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2020-11-07

目が帯状疱疹になったメモ

右目の上がぷくっとなってきて、ものもらいかなと思いきや帯状疱疹だった話。10月末に気になりだして、翌日にはかかりつけの眼科に行ったのだけど、いつもお世話になっている先生がお休みだったので、別の先生にみてもらうことに。それでまぁ、ものもらい的なものじゃないかっていうことで、抗生物質の目薬を処方してもらって帰ってきた。

が、金曜から週末にかけて、言われたとおり目薬をこまめにさし続けても一向に良くなる気配がなく、どちらかといえば悪化している感じ。かゆいような、痛みが出てきているような、より膨れてきているような。

それで翌週月曜の昼休みを使って眼科を再訪し、いつもの敏腕医師に診てもらうと「こりゃ帯状疱疹だね」と返ってきた。ものもらいだと、まぶたの裏側も炎症を起こすんだけど、裏側がそうなっていないので、これは帯状疱疹だろうとの見立て。

帯状疱疹て、私は体に出るものだと思っていたので、目の症状で帯状疱疹と診断されるとは驚き。そして、かかった友人知人からきついきついと噂に聞くあれになったのかと、その診断にビクついた。

え、っていうことは、悪化すると体にもまわるってこと?え、痛くなるやつ?え、え、と動揺しつつも一応オトナな対応に努めて、先生の話を聴く。

「帯状疱疹ってことだと、ちょっと治るのに時間がかかるね。進行を止める内服薬を出すから、それを飲んで、1週間後にまた見せに来て。白目が充血してきたら、広がっていっているってことだから、1週間待たずに来て」とのお達し。

一言一句聞き逃さずに頭の中に記述して、「運動は?」と訊くと「安静にして、運動NG、飲酒NG」と返ってきた。はぁ、ジョギングも取り上げられてしまった。ここからしばらくは天気良さそうなのになぁ。

肩を落として挨拶をして、診察室を後にし、これは、ものもらいとはだいぶ違う展開になってしまった…とため息。ショックをしょって帰ってくる途中から、にわかに帯状疱疹的な症状が出始めた。かゆいというより痛い感じがしてきていない?あれ、頭痛もやってきた?と。

ネットで調べてみると、帯状疱疹は半身にだけ症状が出るとかで、私は右の目、右の頭だけ痛い。なんか間違いなさそうだなぁ。やれやれ。

そこから火曜、水曜と、出勤してたくさんしゃべらないと成り立たない仕事が立て込んでいたので、朝から晩まで社内でサングラスをかけたまま過ごすことに。打ち合わせの席でもサングラスをかけ、しかもベラベラしゃべる役回りが多かったため、弱っている人というより、ガラの悪い不良サラリーマン風情。

まぁなんとか事なきをえて、週の後半は家で黙々と仕事。早寝して、あまり早起きしないように努める。頭痛も落ち着き、目の上もかさぶたっぽくなってきて、やはり先生、素晴らしい見立てだなぁと敬服する。たぶん、そのままものもらいのつもりでいたら、体のほうまで進行しちゃっていたんだろうなぁと思う。医師の見立てで事態は大いに変わるのが現実だ。

1週間経ったところで眼科を再訪し、「だいぶ落ち着いてきたとは思うんですけど…」と右目を見せ、「あの後、わかりやすく帯状疱疹的な症状が出てきたんだけど、薬を飲んだおかげか2〜3日で頭痛もおさまったし、目のほうもかゆみや痛みはなくなりました」と報告。

先生いわく、あの状態で帯状疱疹と気づくのは、やはり経験だということ。いや実際、そうなんだろうなぁと思う。若いほうの先生が初診(症状出て1日経過)で気づいていてくれれば尚良かったけれど、それでも翌週月曜(症状出て4日経過)に帯状疱疹の治療に切り替えられたことで、だいぶ事態は軽く済んだんだろうと思う。初診の先生が今後、私の症例をもって誰かの帯状疱疹を早期発見できるようになったら良いなぁと思う。

もう1〜2週間はおとなしくしておいたほうがいいということだったけど、体調的には症状が出てから10日間で、まずまず落ち着いた感じ。今週は頭から、もうガラの悪いサングラスをかけて会社で仕事する必要もなくなった。プロジェクトマネジメントのプチ勉強会を開いて前でしゃべったり、いろいろ個別に相談にのったり、議論を仲立ちする機会も多く、頭も表情も身体も活力が必要だったので良かった。いろいろと峠を越えた感。心が開いている。

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