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2022-12-22

「Web系キャリア探訪」第46回、自然体は多面性をもつ

インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第46回が公開されました。今回は「絵を描くのが好きで」から始まるサントリーシステムテクノロジーの石川けいさんを取材しました。

「SEOとGAなら会社で一番詳しい人になる!」イラストレーターからWebのスペシャリストに転身

中3のときにマンガ雑誌に入賞して…というエピソードに度肝を抜かれる形でスタートした取材。ものすごく面白くて、前のめりながらお話を伺いました。

Webデザイナーとかの「職種」、正社員とかの「雇用形態」といったものよりも、そこで「何の仕事をし、何の専門性を発揮し、何を自分の役割として貢献し、自分は何のために働くか」という中身に重心が置かれていて、そこに立脚したキャリアデザインが自然体でなされてきた印象をもちました。

「なんとなく入社した」という新卒時の思い出話も出れば、自ら率先して選んできた軌跡もたくさん。緩急剛柔というのか芯が強いなぁと感服するエピソードの後には、「いや、気が小さくて」と苦笑する顔も覗かせる。短い取材時間のなかでも、実に多面的なお人柄をうかがえたなぁという帰り道。

「この人はこういう人だ」という固定的なキャラクターに定まらず、おそらくはご自身でもそう定めようとすることなく、自分が望むものを大事に、どちらでもいいものは柔軟に、自分の堅いところ柔らかいところを自然体で織り交ぜて自分を生かしていっている、だからいろんな顔が自然と初対面の私にすら感じとれる、そんな快さを(勝手にですが…)覚えました。

社内で、飲食店様向けの営業担当をしていた方がWEB担当部署に異動してこられて、その方との出会いが、ご自身の内的キャリア軸をつかむ転機となり、その後のキャリアを力強く育んでいかれる様子も、たいへん興味深く伺いました。育んでいくのは期間を要す「線」なんだけど、その転機は(後から振り返れば)「点」というべき、いっときの出来事だったりすることがあって、人生おもしろいよなって思います。

日々のことを着実にやっていく取り組みを大事にしながらも、お話の節々に「中期」「長期」的な指針をなすお考えが述べられていて、それに基づく実験と実践と、新しいチャレンジが詰まっている、自分の納得いく歩みを選んで舵取りしておられるなぁと感服。お時間のあるときに、ぜひご一読いただければ幸いです。

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