新しい習慣を作りたいときは66回繰り返す
昨年末にオンラインで行われたATD Japan Summitで、脳科学を専門とするBritt Andreatta博士(7th Mind, Inc.)がお話ししていた新しい習慣づくりのメモ(セッションの中のごく一部なんだけども)。
習慣は、繰り返しから生まれる。何かを繰り返しやっていると脳が「これ何度も何度も同じことやってるから、低エネルギーパッケージにして自動操縦にしようぜ」って頭を使うのだと。
そのときに紹介していたマジックナンバーが、20、40〜50、66。
●20回繰り返すと、神経ネットワークが形成される
●40〜50回繰り返すと、脳がそれを習慣に変えて、自動操縦になって、考える必要がなくなる
●66回繰り返すと、ニューロンはかなり太くなる
とのこと。ニューロンは筋肉のように使うほど太くなるのだと。つまり「習慣づく」ということだ。ジョギングも2ヶ月くらい毎日走り続けると習慣としての安定感出てきた気もするし、体感的にもふむふむ感があって印象に残った話。
従業員や部下に習慣を身につけさせたいといった場合は、どうすれば66回繰り返し練習するようになるかの学習環境をデザインすると良いとも。
習慣づくりはかなり奥深いので、これはあくまでその片鱗の知見ということになるけれども。個人の習慣、成功する企業の習慣、社会の習慣づくりまでを論じた本だと、チャールズ・デュヒッグ氏の「習慣の力」*にはいろいろ詰まっていて興味深く読んだ。けれど、けっこう分厚くて(Kindleで読んだんだけど…)読み終えるまで大変だったので、とりあえずぱぱっと生活の支えになりそうな目安の数字のシェア&自分の備忘録として。「騙されたと思って」というフレーズが絶妙に合うわ。
*チャールズ・デュヒッグ氏「習慣の力」(早川書房)
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