「Web系キャリア探訪」第43回、「労働」に留まらぬ仕事観を育てるとき
インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第43回が公開されました。今回は多摩美を卒業後、メーカーの制作部や広告制作会社を経て1994年に独立。以来、広告、ロゴ、名刺、カタログからWebサイトまで、まるっと提案してまるっと受注するスタイルでやってこられた戦略デザインコンサルタント、アートディレクターのウジトモコさんを取材しました。
離島と東京の二拠点生活をするデザイナー「キャリアを拓くきっかけは、いつもごく身近なところに」
ずっと東京住まいだったウジさんですが、2年前に九州は壱岐島に移住。現在は「東京の案件が9割」というお仕事を手がけつつ島暮らしも堪能中。お写真の海、空、ウジさんの開放感がすごい。「職業人として」に留まらず、「人間として」自分はいかに生きようかというレイヤーでも刺激的。
インタビュー中も終始、力みのない自然体のお話しぶりが印象的で、これまでのキャリア選択にあたっても、その柔軟な舵取りが心に残りました。1994年の独立から、Webがどんどん役割を広げ技術も発展を遂げ専門高度化していく中で、ご自身がWebとどうつきあっていくかという関わり方を適宜見定めて、Web案件を手がけるフォーメーションも変えていっている。
子育て、お子さんの独立といったライフステージ変化にあわせても、ご自身の仕事&生活スタイルを変えてこられていて、こうした変化を自ら舵きって実現していく行動力に感服。よろしければ、ぜひご一読くださいませ。
ウジさん、取材中に「仕事が好き」っておっしゃっていたんですけど、そう思える環境を自分自身で作り出していくスタンスとか具体的なアクションっていうのもすごく大事で、それを体現している方だなぁって思いました。そこが個人的には、一番刺さったなぁ。
いろんな現実の出来事もコンセプトも、その意味づけって最終的に自分の内に入れるときに多様な解釈を自分で与えられるもの。私は「仕事」って今や「労働」に限らず有意義な活動を含むコンセプトに意味を膨らませていると思っているし、そういう前提で「仕事が好き」を増やす活動をしていけたらなって思っている。もちろんそれも絶対じゃない、多様な解釈の一つとして。以前ここに書いた仕事を「労働」「仕事」「活動」に分けてみるも思いだしました。
« そろそろ下山なるか | トップページ | そんなときの、ググる »
コメント