今年はきちんと
昨年は地味につらい時間に覆われていたので、今年の始めは(私にしては珍しく)この節目をうまく使って気持ちを切り替えよう、ひと区切りつけようという意識が高い。いつもはもっとずるずるって感じの幕開けなのだけど…。
この年末年始に改めたのは、まず静寂時間の確保だ。静かな時間を大事にしている。そうすると、いろんなことを自分の頭で考えたり、あれをしよう、あれはどうなっているんだっけ、そういえばこれを調べたかったんだ、本を読もうと、あれこれ自分が始動する感覚がわく。これは手放してはいけない。
昨年はわりとYouTubeやTVerなんかも見て気晴らししていたのだけど、視聴覚を奪われるのはやっぱり、どうも意識も時間ももっていかれ過ぎるきらいがある。これをラジオに戻し、なんとなくじゃなく人が手をかけた作品にきちんと向き合うのを本と映画から摂取するようにすると、なかなか豊かに暮らせることを、この年末年始で実感した。
あとは、この休みのほとんど仕事の宿題を抱えて書いたり読んだりうんうんうなったりしていたので実質、日常生活の延長だったのだけど…。
大晦日と元日の2日間は年末年始っぽく過ごせた。大晦日に父と一緒に母のお墓参りに行って、年越しそばを食べて、スーパーで大量の買いものをして、晩は妹方が送ってくれたカニ鍋を作って満腹。元日は兄一家を迎えておせち料理とお雑煮とお年玉でもてなして。妹は急遽、遠方から帰省できなくなってしまい、初詣も先延ばしにしたものの、家族で父を囲んで過ごせて良かった。
今年は、きちんと自分を生きていこう。
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