「スキルを可視化する」という足場組み
ちょいメモだが、「スキルマップ作成に関する実態調査」レポートというのが、親近感わくネタで興味深かった。なぜか考えてみると私は「人事コンサル会社で制度設計の経験◯年積みました!」みたいなキャリアじゃないのに、個人事業主になって以来、これがらみのHR関連プロジェクトに参加させてもらう機会が多く巡ってきたからだ。
発注主の期待は様々なれど、自分的には常々フル稼働させていたのが、社員のスキル要件を洞察する調査分析力と、定義化する言語能力だった。
たぶん、そういう市場ニーズがここ数年高まっている頃合いなんだろうと肌感では思っていたけれども、データにするとこんな感じなんだなぁと眺められるレポートだった。
調査の回答者は、社内でスキルマップを作って運用している人材育成担当者111名(全国に複数拠点あり)。ざざっとポイント挙げるとこんな感じ。
●スキルマップ作成に取り組んだ理由は?
「組織の拡大や変化に伴い、スキルの可視化が急務と感じたため」が54.1%で首位
●スキルマップの作成方法(内製/委託)は?
「一部、外部の支援を受けて作成した」が50.5%で最多
●スキルマップ作成時の主な課題は?
30.7%が「スキル項目の洗い出しと定義付け」
●スキルマップを人材育成に活かせている実感は?
34.2%が「非常にそう感じる」、「ややそう感じる」をあわせると9割以上が実感
●スキル項目や評価基準の見直し頻度は?
「半年ごと」が4割、「毎年見直し」とあわせると1年以内の定期見直しが7割以上
●スキルマップの運用や人材育成課題の改善策は?
「評価基準を見直し、現場でも運用しやすくしている」が最多、62.2%
●スキルマップ作成後のポジティブな変化は?
約6割が「各従業員が自分の強みや課題を理解し、自己成長の目標を立てやすくなった」
詳しくは調査元(株式会社Hajimari)のリリースにて。
スキルマップ、人事担当者の9割以上が「人材育成に活用できている」と実感作成フェーズでは「スキル項目の洗い出し」が課題に┃PR TIMES
« 夢うつつ雑記、著作権の移ろい | トップページ | ここ45年間で圧倒的に伸びたのは「余暇優先型」ではない »

コメント