2021-10-21

「Web系キャリア探訪」第34回、令和版の師匠・親方像を想う

インタビュアを担当しているWeb担当者Forum連載「Web系キャリア探訪」第34回が公開されました。今回は、1996年メルシャンに新卒入社以来、一貫して食・飲料メーカーの中の人としてブランドのクリエイティブを手がけてこられたサッポロビールの福吉敬さんを取材しました。

美大卒、「メーカーの中の人」という立場でデザインに携わる理由

新卒1年目でいろんな現場に修行に出されてプロの仕事を実地で覚え、メルシャンから出向した味の素で腕を磨き、4マス媒体からWebまでを取り込み、クリエイティブに留まらずブランド全体に関わっていく福吉さんの歩みをたどりました。

特にボージョレー・ヌーヴォーのブランドマネージャーとしてのお仕事は完全燃焼の感があって、自分の人生の中にこういう時空体験を持っているというのは、それ自体が素敵なことだし、その後の自分の支えにもなる、それとまた違うステージに自分を送りだす後押しにも好作用するんだろうなって思いました。

「いろいろやりたい」という旺盛な好奇心を、どう自分のキャリアの中で体現していったのかも読みどころだし、実際にいろいろやってこられたからこそ今、若手育成にあたたかく落ち着いた眼差しを向けられている感も味わい深く。

人材育成に関わるっていうのは、これという1個の正解がない、これまたものすごい創造的な活動なんですよね。しかも今の時代背景で、Webを含めたコミュニケーションデザインの分野ともなると、昔のやり方を踏襲してブラッシュアップを加えていけばいいという話でもなく、はんぱない創造性が求められる役割。

クリエイティブを扱う専門職の立場から、これまでのご経験をぞんぶんに活かしてどんなふうにご自身の師匠像を形作り若手育成に取り組んでいかれるのか、とても楽しみだし心から応援したいです。ぜひお時間の良いときに読んでみてくださいませ。

2021-10-19

大学の授業で「キャリアデザインする前に知っておくと良さそうなこと」を談義する

大学生向けにキャリアデザイン談話(といっても授業枠っぽいのだが)をしてみないかという話をもらった。勤め先のYouTube公式チャンネルにあげていた「クリエイターのためのキャリアデザイン講座」を見てくれた昔の勤め先の元同僚が、自身の担当する大学の授業で「あれのこういう部分」を学生にも伝えたいという。あれのダイジェスト的な感じでいいから!、そんな準備しないでいいから!という誘いで、私もあれの中から学生さんにシェアしたいこと、んー、再編集すればひとまとまりある気がすると思い、引き受けることにした。

私は学生時代、本当になにも進路の明確な希望をもっていない若者だった。なので、明確なビジョンある学生さんに何も言えることはないのだけど、私と同じように「就活の時期になったら就活やろうとは思うけど、別段これといった方向性を見出しているわけでもないしなぁ」という学生さんに、昔の自分に話しかけるようにシェアしたい考えというのは、わりとまとまったメッセージが作れそうな気がしたのだ。

それでまぁ引き受けたものの、すでにあるものをささっと再編集して対応できる性分でもなければ、力量もなかった。結局、収録前の週末に土日まるまる使って全動画15本その他から素材を整理し、構成を組み立て直し、スライドを作り直し、大学生向けの話のまくらを新しく起こし、自分が伝えるべきは何で、言うべきじゃないことは何なのかをぐるぐる試行錯誤。日曜の夕方ようやくまとまったが、収録を前にすでにクタクタに…。

話してみないことには、そして動画を見た学生さんからのフィードバックを受けてみないことには、意味あるものになるのかくだらないおしゃべりにつきあわせることになるのか見当つかぬところがあったが、とにかくこの、日頃つきあいのない大学生に向けて自分が限られた時間に何を届けるかというシナリオへの落とし込み過程は、あぁ生きてるって感じがして良かった。地味な性分である。

視聴する学生の数は300人近いという。学部もいろいろ、学年もいろいろ。最初は、学生さんに直接会って話せると一番なんだけど…と思っていたが、実際やってみると、90分間の授業、300人近くを前にして、あのテンションで話せる気がしないし、結果的に良かったんだろう。そもそも収録だったから実現した授業のたてつけでもある。

内容は、自分のキャリアについてを話のまくらにもってきて、自己紹介兼ねつつ、自分の「あくまで社会に出て仕事経験を積みながら自分のやりたいことを発見して、節目節目で舵取りしてきた遍歴」をシェアしつつ、どういうふうに自分なりのやりがいをもって「のら人生」を歩んできたか、インプットとアウトプットを重ねてきたかを提示する(まくらと言いながら、ふとん級に幅広で丈が長くなった…)。

その後、それと連関させるようにして、「キャリアとは何か?」「キャリアについて考える意味はあるのか?」「やりすぎ注意!のキャリアデザイン」「(自分にとって)望ましいキャリアとは何か?」につないで、「私のケース」と「キャリアデザインする前に知っておくと良さそうなこと」を反復的に頭の中で結びつけて知識定着させていくような話の作りにした。

ちょっと時間オーバーしちゃって、元同僚には編集にお手数かけてしまったけれど、すごく話しやすく導いてくれ、今回のお話をくれたことにも感謝。「マリちゃんは、一人喋りより聴衆がいた方が映える」という動画編集後のフィードバックにも、確かにしゃべりやすかったなぁという思いを抱く。きわめて動物的なんだよな、私は。

あと最近わりと真剣に成人発達理論を学んでいて、そこにわりと自分がずっともやっと抱えていた問題意識をシャープな言葉で示したエッセンスが詰まっているので、意識的にそういう知識も足場にしながら、自分のもつバイアスをもっとえぐり出して、それぞれの現場で自分がどう働き仕えるべきなのかの質をあげていけたらいいなと思う。すごく難しいけれど、なかなか登りがいのある山だ。

2021-09-02

「Web系キャリア探訪」第33回、社会の”当たり前”をアップデートする仕事

インタビュアを担当しているWeb担当者Forum連載「Web系キャリア探訪」第33回が公開されました。今回は、生まれつき全盲の辻勝利さんが中学時代にコンピュータを使い始め、1995年にインターネットにつながって、Webのアクセシビリティエンジニアとしてキャリアを積み、ミツエーリンクス、コンセントなど経て、今月からクラウド人事労務ソフトの「SmartHR」に参画するまでの道のりを取材しました。

障害者に「やさしい」は不要。アクセシブルが当たり前の世の中に変えたい!

いち早くコンピュータを使って「点字ではなく、文字で」読み書きコミュニケーションする手段を取り入れ、いち早くスクリーンリーダーを介して「文字を聴く」情報のインプット手段を取り入れてこられた辻さん。

コンピュータやインターネットが普及する以前から今日に至るまで、さまざまな制約に直面してこられた。けれど、その課題に対して受け身をとるというのではなくて、Webアクセシビリティエンジニアとしての職業的専門性を磨き上げ、真っ向から挑んできたことに敬服します。

視覚障害による制約って、視覚障害の側に問題をおくのではなく、それが制約になる社会環境のほうに問題をおいてとらえたほうが、いろんな人が課題解決に参画しやすいと思っていて。前者だと、どうしても医学とかに素人発想で偏っちゃうんだけど、後者の社会環境のほうなら、いろんな立場の人がいろんな切り口で、いろんな階層で手をくわえていって、大小さまざまの問題を軽くしたり無くしたりできるイメージを持っています。

また、例えば視力が低い人ってことで考えると、眼鏡やコンタクトなしで外に出歩くのは危険すぎるって人が現代はたくさんいると思うけれど、それでも大きな支障なく生活したり仕事したりできているわけで。技術って、その進化をうまく取り入れて社会をアップデートしていけるのがいいよなという思いがあります。

それがまた、コンピュータ、インターネット、Webっていうお膳立てあるところで仕事している職業に就いているんだったら、その「アクセシブルな社会を実現できる」って原点的な3種の強み、3層の厚みを生かさない手はないというか、封じ込めるのはナンセンスだよなと、そんなふうな思いがあって。そういう思いを、それぞれの持ち場で職能を磨いて、きちんと社会に実装していけるといい。

辻さんはその先頭で、奮闘している。クライアント案件にとどまらず、官民共同の研究会活動やオープンソースプロジェクトなど、活動領域も多岐にわたり、今月初めにはSmartHRに転職。受託サイドから事業会社に身を移して、自社プロダクトを普及させて「社内システムはアクセシブルが当たり前の社会を作っていく」というミッションを掲げています。

もはやコンピュータ、インターネット、Webを使うのが当たり前になった世の中で、視覚障害ある後輩たちが、当たり前に単独で人事労務の諸手続きや確認ができ、本業に集中できる環境づくりに邁進。ぜひお時間の良いときに読んでみてくださいませ。

2021-07-29

「Web系キャリア探訪」第32回、よそ者の価値創造

インタビュアを担当しているWeb担当者Forum連載「Web系キャリア探訪」第32回が公開されました。今回は、新卒で朝日広告社、その後ツナグ(さとなおさんの丁稚奉公)を経て、現在は都内マーケティング支援会社BICPと、岩手県住田町(すみたちょう)の地域おこし支援活動を掛け持つ伊藤美希子さんを取材しました。

「二足のワラジスト」岩手と東京でパラレルワークする理由

何はともあれ、リンク先にとんで「住田町の上空写真」を見ていただくと、うわーっという開放感に満たされます。住田町は林業の町。山があり、川が流れ、町がある。しかし「町」といったって、岩手県といえば北海道の次に大きな都道府県。「住田町」の面積を調べてみると、東京23区の半分くらいはある広大さです。そこに人口5,000人。鹿、熊、ちょっと人がいると言っていたような…。

二束わらじを始めた当初は東京と岩手を行き来していましたが、のちに岩手に移住。その上、今年6月にはBICPの住田オフィスも構えられました。確か、もとは魚屋さんだったところを住田町の方が改築してくださったのだとか。住田オフィスの写真からも、魚屋さんだった面影が感じられます(とくに奥のほう右手)。

住田町の皆さんも、伊藤さんご自身も、伊藤さんの「よそ者」というユニークさを健やかなまなざしで認めて、活かして、手を取り合って住田町の地域おこしに取り組んでいる様子が伝わってきました。

私も言わば「よそ者」、そばにいる支援者として、当事者の輪から一歩外に出たところにいながら、どう別の専門性をもちこんで部外者ならではの貢献ができるものか思案しながら仕事してきたので、個人的にも共鳴するところが多くありました。

学生時代から関心があったという社会活動に、伊藤さんがどういう経路をたどってたどりついたのか。自分が意味を見出すところに、通りの名前などついていなくても、いい意味で「行き当たりばったり」の直観を大事にして、自分で道を拓いてこられた自然体の歩み、ぜひお時間の良いときに読んでみてくださいませ。

2021-06-17

「Web系キャリア探訪」第31回、自分の専門領域に垣根を作らず

インタビュアを担当しているWeb担当者Forum連載「Web系キャリア探訪」第31回が公開されました。今回は、阪神淡路大震災直後の1995年春に、当時大阪に本社を構えていた大手通販フェリシモに新卒入社し、四半世紀にわたって1社でキャリアを積んでこられた市橋邦弘さんを取材しました。

「新しいことが好き」新卒入社して25年、転職せずに仕事を続ける理由

90年代のECサイト立ち上げに始まり、デジタル広告、マーケティング、システム開発と、技術的にできることが増え、業務もシステムも高度に複雑化していく中でも、自分の専門領域に垣根を作らず横断的にキャリアを積んで、同社のEC事業拡大を率いてこられた市橋さん。

現在は自ら手を挙げて新規事業開発へ。1企業の枠を超えた物流改革への挑戦を心から楽しんでおられるのが、画面ごしにも伝わってきました。また部下を率いる立場を離れ、1プレイヤーとしての活動を再び堪能しておられるようにも感じられました。

それから。自分がいよいよ社会に出るというタイミングに、世界が、自分の暮らす国や地域が、どんな情勢にあるかは本当に様々だし、個人ではどうにもならないところも多分にある。たまたま、どこにあたるか。大不況期ということもあれば、大災害に見舞われる、世界的な疫病の流行にあたる、そして戦争や紛争のもとにいる人たちだって、たくさんいる。今回はそういうことに思いめぐらす取材の帰り道でもありました(オンライン取材だったけど…)。ご興味ある方は、ぜひお時間のあるときにご一読くださいませ。

2021-06-04

Era Web Architectsの動画が、WD ONLINEの記事に

"Era Web Architects"というプロジェクトの一環で、今年の1月にオンライン番組でお話ししたときのダイジェスト版が、マイナビさんの「WD ONLINE」で記事(文字)になりました。動画でずたぼろだった私のおしゃべりを良い感じにそぎ落として、まともにしゃべれているふうに仕上げていただいています。感謝、感謝です。

人の個性化を支援したい丨WD ONLINE

今週はけっこう仕事が立て込んでいて、社内でもひとまとまりのお話を多くの人に1時間もらって伝える機会があったり、久々クライアントさんからも相談がまいこんで、向こうさんがたくさんいるオンライン商談に臨んだりとか。もろもろ乗り越えての金曜の夕暮れどき(窓の外は嵐だったが)。

Era Web Architects発起人の坂本さんから「記事を公開しましたよ」との報を受けて、(少し前に原稿をもらって校正もしていたんだけど)改めて公開された記事を読んでみて、なんだか遠い昔の自分が、今の自分を励ましてくれているような感じがしました。

時々、少し前のこと、ずっと前のことを振り返ると、そこからずいぶんと時間が流れ、距離は遠のき、自分は今ここにぽつんといるという認識をあらたにします。

時間が止まることはなくて、時が止まったまま何かがさして変わらぬまま維持できているかのように思うのは錯覚で、流れた時間のぶんだけ、すべては私の見えないところで移ろっているんだよなと。それに抗わずに受けいれて、生きていくのが生き物のさがじゃのと思う次第です。

2021-05-20

「Web系キャリア探訪」第30回、開放的に自己認識を塗りかえていく

インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第30回が公開されました。今回は、クラウド会計ソフトで躍進するfreeeのUXデザイナー、伊原力也さんを取材しました。

アクセシビリティでの成功事例を作りたい! 自ら手を挙げて切り拓いてきたキャリア観

伊原さんとは、彼の前職ビジネス・アーキテクツ時代から10年来の知り合いなのですが、高校生の頃から今日までの歩み、転職の背景、行動指針の変化など、今回ほどじっくり伺うのは初めてのこと。いつも密度の濃いぃ話を聴かせてくれる伊原さんですが、今回の取材ではそれを堪能できました。

「自分のことを暗に、~と規定していたのかもしれない」とか、「~としてはバリューを出せなかった」とか、自分のことを内省的に、別の言い方をすれば開放的にとらえている発言がちりばめられていて、こういう自分へのまなざしをもっていることで、人って大きくなっていけるんだなって思いました。

一連のお話を通して、「自分とはどういう人間か」という自己認識を、いろんな人と出会い、いろんな経験を積みながら塗りかえてこられたことが、すごく伝わってきたんですよね。

自分が何に向くのか、自分はこれが得意、これは苦手、これをやりたい、これはやりたくないという枠組みについて、健全な懐疑心が働いていて、勝手な思い込みで、へたに自分の可能性を閉じてしまわないように開放的に生きている感じが素敵だなと思いました。

そうしてリデザインが必要と認めたときには、自分の居場所を変え、役割を変えてこられた。その決断力や行動力にも頭が下がります。ご興味ある方は、ぜひお時間のあるときに読んでみてくださいませ。

2021-05-19

YouTube「キャリアデザイン講座」第14回を公開(プロティアン・キャリア)

勤め先のYouTube公式チャンネルで「キャリアデザイン講座」第14回を公開しました。今回が最終回。変化に富んだ時代、変わり続けることが大切とダグラス・ティム・ホール教授が説く「プロティアン・キャリア」をテーマに。ご興味ありましたら、覗いてみてくださいませ。

【クリエイターのためのキャリアデザイン講座14】(プロティアン・キャリア)

予告編も含めると全15本。昨年9月から週2ペースで、10分動画を作ってはのせ作ってはのせしてきて、なんというか、いや、すみませんでした…というか。かなり細っこい体制でせっせこやってきて、動画コンテンツ作成という面ではなかなか「回ごとに良くなっていくね!」みたいなことなく今日に至ってしまったというか、私の心臓だけいくらか強くなってここまで来てしまった感が否めませんが…。

この間、とても良い内容なので会社の研修の参考にさせてもらってもよいかってメッセージくれた方がいて、どれだけ救われたことか…。無意味ではなかった、、と自分をなんとか許せる助け舟。ありがたすぎた。

今後は、長くネットの片隅に置いておくことで偶然にも誰かの目に触れ、万が一にも誰かの何かの良いきっかけに働くことがあればと願ってやみません。

この先はもう少し具体性が高いテーマにフォーカスをあてて、社内のメンバーに役立ててもらえるナレッジマネジメント推進、求職者・求人企業が使えるコンテンツ作りに、縁の下の力持ちとして貢献していければと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。

2021-04-28

YouTube「キャリアデザイン講座」第13回を公開(キャリアの市場価値)

勤め先のYouTube公式チャンネルで「キャリアデザイン講座」第13回を公開しました。今回のテーマは「キャリアの市場価値」について。

【クリエイターのためのキャリアデザイン講座13】(キャリアの市場価値)

いくら鮮明に自分のやりたいこと、できること、譲れないことを分析できても、それが労働市場で求められるものでなければ仕事として成立しない。ということで、市場価値の探り方などご紹介しています。ご興味ありましたら覗いてみてくださいませ。

なんというか、ここまで作ってきて改めて、台本づくりの奮闘に対して、絵づくりがひ弱すぎるなと痛感するわけですけれども、ともかくここまでやってきまして、次回で最終回とします。

「キャリアデザイン」という抽象度をテーマにずーっと続けていくことには意味を感じないので、これはこれでおしまいにして、また別のコンテンツづくりとか、組織内のナレッジマネジメント推進的なこと、会社内の編集業や構成作家的な役まわりを果たせるように縁の下で頑張りたいなと思います。今後とも、ごひいきに。

2021-04-14

YouTube「キャリアデザイン講座」第12回を公開(キャリアの棚卸し)

勤め先のYouTube公式チャンネルで「キャリアデザイン講座」第12回を公開しました。今回のテーマは「キャリアの棚卸し」について。

【クリエイターのためのキャリアデザイン講座12】(キャリアの棚卸し)

自分の好きなこと、嫌いなこと、やりたいこと、やりたくないこと、得意なこと、苦手なこととかって、なかなかズバリとは言えないし、全容を把握しきれていないもの。また実際の自分というより、こうありたいという理想の自分像にゆがめられて認識しているケースも少なくありません。

そこで自分の実像に迫る自己分析アプローチとしてご紹介するのが、今回のキャリアの棚卸し。過去の自分の経験を振り返って、どんなときにどう思ったか、何を好み何を嫌ったか、何を楽しみ何にうんざりしたか、何を選んで何を選ばなかったか。何を身につけて、どんなふうに自分は変わったか。そうした自己理解を掘り下げていく段取りをご紹介しています。

会社で新卒5年目向けとか30歳向けとかでキャリア研修を行っている場合、キャリアの棚卸しがプログラムに組み込まれていたりするんじゃないかと思いますが、そういう機会なかったな、ちょっとここらで振り返ってみようかなという方は、転職するしないとかに関わらず、ぜひ活用いただければ幸いです。

ちなみに私は、キャリアカウンセラー資格をとるときに受講した講座の中で1回(20代半ば)、あと親会社主催でグループ各社の30歳社員を集めて行うキャリア研修みたいなので1回(30歳)、わりとがっつりやる機会がありました。個人的には去年も結果的に近いことをやった感あり(44歳)。それぞれに発見がありました。

が、真剣にやると疲れるし、やり始めるの億劫だし、時間もとるのは確か。会社の仲間でとか、同業者の寄り合いでとか、数人で集まって半強制的にやらねばな場を設えてやるのもありかと。ご興味あれば、ぜひ覗いてみてください。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、今の時代感をつかみながら、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。2週間おきで更新していますので、どうぞ、ごひいきに。

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