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2025-12-08

「生成AIに代替される仕事」という話題が苦手な理由

「生成AIに代替される仕事」という話題が苦手な理由について考えてみた。

職業という一般名詞単位で未来展望する粗さ

上図のようなのが10年前も今も、メディア記事やSNSで話題になる。見かけると、ねぇ、みんな、これ「営業」とか「人事」とかで仕分けしているけれど、これって職業名にせよ部署名にせよ、相当に大雑把な括りだし、相当に長い期間かけて意味解釈を漬けこんだ既成概念の固まりだし、こんな雑な枠組みで鷲づかみした「一般名詞」で未来像を展望しようだなんて取れ高ゼロじゃない?!と、見ず知らずの人に問いかけたくなる病を患って久しい。ここで列挙している「仕事」って、相当に一般化を遂げた、ほとんど何も特定できていないレベルの概念ワードだと思うのだが。

確かな収穫を得たいなら実直に帰納的アプローチで、まずは既成概念の固まりたる「職業」ラベルを解体して、営業でも人事でも、”自分とこ”の個別具体の現場で、これは生成AIに代替できる、これは部分的に代替できる、これは代替できない、これは代替できるけれど代わりにこういう仕事や役割が人間の仕事として必要になる、というふうに仕分けしていかないと始まらない。なのに、大雑把な括りの表層のところで5年10年とうろうろしていても不毛では、と思ってしまう。

広く世の中に共通の「職業」が再構成されて言葉が普及する道のりを考えると、まずは個別具体が各職場、各職業で既存の職業ラベルが解体されて、生成AI導入環境で段階的に再編成されて、試行錯誤の結果に、まぁこういう括りだよねという一般共通見解が社会全体にわたって束となって見えてきたときに、新しい職業分類が自ずと見えてくる、そういうものではないか。

1)今使われている既成概念の固まりたる「営業」だとか「人事」だとかの一般名詞を解体して、
2)「職業」を構成する要素(タスクや作業単位、果たす役割、発揮される能力など)に分解し、
3)分解されたものの、どれが生成AIに代替されるのか?完全にか、部分的にか整理をつけて、
4)そうしたとき見えてくる「人間が続ける仕事」、その変化から生まれる「人間の新たな仕事」は何か抽出し、
5)職場でも職業でもいいが個別具体の、“自分とこ”で「一人の仕事の預かり方」というのが、いろいろと実現されていった事例が千、万を超えた時に初めて
6)全国的にかグローバルにかで束ねた「職業」としての再編成、一般名詞化を試みられるというものであって、

などと、こういうのにぶち当たっては云々考えこんでしまう。えぇ、わかっているのです、そんな話はしていないんだと。わかっているので、はぁまたやってしまったと落ち込むのを、かれこれ何十回も繰り返しているのです。ようやく、ここから抜け出して先に行けそうなので、この駄文を残していくのです。何ヶ月ぐるぐるしていたのだか...。これも脱皮の一環か。

* 話題の一例(Xのポスト)

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