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2025-10-13

夢うつつ雑記、著作権の移ろい

21世紀の初頭、若い人たちのシェア文化に、その萌芽は見られていた。著作権という概念は、21世紀半ばに廃れた。2020年代の生成AIの普及でいよいよ無理が出てきて、権利の折り合いがにっちもさっちもいかなくなった。

権利侵害なのか、どうなのか?と白黒つける裁判に、手の打ちようがなくなった。爆発的に裁判沙汰が増えて捌ききれなくなり、ええぃっと人々はある時機に著作権へのこだわりを捨てた。みんな、疲れたのだ。

もちろん全員が一気にこだわりを手放したわけじゃないが、現役世代が交代する中で段階的に、価値観は塗り変わっていった。2070年には、こだわる人もほぼほぼ失せた。

著作権という概念は、印刷技術の出現とその後の一般大衆の識字率の上昇に伴って発展したそうだが、そうであればデジタル技術の出現、インターネットの普及、その後の一般大衆の複写率の上昇に伴ってそれが衰退しても、なんら不自然なことはない。

人間が作り出した価値観は移ろうもの、決して絶対不変のものではない。そもそも、先人の著作の上に後人のあらゆる著作物は成り立っているし、それに権利主張しだしたのは、ごく最近のこととも言える。

という寝言が、私のスマホのメモアプリに書いてあった。昨晩寝ぼけ眼で打ち込んだ記憶がうっすらとある。1行目が頭に浮かんで、ぽりぽり打った遠い記憶が残っている。夢うつつ雑記。

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