力量差あるメンバーにタスクを割り当てるアプローチ
山口周さんの「外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント」を読んでいて、ほへぇと思った一つが、メンバーのアサインメントのアプローチについて。
プロジェクトメンバーに「優秀な人」「それほどでもない人」がいるとき、著者はパターンAを「やりがちなミス」だと評し、パターンBを選ぶべし!と勧めている(伝えたいことを分かりやすく示すために、そう書いたのかなと思うけれど)。
ともかく、実際にはパターンAが妥当なこともあろうかなぁと私は思ったので、なんでそう思うのかを考えてみたのが、赤い文字。
力量差あるメンバーにタスクを割り当てるアプローチ(クリック or タップすると拡大表示)
結論、「パターンA一択」ではなく、選択肢をもっておいて都度意識的に選べるのが健全というなら、おっしゃる通りと思うなど。
実際には、メンバーの「優秀」「それほどでもない」は単純に二分できるものじゃない。個々の経験値や力量差も、それをどの程度把握できているかも都度違うし。
必ずしも「PM」が最も優秀で、「優秀なメンバー」はその下に配するわけでもない。
タスクも単純に「難しい」「易しい」では二分できない複雑性をもつ。
「それほどでもないメンバー」の育成、「優秀なメンバー」のモチベーションをどの程度配慮すべきかでも採択すべきアプローチを変えるべきではないかなぁと。そんなことを考えた次第。
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