情を浴びせ続けてご視聴いただくのは心苦しいかぎりなのですが…(編集は、同じ部署のプロがやってくれています)。

ともあれ。中小規模の制作会社やエージェンシーで働くクリエイターさんとかだと、社内に人材開発やキャリア開発といった専門部署をもつところも少ないだろうし、なかなか改まってキャリアデザインの基礎的な知識を仕入れる機会がない方もいるだろうと思っていて、そういうテーマに気軽に触れられるコンテンツを作れたらなってことで起こしました。

私と直につながっている方だと不要かもしれませんが、自分の部下とか後輩とか、若手の仕事仲間とかで、これちょっと見てみたらいいかも?って思い当たる方がいれば、シェアしていただけたらと思います。

私のしゃべりは物足りなくとも、これに肉づけて皆さんでフォロー入れていただいたり、「林はこう言っているけど俺・私は、こう思うんだ」とか、この動画を肴(さかな)に意見交換していただいたり、何か使いどころがあれば、個人でも職場でも、ぜひご活用いただければと思います。

といっても、まだ「予告編」しかあがっていないからなんとも言えないかもしれませんが…。社会に出てからの大人向け&クリエイター向けを念頭において、肩肘張らずに見られる親しみやすいものを作っていけたらと思っています。中身的には特別新かったり斬新なことを言うものではなく、現代のオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識を、1本10分以内、2週間おきくらいのペースで共有していく予定です。

そんなの作っても誰も見ないだろ的な声も頭に響きながら、せっせと作り込む作業は、それなりにタフな仕事なのですが、とにかく自分なりにできるところまで、自分がやろうと思うことを、やるのだと、心を強くもって作っています。

結局、人の役に立たなければどうしようもないのですが、でも、これ一本作るだけでも個人的には収穫がありました。とにかく、話すプロの人ってすごいなぁっていうのを体験的に知ることができました。一語一語、上げるか下げるかだけで、こんなに印象変わるんだって、プロの世界を垣間見ることができ、日々ラジオを愛聴する身としては、ラジオで話す人たちへのリスペクトが膨らみまくりました。

頭とお尻以外は、私の絵はいらないだろうと思って、中盤は全部「スライド+ナレーション」の組み合わせにしたんですけど、話す姿なしのナレーションに絞ってみると、いやはやナレーションの下手さかげんが際立つ、際立つ。テイク1は、本当に聞けたものではありませんでした。あまりに下手すぎて、自室でひとり、ドン引き。

それで、とにかく、まずは、声を大きく出すところから始めようと。しかし何度録っても、自宅の狭い部屋の中では、十分な声量が出ない。これは、あれだ、この部屋で何度やっても無理だと見切りをつけ、会社に出勤して大きな部屋をとって、自分の身をそこにおいて、その部屋のサイズ感にあわせて声を出しました。すると、自分の部屋より、やっぱり自然と声が出せる。環境に左右される自分の動物性?を、すごく感じる体験でした。

それで何度か、通しで録っては録音を確認してみるのですが、そうすると自分の強調したいところが強調されておらず、強調したくないところが強調されて伝わるというナレーションになっていて、今度はこれに閉口。抑揚の付け方と、自分が伝えたいニュアンスが、全然合っていない。声に表情をつけてしゃべらないと、きちんと伝わらない、誤解されてしまう。

そんなわけで、なんやかんややり直してテイク12、収録が一人作業だったのが救い…。それでようやく、素人なりの精一杯を録音し、素材をそろえて編集をお願いする段に。これ以上は、素人が一日二日の練習でどうにかできるものじゃないなっていう妥協点が、そこだったということなのですが。

ここまでぜいぜいやって、やっと1本。一つひとつ手探り手作りではありますが、手軽に見られる尺で、何回かに分けて作っていきたいと思いますので、なにとぞ寛容な目で見守って、使えそうなところがあれば使ってください。黒歴史にならないことを祈りつつ、引き続き頑張ります。

2020-09-30

「Web系キャリア探訪」のスピンオフ的イベントに出演

月1連載しているWeb担当者Forum「Web系キャリア探訪」のスピンオフ的イベントに出演することになりました。10/21(水)19時から、1時間半のコンパクトサイズ。オンラインイベントなので、どこからでも参加可能です。

Web界隈の「私たちの働き方」コロナでどう変わった? どう変わる?

なかなか、外の会社がどういう感じでコロナに対応しているか、Web界隈の人たちが自分のキャリアについてどういうことを考えて活動しているか、膝つきあわせて情報・意見交換する機会って作りづらい状況かなと思うので、このイベントが、そういうテーマをワイワイ語らう場の一つになったらなと思っています。

当日は、連載第6回でインタビューさせていただいたインフォバーンの田中準也さん、いつもインタビュアしている森田雄さん、私の3人でお話しします。

田中準也さんは、現在インフォバーンの取締役。取材当時ちょうど50歳だったので、今は52歳かな。6社の転職経験をもち、事業会社とエージェンシーの立ち位置、アナログとデジタルの広告アプローチ、雇用される側・する側、広告・マーケティング・Webと広域の経験をインターネット黎明期から現場で積んでこられた方です。最近はマーケターキャリア協会を立ち上げて、理事としてマーケターのキャリア支援にも精力的に活動しておられて、非常に幅広いネットワークをおもちなので各社の動向にも明るいと思いますし、まだ小さいお子さん3人の子育てまっただ中でもあり、いろーんなテーマで相談できそうです。すごく気さくな方です。

森田雄さんは、マイクロソフトや、ビジネス・アーキテクツの要職を経て独立、現在はツルカメの代表取締役社長で、UXディレクターとして活躍中。と、ひと括りに肩書きをまとめちゃうともぞもぞするくらい、IA/UXデザイン、ユーザビリティ、アクセシビリティ…と幅広い領域に深く深く精通している方で、その専門性の全容を私は把握できていませんが、森田さんもネット黎明期から現場で経験を積んでこられた方。日本アドバタイザーズ協会のWeb広告研究会で幹事&人材育成プロジェクトも推進されていて、キャリア形成にも一家言をもつ方です。田中準也さん同様に経験値が半端ないのと、めちゃめちゃ頭が良くて、頭の回転が速いので、瞬発力を要する今回のイベントのトークも楽しみです。あと、私は以前から森田さんのことを「ピュアで、フェアで、コアを突く」人だと思っていて、なんか語呂がいいなと勝手に気に入っていたのですが、今までどこにもお披露目する機会がなかったので、ここにひっそり書き留めておきます…。

私は、、お二人の話をうまく引き出せる役割を果たせればよいのですが…、ともかく頑張ります。

テーマ的に、何かの正解を提言できるようなイベントではないですけれど、1人で考えこむより、何か人がしゃべっているのを聴いて、そうだ、そうじゃない、自分はこう思う、と考えを掘り下げていったほうが効率よく自己発見できることって多分にあると思うし、他社の状況を知って自社の特徴を知れるってこともあると思うので、そういう機会に役立ててもらえたら嬉しいなぁと思います。

オンライン開催ながら、3人はひと所に集まって話すので、テンポよくトークできるかなぁと思います。ご参加くださる皆さんの声をいただきながら進められたらと思っておりますので、テーマに関心をお寄せくださる方は、ぜひお気軽にご参加ください!

2020-09-24

「Web系キャリア探訪」第24回、頭で考えられる限界を心得る

インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第24回が公開されました。今回は、4人の子育てとお仕事を両立してこられたSprocket(スプロケット)コンサルタントの大野陽子さんを取材しました。

4児のママ! 仕事と育児を両立して、成長し続ける秘訣とは?

私は家庭をもたず子どももつくらずでやってきたので、当初は自分とまったく重ならない道を歩んでこられた方のキャリアの歩みを聴くような心もちで取材に臨んだ気がします。

でも、いざ取材が始まってみると、自分と同じ1996年に社会に出て働きだして、この四半世紀の世の中の変化にさらされながら、手探りでキャリアを形作ってきた、そのお話には親近感を覚えることもたくさんあって、おのずと自分のたどってきた道と重ね合わせながら、お話を伺うことになりました。

1996年に新卒1社目でお仕事されているときの話を伺っていたとき、自分の社会人1年目のことが思い出されたのですよね。自分も技術職とかでは全くなかったけれど、Filemakerでデータベースを作る必要があったので、本を片手にあれこれ手を加えたり、Filemakerのバージョンアップにあわせて複数のデータベースを連携させてみたり、そもそものベース知識が足りないと思って初級シスアドの教科書を買って勉強したり、ごそごそと素人なりにやっていたなぁと。

そういう中で、自分が(データというより)情報を扱うのが好きだとか、作業を効率化することとか物事を合理化したいタチだとかいうのに気づいたり。また何より、大人になると仕事でやりたいことをこうやって自分で勉強しながら(勉強したいテーマも、その勉強法も自分で組み立てながら)ものにしていくんだなぁという所作を覚えたのでした。職場に、それを当たり前としている大人たちがたくさんいたおかげです。

まぁ私の場合、そこからエンジニア力を究めようという気概も資質もなく、むしろこっち究めるのはまったく性に合ってないわーという気づきを得て、人材育成やキャリア支援のほうに舵をきるわけですが…。

いずれにせよ自分がどんな仕事に興味を示し、何を仕事にして社会の役に立っていきたいのかって、仕事をする中で体験的に手づかみで分かっていく、そういう社会人初期の自己発見ってあるよなぁ、なんてことを懐かしく思い出したりしました。

自分のキャリアをどうしたいかって、頭の中で想像したり計画立てるのはそこそこに、実際やってみて、自分がどう反応するか体に確認したほうが話が早いってことがけっこうある。

やってみれば、けっこうあっさり、これは好き、これは苦手、これは自分に合う、これは性に合わない、これは難しいけどもっと究めたいとかって、自分の体が自分の頭に教えてくれるものだったりして。それなら、とりあえずやってみるのが早いよなと。自分は仕事が好きなんだなぁっていうのも、当然仕事を始めてから気づいたし。

また一方で、これは記事の「二人の帰り道」にも書いたけれど、

早いうちからあんまり1職種の役割やスキル要件にこだわって、無駄なくその専門性を究めようとすると、経験の点がひと所に小さくまとまってしまって、年月を経て振り返ってみると表層的でつぶしがきかない仕事能力に留まってしまう罠ってあるよなぁ

とも思います。

特に若い時分は、早く何者かになりたくて、明快な肩書きをもって働くことに憧れ、一つの職種を掲げて、その職種を特徴づける役割・スキルを身につけることにこだわりすぎてしまうってことがあるかなぁと思うのだけど、そのリスクも頭の片隅に置いておいておきたいところ。

大野さんがいう

特定の分野の上級者を目指すよりも、どんな仕事もまんべんなくできる偏差値55を目指して幅広くスキルを身に付けることを意識していました

と幅をもたせる歩みも、当時のご本人的にはやむを得ずの面があったとしても、実はユニークで息の長い市場価値を育むのに、そういうアプローチは大変有意義なことだったりして。1つを究めるより、2つ3つ以上をかけ合わせていったほうが個人のユニークな価値は作りやすいものだし(1つだけの専門性で抜きんでるのは大変…)。長期的にみて、いろいろとつぶしがきいて豊かなキャリアを育みやすい王道はこっちだろうなぁと思ったりもします。

個人的には「ママ友の紹介で」ってくだりも好き。仕事の機会って、実はいろんなところにある。それに目をとめられるか、つかまえられるかも自分にかかっているところってあるなぁと。などなど、たくさんいろんなことを感じた取材で、彩り豊かな気づきが詰まっています。ご興味ある方は、ぜひ読んでみてくださいませ。

2020-08-27

「Web系キャリア探訪」第23回、やりたいことは1つに絞らなくていい

インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第23回が公開されました。今回はパナソニック株式会社コネクテッドソリューションズ社でPR、ブランディングを手がける鈴木恭平さんを取材しました。

キャリアの軸はPR。軸からスキルを広げてパラレルキャリアを見据えた働き方をしたい

新卒時から「終身雇用の発想はなかった」という鈴木さん、キャリア遍歴をたどるとPR会社→外資系PR会社→外資系事業会社のPR→日系事業会社のPRと、経験豊かなフィールドに片足を残しつつ、もう一方の足をコンフォートゾーンの枠外に一歩踏み出すようにして専門性を広げてこられた挑戦の軌跡が見てとれました。

自身の成長に貪欲であるとともに、それを社内外に役立ててもらおうという活動にも精力的で、会社の枠を超えた学びを「越境学習」と呼ぶのが仰々しく感じられるくらい、開放的な活動を当たり前のものとしている感じがしました。中途入社した先で人間関係を築いて社内に自身の知見をシェアしていくふるまいも、Web広告研究会などの業界コミュニティでの活動も頼もしいかぎり。

また、やりたいことを1つに絞る必要はないし、やりたいことは必ずしも「仕事でやる」ことを前提にしなきゃいけないわけじゃない。漫才をしたり、DJをしたり、プライベートも込みで自分がやりたいことを自分の人生の中でやっていく自然体のパラレルキャリア観が伝わってきた取材でもありました。ご興味ある方は、ぜひ読んでみてくださいませ。

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