Youtubeで「キャリアデザイン講座」始める
クリエイター向けのキャリアデザイン講座を、Youtube動画として作って何回かに分けて配信することとなり、このたび勤め先の公式チャンネルの動画コンテンツとして「予告編」ぽい第0号を公開しました。
【これだけは知っておきたい】クリエイターのためのキャリアデザイン講座 #0
めちゃくちゃ手弁当というか、お手製というか。とにかく黙々と、自分で台本書いて、スライド作って、パワポにアニメーション付けて流してMP4形式で保存して、iPhoneのボイスメモでナレーション収録してってやっているので、そこはかとない素人風情を浴びせ続けてご視聴いただくのは心苦しいかぎりなのですが…(編集は、同じ部署のプロがやってくれています)。
ともあれ。中小規模の制作会社やエージェンシーで働くクリエイターさんとかだと、社内に人材開発やキャリア開発といった専門部署をもつところも少ないだろうし、なかなか改まってキャリアデザインの基礎的な知識を仕入れる機会がない方もいるだろうと思っていて、そういうテーマに気軽に触れられるコンテンツを作れたらなってことで起こしました。
私と直につながっている方だと不要かもしれませんが、自分の部下とか後輩とか、若手の仕事仲間とかで、これちょっと見てみたらいいかも?って思い当たる方がいれば、シェアしていただけたらと思います。
私のしゃべりは物足りなくとも、これに肉づけて皆さんでフォロー入れていただいたり、「林はこう言っているけど俺・私は、こう思うんだ」とか、この動画を肴(さかな)に意見交換していただいたり、何か使いどころがあれば、個人でも職場でも、ぜひご活用いただければと思います。
といっても、まだ「予告編」しかあがっていないからなんとも言えないかもしれませんが…。社会に出てからの大人向け&クリエイター向けを念頭において、肩肘張らずに見られる親しみやすいものを作っていけたらと思っています。中身的には特別新かったり斬新なことを言うものではなく、現代のオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識を、1本10分以内、2週間おきくらいのペースで共有していく予定です。
そんなの作っても誰も見ないだろ的な声も頭に響きながら、せっせと作り込む作業は、それなりにタフな仕事なのですが、とにかく自分なりにできるところまで、自分がやろうと思うことを、やるのだと、心を強くもって作っています。
結局、人の役に立たなければどうしようもないのですが、でも、これ一本作るだけでも個人的には収穫がありました。とにかく、話すプロの人ってすごいなぁっていうのを体験的に知ることができました。一語一語、上げるか下げるかだけで、こんなに印象変わるんだって、プロの世界を垣間見ることができ、日々ラジオを愛聴する身としては、ラジオで話す人たちへのリスペクトが膨らみまくりました。
頭とお尻以外は、私の絵はいらないだろうと思って、中盤は全部「スライド+ナレーション」の組み合わせにしたんですけど、話す姿なしのナレーションに絞ってみると、いやはやナレーションの下手さかげんが際立つ、際立つ。テイク1は、本当に聞けたものではありませんでした。あまりに下手すぎて、自室でひとり、ドン引き。
それで、とにかく、まずは、声を大きく出すところから始めようと。しかし何度録っても、自宅の狭い部屋の中では、十分な声量が出ない。これは、あれだ、この部屋で何度やっても無理だと見切りをつけ、会社に出勤して大きな部屋をとって、自分の身をそこにおいて、その部屋のサイズ感にあわせて声を出しました。すると、自分の部屋より、やっぱり自然と声が出せる。環境に左右される自分の動物性?を、すごく感じる体験でした。
それで何度か、通しで録っては録音を確認してみるのですが、そうすると自分の強調したいところが強調されておらず、強調したくないところが強調されて伝わるというナレーションになっていて、今度はこれに閉口。抑揚の付け方と、自分が伝えたいニュアンスが、全然合っていない。声に表情をつけてしゃべらないと、きちんと伝わらない、誤解されてしまう。
そんなわけで、なんやかんややり直してテイク12、収録が一人作業だったのが救い…。それでようやく、素人なりの精一杯を録音し、素材をそろえて編集をお願いする段に。これ以上は、素人が一日二日の練習でどうにかできるものじゃないなっていう妥協点が、そこだったということなのですが。
ここまでぜいぜいやって、やっと1本。一つひとつ手探り手作りではありますが、手軽に見られる尺で、何回かに分けて作っていきたいと思いますので、なにとぞ寛容な目で見守って、使えそうなところがあれば使ってください。黒歴史にならないことを祈りつつ、引き続き頑張ります。
« 「Web系キャリア探訪」のスピンオフ的イベントに出演 | トップページ | 孔子に寄って総合職している »
コメント