2021-02-25

「Web系キャリア探訪」第28回、キャリア自律のお手本

インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第28回が公開されました。今回は1990年に日本航空に入社して勤続30年。JALのWebサイト・サービスを構想し、チームを作り、メンバーを率いて運営してこられた山名敏雄さんを取材しました。

新卒入社して30年。経営破綻を経験しても転職しなかった理由

総合職として入社して、ジョブローテーションで90年代には成田空港での接客業務も経験。ただ30年を振り返ると、確かにJALのWebサイト・サービスを形づくる中核人材として活躍してこられた骨太なキャリアが窺えます。

自分の仕事領域を自身で絞り込みすぎることなく、組織の意向と自分の意向をうまく重ね合わせながら歩んでこられたんだろうなぁと思います。

組織をへたに「自分のスキル獲得に使う場」という用途だけに矮小化して捉えてしまうと、広がる可能性も限定的になりかねない。

「自社のシステム開発を取り仕切るような仕事をしたかった」という思い、「JALという会社が好きだった」という思い、こういう気持ちをこそ大事に意思決定していくことで広がっていく自分の可能性って、あるんだろうって思います。

1社に30年勤務してこられたからこそ力強く伝わってくる、山名さんの自律的なキャリアの歩み。ご興味ある方は、ぜひ読んでみてくださいませ。

2021-02-24

YouTube「キャリアデザイン講座」第9回を公開(自分の仕事能力を分析)

勤め先のYouTube公式チャンネルで「キャリアデザイン講座」第9回を公開しました。今回のテーマは「自分の仕事能力を分析」。

【クリエイターのためのキャリアデザイン講座9】自分の仕事能力を分析

キャリアデザインの足場づくりとなる自己分析の中でも「自分がやりたいこと」と同等か、それ以上に要となるのが「自分ができること」、いわば自分の提供価値。

ということで、まずは能力を「基礎力」と「専門力」に大別して構造を把握。その後、とくに言葉にしにくい「基礎力」にフォーカスして、これのブレイクダウン(言語化)を試みる10分動画です。クリエイターのためのって言うんだったら「専門力」フォーカスなんじゃないの?って感もありますが、「基礎力」こそ死角になりやすいかなということで…。

ざっくりですが、一つでも能力を整理する言葉を拾って、アピールできる強み・克服したい弱点の整理に使ってもらえたら嬉しいです。

あと「予告編」含めて10回目にもなったので、今回は冒頭に、これまでどんな話をしてきたのかざっとおさらいを入れてから本編に入りました。興味ある回があれば、そちらも見てみていただければ幸いです。

「パワポで手作り」感がはんぱない家内制手工業で、こんな回数重ねてしまいましたが、見るだけでなく使ってもらえる動画づくりの努力は見受けられます、努力は。

あと冒頭の映像は、前回の反省を活かして首まわりがすっきりしたものにしたので、スッキリ感やや増しのプチ改善を果たしています。

なんだかもう長いこと、あれこれの仕事の締め切りを抱えて週末も祝日も関係なく8月最終週の小学生みたいな心もちで過ごしている気がしますが、そうこうしているうちに春がやってくるかなぁ。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、今の時代感をつかみながら、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。2週間おきで更新していますので、どうぞ、ごひいきに。

2021-02-22

Webサイトをつくってきた人々の写真展「Era Web Architects」会期まぢか

3月9日、Webサイトをつくってきた人々の写真展「Era Web Architects」が始まるそうだ。その週末14日までの6日間。以前ここに書いたけれど、恵比寿のギャラリーに自分の写真が飾られるというのだから、それなりに長く生きていると、おかしなことが起こってくれるものだ。偶然にも会期初日は、自分の誕生日でもある。

会期:3月9日(火)〜14日(日)
時間:11:00~19:00(最終日のみ17時まで)
会場:HIROSHIGE GALLERY(弘重ギャラリー)

いまだになんで自分が混じっているのか理由はわかっていないのだけど、写真展の被写体になるなんて今回かぎりだろうから、とにかくありがたく、またプロの写真家の作品展として、私も会場に足を運んで観賞させてもらうつもり。

なのだけど実際問題、自分の写真がどうなっているのかは皆目見当がつかない。とりわけ、この写真が撮影された昨秋など、私が観る私は「色彩を持たない多崎つくる」の彼そのものだった気がして。

人々はみんな彼のもとにやってきて、やがて去っていく。彼らはつくるの中に何かを求めるのだが、それがうまく見つからず、あるいは見つかっても気に入らず、あきらめて(あるいは失望し、腹を立てて)立ち去っていくようだ。彼らはある日、出し抜けに姿を消してしまう。説明もなく、まともな別れの挨拶さえなく。温かい血の通っている、まだ静かに脈を打っている絆を、鋭い無音の大鉈(おおなた)ですっぱり断ち切るみたいに。

腕利きの写真家が、こんな彼を相手に撮影をしなければならなくなった場合、どう写そうとするのだろうかなと。終始おだやかに対応くださって、撮影は早々に終わったのだけど、実のところひどく困らせていたかもしれない。これをどうせぃというのだと。こういう写真展の場合、被写体を2〜3割増しに見せようというよりは、きっと実態をそのまま写しとろうとするんだろうかなぁという気もするし。

とすると、私の写真だけ壁が写っていたりして…などと妄想。それはそれで没個性を通り越して個性的な作品になれるかもしれない。タイトルは「空っぽ」。

まぁおそらく、足を運べばちゃんと自分の姿を認められるのだろう。ただ私は昔から芸術というものを観る眼がないので「自分が写っているな」としか思えず、その意味で自分の空虚を感じ取って帰途につくだろう現実的な予測はある…。ただ他の皆さんの写真は、人物そのもののオーラがものすごいので、私にも何か受け取れるものがありそうで、そこはちょっと期待してしまう。

あれから数ヶ月経ち、彼は「巡礼の年」を経て、確かさを確かめながら、前を向いて歩いている。

おれは内容のない空しい人間かもしれない、とつくるは思う。しかしこうして中身を欠いていればこそ、たとえ一時的であれ、そこに居場所を見いだしてくれた人々もいたのだ。夜に活動する孤独な鳥が、どこかの無人の屋根裏に、昼間の安全な休息場所を求めるように。鳥たちはおそらくその空っぽの、薄暗く静まりかえった空間を好ましいものとしたのだ。とすれば、つくるは自分が空虚であることをむしろ喜ぶべきなのかもしれない。

そろそろ45歳。これで生きていくしかないのだし、これとうまいことやっていくのだ。足るを知り、自分とともに過ごしてくれた人たちへの感謝と、あたたかい気持ちはずっと絶えない。この気持ちがここにあれば、こんなにあったかく、ここにあり続けてくれるなら、この先も豊かにやっていけるかなと思う。

どこまでも美しいかたちの入れ物になればいいんだ。誰かが思わず中に何かを入れたくなるような、しっかり好感の持てる容器に。

村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、きっと読むべくして読んだんだろうな。

2021-02-10

YouTube「キャリアデザイン講座」第8回を公開(エキスパートへのキャリアパス)

勤め先のYouTube公式チャンネルで「キャリアデザイン講座」第8回を公開しました。今回は、すでに見習い期間を経て一人前として活動しているクリエイターの方に向けて「エキスパートへのキャリアパス」を3段階に分けてご紹介。各ステージの説明に照らし合わせながら自分の現在地を確認→次の目標を具体化する一助になれば…という試みです。

【クリエイターのためのキャリアデザイン講座8】エキスパートへのキャリアパス

やっぱり台本作りにうなりまくっている間に時が経ち、スライド作ってナレーション録ってアニメーションに仕立ててっていうところがどどどどーっとなってしまう。

一年ちょい前にここに書いた話の中で載せた「熟達レベルによって、適した学習アプローチって変わってくる」って図もスライド(というか動画)に入れ込もうかと思いつつ、あまり情報密度が過剰すぎてもいけないのかとも思い巡らせているうち待ったなしに、結局セリフ頼みにしてしまった。なかなか、いろいろ、難しい。

「クリエイターのための」が甘いのも相変わらずで、引き続きの課題。前回も今回も、一歩進んで二歩下がった感ということは、前々回から二歩下がってる?気がしないでもないけれども、とにかく、相変わらず、せっせと作っております。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、今の時代感をつかみながら、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。2週間おきで更新していますので、どうぞ、ごひいきに。

2021-01-29

Era Web Architects オンライン番組に出演して撃沈の巻

以前ここに書いた"Era Web Architects"というプロジェクトの一環で、オンライン番組に出演することになり、それが昨晩(1/28)ライブ配信されました。 21時から1時間半くらい。

Era Web Architects オンライン #16

30年くらい寝かせたら、あるいは面白おかしく観られるかもしれないということで、一応ここに残しておくのですが…(ココログあるかしら)。いやはや、かように人はおしゃべり下手をふるまえるものか…という話し下手っぷりを披露してしまい、穴があったら入りたい。こんなに、こんなに私は話し下手だったのか…という自覚をあらたにして床につきました(それでも熟睡できるのが私の強み)。

ライブ配信終了後、まぁすぐに眠れるものでもないしなと反省がてら、一通り1時間半の自分の話をYouTubeのアーカイブで聴きなおしてみたのですが、ダメダメなのは分かりつつも、具体的な改善策が見いだせない。準備もしたし、当日も精一杯やったけど、これが自分の力量なのだとしか言いようがなく、今からやり直したからといって何かものすごくパフォーマンスが改善されることは望めないのだということを受け止めざるをえず、打ちひしがれて床についたのでした(それでも安眠できるのが…)。

一夜明けて、改めて、目が覚めてみてもやっぱり昨日のしゃべりはひどかったなぁと思う次第なのですが、まぁとにかく偉人の中にひとり凡人が入ったことによって、やっぱり他の皆さんはすごいんだ感が少しでも演出できれば意味もあるというものです。

ここでゲストに登場する面々は、ネットに出合い頭、世界が変わる!これは面白い!とびびびっと来た方が大半かと思われ、これを観ている方で90年代まだ小さかったり、まだ生まれていなかったという方は、そういうものかと思うかもしれないけれど、んなこたぁないのだと。当時その場に居合わせても私のようにぼんやりインターネットに触れだして、じわじわインターネットすごいーと思っていった一般人だってたくさんいたのだと。びびびっと来た面々というのは、研ぎ澄まされた先見性の高さあってこそ、びびびっとしたのだということを、私を混入させることによって共有できればと思います。

お話はダメダメだったのだけど、個人的には、当日までにけっこうな内省時間をとって自分の古き頃の振り返りができ、自分がいかに環境に、人に、良き影響を与えてもらって今ここにたどりついているのかが改めて認識できたので、非常に良い体験でした。

特に今の会社に入ってからのここ16年の振り返りというのが、なかなかできていなかったなと思いました。2005年以降を今回丁寧に振り返ってみまして、すると「あの時、あの人にこういう形で育てられていたんだ」という日常に埋まっていた影響を浮き彫りにでき、また「私があの人を好きなのは、こういう人間的深みをあのときに読み取っていたからなんだなぁ」という気づきもふんだんに得られました。これは個人的にものすごく良かったです。当時もふんわりとは思っていたのですが、今回手元ではそういうことをたくさん文字にして言葉にできました。

そういう意味では、よかったんだね、そっかそっか、そりゃよかったねってことで、どうか、どうか、ご勘弁ください…。

その掘り起こしの中から当日話題に挙げられたのが1割もないのはナゼなんだぜって感じなんですが…、いい掘り起こしの機会をいただいたので、自分の中でそれをまた豊かに血肉化しつつ、また折に触れブログなど文字にしたためてシェアしていけたらいいかなぁと思います。

ブログはほんと、私が何十時間かけて1エントリー書こうと人に迷惑かけないし、しゃべりの下手さで相手をいらいらさせることもなく、非同期コミュニケーションツール最高!文字媒体の懐の深さよ!ブログという仕組みに感謝、感謝であります。役立ったツールに「ココログ」あげる人もなかなかいないわよってなもんでしょう、そうでしょうそうでしょう。

ちなみに2021年1月現在「円グラフ 帯グラフ」ってぐぐろうとすると「使い分け」ってサジェスト表示され、これで検索結果トップに私のブログが来るという話題を披露しましたが、「セブンプレミアム 柿ピー」とぐぐろうとすると「メーカー」ってサジェスト表示され、ここでも「柿ピーのウラ面を読む」という私のブログが1ページ目のけっこうなところに出てきて、むふふと思ったりします。こうして、ただの一市民が書いたちょっとした文章が、こんなテーマで検索した人と世の中の隅っこでつながってシェアされる面白み。

専門家でない私にとってのインターネットは、やっぱり一市民として恩恵を感じいるところが一番で。それは90年代デジタルハリウッドで働いていたときに杉山先生が語り聴かせてくれていた、みんながデジタルの力をもって創るってことをするようになるんだって世界の、その体現者として今自分もあるということでもあって、それをすごく感慨深く思うのであります。

そんなわけで、そういう一市民の混入を、箸休め回としてご堪忍いただければ幸いです。もしアーカイブでお聞き流しいただける奇特な方がおられましたら、何とぞ1.25か1.5倍速くらいにしてご視聴くださいませ(いらいら軽減策として有効かと)。

坂本さん、郷さん、そして貴重な時間をご視聴に割いてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

2021-01-27

YouTube「キャリアデザイン講座」第7回を公開(プロへのキャリアパス)

勤め先のYouTube公式チャンネルで「キャリアデザイン講座」第7回を公開しました。今回は、プロフェッショナルへのキャリアパスを下敷きにして、それと照らし合わせながら自分の現在地を確認したら、自分の次の一手を明らかにする一助に使えるんじゃないか?を試みる10分動画を作ってみました。

【クリエイターのためのキャリアデザイン講座7】プロフェッショナルへのキャリアパス

クオリティ的には、、一歩進んで二歩下がる感もありつつ、引き続き手作りしております。

今回も台本作りにうんうんうなりまくっているうちに、ぎりぎりになってしまって、スライド作りやらナレーション収録やらは最後にどどどーっとやる感じに…。ここを改善するのと、「クリエイターのための」クオリティを上げるのが目下の課題。

あと、ちょっと息ふきかけちゃっているような音が入っちゃっている反省と。首まわりすっきりした服を着ていないと、つまった感すごいんだなっていう学びもあったので、今後はすっきりした格好で撮影しようと。そういうちょぼちょぼした改善を図りながら、引き続きがんばります。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、今の時代感をつかみながら、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。2週間おきで更新していますので、どうぞ、ごひいきに。

2021-01-14

「Web系キャリア探訪」第27回、体系化より個別化

インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第27回が公開されました。今回は2000年から20年にわたって「花王のインターネット活用」を最前線で率いてこられた板橋万里子さんを取材しました。

花王でインターネット一筋20年。時代の変化を無理なく楽しむ仕事観

テレビCMの制作会社、日本マクドナルドを経て、2000年に花王に入社。以来20年間ずーっとずっと、花王のインターネット活用をテーマにキャリアを積んでこられた板橋さん。

数多くの多様なブランドを擁し、日本を代表する企業である花王で、絶え間なく進化していくインターネットをどう活用していくかを前線で考え続け、社内の専門家チームとして会社を引っ張っていく立場に立ち続けてこられたとあって、転職せずとも常に周囲の環境、自分の役割が変わり続け、チャレンジする機会に事欠かなかったキャリア変遷がうかがえました。

コーポレートサイトを作ったり、デジタル広告を活用するところから始まり、全ブランドのサイトを作ったり、花王のWebサイトのガイドラインを作ったり、自社のコミュニティサイトを立ち上げて運営したり、ソーシャルメディア活用を推進したり、動画マーケティング、SNSマーケティングと。

ただ、それぞれ流行にのって手を出すというのではなく、インターネットの発展とともに登場してくる新たな概念、手段、ツールやサービスをいち早くキャッチアップしては、まず自分で使ってみて、どんなものか自分の実体験を通じて理解することを怠らない。そして「花王でどう使えるだろうか」と問うて、考えやアイデアを膨らませるという基本所作を、着実にやり続けてこられた。丁寧に、真面目に、真っ当に、自分の手元で続けてこられたことが何より尊いことだよなと敬服しながら、お話を伺いました。

また若手の育成に関しても、へたに新人の育成方法を統一・体系化しようとするのではなくて、一人ひとりを丁寧にみて関わっている様子が伝わってきて素敵だなぁと思いました。

板橋さんは、以前この連載にご登場いただいた廣澤祐さんの初代上司にあたる方。本当に花王の方にお話を伺うと、真面目さ、真っ当さにこそ魅了されます。

なんてったって私、廣澤さんの取材で、本当にいい会社だなぁと思いまして、以来キュレルのボディシャンプーを使い始めました、はい。ボトルの後に詰替え用にも手を出しまして、もう安泰な客となって、めでたし、めでたし。ご興味ある方は、ぜひ読んでみてくださいませ。

2021-01-13

YouTube「キャリアデザイン講座」第6回を公開(自己分析の方法)

勤め先のYouTube公式チャンネルで公開している「クリエイターのためのキャリアデザイン講座」、このたび第6回を公開しました。今回は、けっこうポピュラーなWill、Can、Mustの3つの切り口から自分について掘り下げるアプローチをご紹介。

【クリエイターのためのキャリアデザイン講座6】自己分析の方法

なかなかどうして「クリエイターのための」っていう掘り下げが甘いなぁと毎度反省しながら昨年末まで動画を公開し続けていたのですが、今回はいくらか濃度を高めて公開できたか…というところ。今年は回を重ねるごと濃度アップを図っていきたい。

年末年始にもっと作りためておければ良かったのだけど結局、この第6回を仕上げるので精いっぱい、台本作るまでで1月4日の仕事始めを迎えてしまった…。あーでもないこーでもないと書いたり消したり書き直したりしているうちに年が明け、あれを削いでこれを削いでと10分のお話にまとまったときには休暇が明けていた。

仕事始めの4日に台本を作り終え、その後えっさほいさとスライド作ってアニメーションをつけてナレーションどりして動画ファイル作って…と。

冬休みあけに宿題を終えていない中学生の気分で「いや、でも、ほら、年明け初回の現国は水曜日だから、宿題提出までは実質あと2日ある」みたいな言い訳をひとりごちながら仕上げた次第。水曜ぎりぎりに一式素材をまとめ、映像編集してくださる方にパスして一息。

今回の動画作りのプチ成長は、(前回も同じこと言っているけれど)初回当時に比べればだいぶ普通にしゃべっていること。中身がいっぱいだったので、10分程度におさめるべくテンポアップした結果でもある。

あと、観てくださる方との双方向性を意識して、メモをとってもらいながら使ってもらえたらなぁという想定で声がけしたりスライド起こししたことあたりか。

スライドに1点打ち間違えが混入しているのは猛烈に恥ずかしいのだけど、気づくタイミングが遅すぎた&内々で誰もつっこまなかった&軽度のミスなので、そのままになっている。反省。

引き続き自宅で家内制手工業しているお手製感が半端ない仕上がりですが、本年も数か月は続けるかと思いますので、ご愛顧のほど、よろしくお願いします。私と直につながっている方には無用の長物かもしれませんが、周りの若者などで、ちょっと見てみたらいいかも?と思う方などいらしたら、ご紹介いただければと。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、今の時代感をつかみながら、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。2週間おきで更新していますので、どうぞ、ごひいきに。

2020-12-09

YouTube「キャリアデザイン講座」第5回を公開(自分の現在地を把握する)

勤め先のYouTube公式チャンネルで公開している「クリエイターのためのキャリアデザイン講座」、年内最後の第5回を公開しました。これまでは、キャリアって何?キャリアについて考える意味ってあるの?というそもそも論について話してきましたが、今回からキャリアデザインの方法論に話題が移りました。

【クリエイターのためのキャリアデザイン講座5】自分の現在地を把握する

まずは、キャリアデザイン・プロセス上のどこに自分が位置しているのか、全体マップを見渡して現在地を把握しておこうというのが、今回のテーマです。

キャリアデザインの工程ってこうなっているんですって、ざっと紹介して終わりではなく、その知識をどうやって使ったら有効なのかというのをかみ砕いて伝えたいと思うと、どうも話が長くなって、1回で前進できる歩幅がものすごい狭くなってしまう、これは果たしてメリハリなのか冗長なのか…。

今回の動画作りのプチ成長は、オープニング画像に見出しを入れて、今回の中身がわかるようにしたこと。あと初回から比べれば、だいぶ普通にしゃべっているふうになった感はあるのですが(プチすぎる)。

相変わらず、自宅でこつこつ中身練って台本作ってスライド作ってナレーション&アニメーション録ってと細々やっている次第で、お手製感満天なのですが。来年も小さい成長を重ねながらせっせと作って参りますので、何かのタイミングでちょっと覗いたろっかなと思った際は、あたたかい飲み物でもお手元に用意した上で心穏やかに見てやってください。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、今の時代感をつかみながら、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。来年もどうぞ、ごひいきに。

2020-12-05

Webサイトをつくってきた人々の写真展「Era Web Architects」の被写体に

「この中に一人だけなんでもない人が混じっています。誰でしょうか?」という問題を出したらダントツで1位を取れる自信があるってなものなんだけど、Webサイトをつくってきた人々の写真展「Era Web Architects」というプロジェクトで、被写体30人のうちの一人に選んでいただいた。

1年くらい前だったか、プロジェクト発起人の坂本貴史さんから連絡をもらって話を聞いたのが最初。こういうプロジェクトをやりたくて、という趣旨説明を受けとった私は、当然「なので裏方を手伝ってほしい」という相談が続くものと予想して次の一言を待っていたのだけど、その後のメッセージが写真展の被写体側の要請とあって、ものすっごい驚いた。そんなバカな、と。

スマホ片手に通りを歩きながらしばらく、どういうものの考え方をしたら被写体側に私を採用する話が成り立つんだろうかと頭を悩ませ、もう一度プロジェクトの趣旨を読み直したりした。

ただ、基本自分にはもったいないようなありがたい話が巡ってきた際は前向きに受けるようにしているのと、腕利きの写真家が自分のようななんでもない被写体をどう映すのか見てみたいという好奇心と、何はともあれ私にとって戦友のような発起人の企画を応援したいという気持ちが働いて、快く引き受ける旨、その場で返答した。

一応の納得の足場としては、自分の役どころはまぁ遊びというか、はずしというか、バラエティ担当というか、今回の人選に多様性と独自色をもたせる役割なんだろうと見た。この手の人選に私を混入させるなど、後にも先にも坂本さんしかいないだろうから、自分が入ることで、人選の独自性をむちゃくちゃ高めている自信?はある。不快な方、嫌悪感を抱く方もあるかもしれないが、これからは多様な価値観を寛容に受け止めることが求められる時代ということで、私も他の面々と横並びだなどと一切思い上がっていないので、どうか溜飲を下げてご容赦願いたい。

さて、その最初の声がけから、コロナの影響でスケジュールは後ろにずれつつも、この秋ごろから目に見える形でプロジェクトは活発に動き出し、私も少し前に写真展用のポートレート撮影をするため、都内のスタジオに足を運んだ。

スタジオには、発起人の坂本さん、写真家の坂本貴光さんのほか、少し前に撮影を終えた原一浩さん、中村享介さんがリラックスして談笑していた。私は皆さんと久しぶりに笑顔で再会できたことに120%意識が向いて片時の同窓会のような時間を過ごし、もうそれだけで、これに参加させてもらえて良かったなぁと心から感謝した。

改まった写真撮影なんて、遠い昔に履歴書用の撮影を伊勢丹の写真館でしてもらったくらいか。「女性なんでね、鏡の前でいくらでも準備してください」と席を譲られたところで、化粧道具も持ってきていないし、何か駆使する腕もないし、やることが思いつかず、髪を手ぐしでいくらか整えること3秒、これでいいです…とおずおず準備完了を申し出た。

撮影は、10分だか15分だかみんなとおしゃべりしている間に、写真家の坂本さんがシャッターを切って程なく終わった。ぱしゃぱしゃ何枚も撮るのではなく、ここという彼のタイミングで数少なく撮影が行われる。どういう瞬間をとらえたのかは、私も見ていないのでわからない。その場で覗かせてもらうこともできたのかもしれないが、何か踏み込んではいけない感じがして、写真展までお楽しみとした。

3月初旬に都内(恵比寿)のギャラリーで写真展を催す予定だという。2011年に坂本さんが「IAシンキング」という単著を出したとき、その書籍の奥付に企画協力として私の名前が載っているのを見せたら父がえらく喜んでいたので、今回の写真展も状況が許せば、父を誘って見に行ってみようかと思っている。実際以上に自分の子どもが何かえらいことしたふうに見える、数少ない親孝行の機会だ。

このプロジェクトは、写真展のほか、今すでにYouTubeでインタビュー動画を配信していたり、それを順次マイナビ出版「WD ONLINE」で記事にしたり、CAMPFIREで活動資金のクラウドファンディング支援者を募集していたりする。

私の個人的な親孝行はいいとして、このプロジェクトを広くはどう意味づけできるものだろう。クラウドファンディングで支援してもらえるような形で、内輪感や閉塞感をもたれず良い形でいろんな人に意味を見出してもらえるシェアは、どのようにして可能なものだろうかと、しばらく静かに考えていた。

というのは、どうもここ数ヶ月の坂本さんの発信を追っていると、彼はどうやら人の生き死にをも身近に捉えながら、このプロジェクトに並々ならぬ思い入れをもって力を注いでいるらしいことが伝わってきたからだ。

私のようなおまけが下手にプロジェクトを紹介して、格を落としたり下手に批判されるような目には合わせたくない。それは最低限として、何か良い形でこのプロジェクトを知ってくれた人が、それぞれの手元で有意義な意味を見出してもらえるあり方、私なりのシェアの仕方というのはないものだろうかと考え続けていた。

そんなことをあーじゃこーじゃ考えている暇があったら、さっさとシェアするのが一番だろうというのは、それはそれで自分で突っ込み入れつつではあったのだけど。

ネット黎明期から現場で汗水流して働いてきた面々を30人というと、いくらでも切り取り方がある。人の数だけ人選のしようがあるだろう。今回はあくまでも坂本さんが独自の視点で選んだものであり、その独自性にこそ意味がある一方で、別の人が見れば、自分が選ぶならそうはしないなって反発も覚えやすいことが危惧された。

でも、私たちがそれこそインターネット黎明期からずっと大切にしてきた心持ちというのは、こうしたいろんな受け止めようがある誰かの企てに対して、真っ先に落ち度や不満点に目をつけて叩くところから入るのではなく、それぞれが自分の手元に引き寄せて、そこに可能性を見出すポジティブさではなかったか。インターネットそのものが、オープンに、フラットに、情報をつなぎ、人間関係をつなげていく、その恵みの計り知れなさに興奮と感謝を覚えながら仕事生活を充実させてもらってきたのが私たち世代であったように思われた。

何かそういう心持ちに立ち返らせてくれるプロジェクトでもあって、いろんな人とそういう原点の心持ちを交わしていく、情報も人間も気持ちも有機的につながっていく発展的プロジェクトの種に、なったらいいなぁと思う。結局、だいぶモヤッとした文章にしか書き表せない自分の力量を認めて、これで一旦シェアすることにしたのであった…。

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