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2023-12-23

「あの年から始めたんだよな」

前にブログを書いてから、1ヶ月が経とうとしている。このひと月で一気に冬が深まった。年の瀬だ。もう私の年中行事からクリスマスは消えて久しいので、「一年の節目」これ一本という感じだ。

今年は会社を辞めて一人仕事を始め、春、夏、秋とやってきて今に至るので、なんだか感慨深い。すごく穏やかで、ありがたい年末だ。

お仕事のほうは、すごく刺激的で、一つひとつ濃密な経験と発見をさせてもらえたし、今さらながら家筋の能楽に触れられたのも新たな身の置きどころをもつことができて、ありがたかった。人生初にして2回、能楽堂を訪ねた。なぜかお能が始まると涙がぽろぽろこぼれてくる習性も知るに至った。

この間、友人と話していて認識あらたにしたのは、今の自分は「今後の自分の仕事」をどう構成立てていくかという軸ではなくて、「今後の自分の人生時間」をどう使っていくかを軸に生きているんだなということ。

残り時間がいくらかわからないのを前提にして、自分が何を味わって、何に仕えて、何に役立っていけたら幸せだろうなぁと。物欲も食欲もさほどなので、本当にひっそりとしたものなのだけど。

私は仕事と縁のある人生なので、使いたい時間が仕事になるところも多く、それがたいそうありがたいのだけど、結果的にそうなのであって、自分が何をするかの判断軸は、仕事としてどう戦略立てて動くかというところと全然違うところに立脚して生きているのを事後的に認識した。

手に取る本も、人事制度設計から風姿花伝までテーマいろいろだが、全部が頭の中で融け合っていくのが快い。

うーん、なんと言葉にしたら言葉にできるのか、うまく表せていないことは自覚しているのだけど。もう勝手に自分が選んで動いているので、私はそうかいそうかいと自由にさせているような感覚である。

コロナ禍が落ち着き、自身のキャリア転換の契機もあいまって、今年はいろんな人に会えていろいろお話しできたのも嬉しかった。父が年始に転んだところから復活劇を果たし、一緒に京都の思い出探訪に出かけられたのも嬉しかったし、毎週末に映画館へ一緒に行く習慣ができたのも、今年の春からのこと。

そうそう、封書で手紙を書いて送るというのも、今年から始めたことの一つ。いろんなご縁があって、今年に入って六通したためた。内容を練って、書いては書き直して、宛名書いて封して、郵便局に行って出すまでに大変な時間を使ったけれど、豊かな時間だった。一つのことを大事にして、ずっと心を動かしていた。

なんだか、いろんな節目の年だったのかも。「あの年から始めたんだよな」と、いずれ懐かしく思い出すことを多分にふくんだ一年だったかもしれない。

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