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2020-10-28

Youtube「キャリアデザイン講座」第2回を公開(そもそもキャリアって?)

先週後半に右目の上がぷくっとなってきて「ものもらいかな」と、かかりつけの眼科医を訪ねたら「こりゃ帯状疱疹だね」と言われ、「目に来るの!?」と衝撃を覚えつつ「これが噂の!」と怯えつつも、そういう時に限って、やること話しこむこと考えること凹むことがてんこ盛りで、ちっちゃいなぁ自分は…と泣き笑いしながら生きている今日この頃。そういう市井の人の人生も、また乙なものです。

というわけで、心を強くもってせっせと作っている「キャリアデザイン講座」の第2回を公開しました。

【これだけは知っておきたい】クリエイターのためのキャリアデザイン講座 #2

9月末から2週間おきに、勤め先のYoutube公式チャンネルに置きだしたもので、今回は「そもそもキャリアとは何なのか」の後編です。

例によって原価ゼロ円の超お手製です。自分で台本書いてスライド作ってアニメーションつけてナレーション収録してって素人風情ただよいまくる仕上がりですが、その点はくれぐれも寛容に受け止めていただきたく。冒頭の映像のところで私の目が泳がなくなっているところが、前回からの小さな成長です。

中身はオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ですが、クリエイターの皆さんにできるだけ親しみやすく、1本10分程度で気軽に見られるものを念頭において作っています。どうぞ、ごひいきに。

2020-10-25

[共有]誰もが持っておきたいプロジェクトマネジメント基礎知識

勤め先で「プチ講座を開いて」という依頼があり、内輪向けに急ごしらえした(永遠の?)β版な感じではありますが、プロジェクト的な立ち回りに不慣れなビジネスパーソン向けに、プロジェクトマネジメントの基礎知識を概観するスライドを作りましたので、何か使えそうな機会がありましたら、ぜひお役立てください。 Slideshareにひっそり置いておきます。

誰もが持っておきたいプロジェクトマネジメント基礎知識

プロジェクトマネジメントの玄人の方におかれましては、あー今すぐここでこの人にプロジェクトマネジメントの何某かをさくっと教えなきゃいけないとかの場面に遭遇したとき、使えるスライドが1枚でもあれば、お役立ていただければと思います。あとツッコミどころがあれば、できれば優しい目をしてご指摘いただけますと幸いです。

追記:ちなみにFacebook上で共有したところ、PM百戦錬磨な熟練者からアドバイスをいただけたので、その点見直しています。既存スライドの文言を一部修正、またスライドを1枚、「プロジェクトマネジメントとは何か」の章立ての最後に追加した改訂版に、いまは上のリンク先を差し替えてあります(本当は下のVer3に変えたいんだけど、今のSlideshareのはVer2…)。

Additionslidec  

スライドの終わりにも断りを入れているとおり、9つの知識エリアの「コスト」と「調達」に言及がなく(急ぎ必要で、とりあえず目下の用件でははしょってもいけるのでそうしちゃったものの必須知識…)、またPMの方法論については計画段階に焦点をしぼっていて実行段階を含んでいないので不完全すぎるありさまですけども。

プロジェクトを始動する段階で、いろいろ足りなくて、そもそも何を決めてからとりかからなきゃいけないのかっていう認識合わせに一定の使い道を見出せればと思っている次第です。

そんな思いあって、そもそもな前段にわりとスライド枚数を割いているんですけれども、教える側じゃなくて、学ぶ側の当事者目線でいうと、私は20代半ばに転職したとき、PMの知識もスキルも空っぽで新しい職場に移って、ものすごいショックを受けたんですよね。自分が仕事できない人間すぎて、びっくりして。

その前の職場では、PM的なことを全然身につけていなくて、求められる機会もなくて、「あなたはどこいっても大丈夫よ、いろいろ気がついて立ち回れる人だし」とか持ち上げられて辞めたけど、次の職場に行ってみたら、まぁ全然使い物にならない。2~3ヶ月で気持ちは立て直したと思うけれど、6ヶ月くらいじんましんが出続けていました(気持ちを立て直しても、体はすぐに回復しないんだなって学んだのも、この時)。

そこに凄腕のめちゃめちゃ仕事できる人がいて、いろいろ観察学習できる環境だったので結果オーライだったのですが、いやぁ20代半ばのうちに身につける機会を得られて良かったなぁという思いが強くあって。ということで、これが誰かがPMの入門知識を教えたり、教わったりする何かに役立ったら嬉しいかぎりです。

2020-10-14

Youtube「キャリアデザイン講座」第1回を公開

勤め先のYoutube公式チャンネルで始めた「キャリアデザイン講座」の、前回(予告編)に次ぐ第1回を、そろり、そろりと公開しました。

今回も、自分で台本書いて、スライド作って、アニメーションつけて、ナレーション収録してって原価ゼロ円の超お手製ですが、頑張って作りました。頑張ってとか頑張ってないとか観る側には関係ないから!って、知ってますけれども、はい…。

今回は「そもそもキャリアって何なのか?」の前編です。なんか、そんなことをちょっと聴いてみたい折りには、ぜひ。

【これだけは知っておきたい】クリエイターのためのキャリアデザイン講座 #1

初回を公開したときの心のうちは、こちらにつらつら書きましたが…、もう同じアホなら踊らにゃ損損の精神です。心を強くもって頑張ります。

こちらお読みくださった方におかれましては、何かつらいことがあったときとか、これを見ると、こんな素人でも恥さらして頑張ってるんだから自分も頑張ろう!と思えるかもしれないし、後輩や仕事仲間とキャリア話するとっかかりの酒の肴にするとかに使えるかもしれないし、プロと素人のナレーションはこういうところで差が出るんですねって解説するときの素人例に使うとか、用途はいろいろクリエイトできるものですから、無駄と言わず、なにとぞ寛容におつきあいください。

社内もかなりアウェイなので、かなりタフな仕事なのですが、前回予告編を公開した際、今まさに求職中という方が見てくださって、大変ご丁寧なメッセージをいただいたので、それを励みに引き続き、続きの動画づくりにせっせと励みます。

オーソドックスなキャリアデザインの基礎知識ではありますが、できるだけ親しみやすく、1本10分以内で気軽に見られるものを、2週間おきくらいのペースで共有していければと思っています。心を強くもって。うんうん。

2020-10-08

孔子に寄って総合職している

最近は週1ペースで会社に出勤している。4~6月はほぼ出勤せず、7~9月は週1か2週に一度くらい出勤していたのだけど、10月に入り、この先しばらくは週1~2くらいの出勤と、あとは在宅勤務というペースで進行しそう。平日に社外の人と会うことも出てきて、しばらくふさがっていたところに風が少し通りだした感もある。

会えばだいたい「わー、久しぶりー」みたいな感じになる。見るかぎり相手の健康そうな状態を確認し、それからコロナ禍でのお互いの環境変化、仕事の変化など話したり。

そうした中で、「いや私、ここ10年近く老子寄りだったのが、最近孔子寄りになりましてね」ってな自分の心もちの変化についても、何度か言及した(もちろんTPOをわきまえて、そういう話を嫌がらなさそうな人に限定しているので大丈夫なはず!だ…)。

老子のいう「無為自然」っていうのは、すごく自分の肌にあう思想だなぁって思いながら近年やってきたんだけど、老子の思想っていうのは、孔子の思想が先にあったからこそカウンターとして出てきたものであって、孔子なくして老子の無為自然は立ち上がらなかっただろうなぁと思って。

そういう意味では、後世に生まれた一凡人としてはですよ、孔子も老子も自分の中に取り入れて、自分なりにバランスさせながら生きていくっていうのが健全なんじゃないかって。

私の中には、孔子に共鳴する小僧もいれば、老子に共鳴する小僧もいる。両方いるほうが自分として自然なのだ。

自然のまま、あるがまま、水のように…とか言いながら漂っているのではなく、ことを前に進めよう、自分がなすべきと思うところは、しっかり足を踏み込んで自分でなしていこうと。それこそが実際のところ、私の自然体であって、無為自然なのだから、私なりの孔子と老子の結合した現れなのだと。

まぁ私の中だけで納得していて、全然うまく言語化できていないのだけど、それでも時々ぽろりと、部分的に人にしゃべっちゃったりしている今日この頃。

そんなわけで、最近はだいぶ快活に、よく人と話して、いろんな人の考えや気持ちに直接触れて受けとめて、自分もよくしゃべって、たくさんのものを持ち帰って、いろいろ考えてあれこれ作って納めて、フィードバックを受けて直してと、忙しく仕事している。

そうすると、それに呼応するように新しいところからも相談や依頼が舞い込んできて、仕事の幅がけっこう広がっている。あっちゃこっちゃのいろんなジャンルの仕事を総合格闘技的にやっている節操の無さを、とりあえず今は楽しんでいる感じだ。

経験の幅が広がるし、これまでと違った視点でものを捉え直して言葉に表してみる訓練にもなっているし、少なくともこの人のこの部分の役には立てたようだとも思えて、健康に良い。

時代に逆行するのかもしれないけど、今は実質「総合職」くらいのざっくりしたくくりで、とにかく来たボールを、いかに芯をとらえて丁寧に打ち返せるかに力を注いでいる。

それがきちんと芯を捉えていると、まず打ち返した後に喜んでもらえるのが嬉しいし、こういう系を任せられるのかという信頼関係ができて、その人から再び依頼が来たり、他の部署の人からも依頼が来たりする。

私はやはり、社外にせよ社内にせよ、やった仕事を評価されてリピートと紹介で仕事が増える&広がるという営業(しない)スタイルが肌に合う。これで成り立つなら、ずっとずっとこのスタイルでいきたいのだけど…。

これまでの自分はずっと、社外のお客さんに目を向けて、社会に対して何ができるのかが頭の中を占めていて、社内のことにはだいぶ無頓着できていたのだけど、社内に目を向けてみると「上層部ー現場」「営業ー開発」「ビジネスサイドーエンジニア」「社内の経営管理ーホールディングス」といった間で、情報を編集してうまくつなげる媒介者の必要を発見することが非常に多い。

向こうから呼ばれて依頼を受けて発見することもあるけれど、打ち合わせに参加していたり、メールのやりとりを見ている中で、いっちょかみしたくなるような場面に出くわすことも多くあり、そこで邪魔しないようにどう媒介者として機能するかを考える。

自分が情報編集とかコミュニケーションとかいうところで何をしたら役に立つのか、誰に何を共有して、どういう配役・シナリオで舞台を展開させたら、双方がうまく連係して仕事が前に進んでいくか、そういうアプローチを検討するのは、個人的にはけっこう創造的な仕事だ。まぁそれが仕事と認められるかどうかは、また別の話だけど。

事業部、経営、ホールディングス、市場、社会の目線をあれこれ乗り換えながら、それぞれが何をどういう経緯で欲しがり、どういうボールがとんできたのに対して、どういう球を打ち返せれば芯をとらえたことになるのか、自分なりに調べて考えこんでアウトプットして、依頼主に見せてみて検証できる仕事環境も、なかなか面白い。

まぁ身近な人に褒められて満足を得られたからといって、世の中基準で質の高い仕事ができているとは決して言えないし、結局それは自己評価の枠を出ていないということだから、そこはもっとシビアな外の目を学んで、より本質を突く自己評価基準に引き上げていかないといけないんだけど。

人によっては、表に出て、もっと評価が厳しい環境に身をさらして、一定の専門領域にフォーカスを絞って働いたほうがいいと、私の今の状態をぬるま湯に評価するとは思うのだけど、とりあえず今しばらくは、今・ここで役立てること、自分にできること、自分の実にもなることを、領域を絞らずせっせとやろう。

2020-10-01

Youtubeで「キャリアデザイン講座」始める

クリエイター向けのキャリアデザイン講座を、Youtube動画として作って何回かに分けて配信することとなり、このたび勤め先の公式チャンネルの動画コンテンツとして「予告編」ぽい第0号を公開しました。

【これだけは知っておきたい】クリエイターのためのキャリアデザイン講座 #0

めちゃくちゃ手弁当というか、お手製というか。とにかく黙々と、自分で台本書いて、スライド作って、パワポにアニメーション付けて流してMP4形式で保存して、iPhoneのボイスメモでナレーション収録してってやっているので、そこはかとない素人風情を浴びせ続けてご視聴いただくのは心苦しいかぎりなのですが…(編集は、同じ部署のプロがやってくれています)。

ともあれ。中小規模の制作会社やエージェンシーで働くクリエイターさんとかだと、社内に人材開発やキャリア開発といった専門部署をもつところも少ないだろうし、なかなか改まってキャリアデザインの基礎的な知識を仕入れる機会がない方もいるだろうと思っていて、そういうテーマに気軽に触れられるコンテンツを作れたらなってことで起こしました。

私と直につながっている方だと不要かもしれませんが、自分の部下とか後輩とか、若手の仕事仲間とかで、これちょっと見てみたらいいかも?って思い当たる方がいれば、シェアしていただけたらと思います。

私のしゃべりは物足りなくとも、これに肉づけて皆さんでフォロー入れていただいたり、「林はこう言っているけど俺・私は、こう思うんだ」とか、この動画を肴(さかな)に意見交換していただいたり、何か使いどころがあれば、個人でも職場でも、ぜひご活用いただければと思います。

といっても、まだ「予告編」しかあがっていないからなんとも言えないかもしれませんが…。社会に出てからの大人向け&クリエイター向けを念頭において、肩肘張らずに見られる親しみやすいものを作っていけたらと思っています。中身的には特別新かったり斬新なことを言うものではなく、現代のオーソドックスなキャリアデザインの基礎知識を、1本10分以内、2週間おきくらいのペースで共有していく予定です。

そんなの作っても誰も見ないだろ的な声も頭に響きながら、せっせと作り込む作業は、それなりにタフな仕事なのですが、とにかく自分なりにできるところまで、自分がやろうと思うことを、やるのだと、心を強くもって作っています。

結局、人の役に立たなければどうしようもないのですが、でも、これ一本作るだけでも個人的には収穫がありました。とにかく、話すプロの人ってすごいなぁっていうのを体験的に知ることができました。一語一語、上げるか下げるかだけで、こんなに印象変わるんだって、プロの世界を垣間見ることができ、日々ラジオを愛聴する身としては、ラジオで話す人たちへのリスペクトが膨らみまくりました。

頭とお尻以外は、私の絵はいらないだろうと思って、中盤は全部「スライド+ナレーション」の組み合わせにしたんですけど、話す姿なしのナレーションに絞ってみると、いやはやナレーションの下手さかげんが際立つ、際立つ。テイク1は、本当に聞けたものではありませんでした。あまりに下手すぎて、自室でひとり、ドン引き。

それで、とにかく、まずは、声を大きく出すところから始めようと。しかし何度録っても、自宅の狭い部屋の中では、十分な声量が出ない。これは、あれだ、この部屋で何度やっても無理だと見切りをつけ、会社に出勤して大きな部屋をとって、自分の身をそこにおいて、その部屋のサイズ感にあわせて声を出しました。すると、自分の部屋より、やっぱり自然と声が出せる。環境に左右される自分の動物性?を、すごく感じる体験でした。

それで何度か、通しで録っては録音を確認してみるのですが、そうすると自分の強調したいところが強調されておらず、強調したくないところが強調されて伝わるというナレーションになっていて、今度はこれに閉口。抑揚の付け方と、自分が伝えたいニュアンスが、全然合っていない。声に表情をつけてしゃべらないと、きちんと伝わらない、誤解されてしまう。

そんなわけで、なんやかんややり直してテイク12、収録が一人作業だったのが救い…。それでようやく、素人なりの精一杯を録音し、素材をそろえて編集をお願いする段に。これ以上は、素人が一日二日の練習でどうにかできるものじゃないなっていう妥協点が、そこだったということなのですが。

ここまでぜいぜいやって、やっと1本。一つひとつ手探り手作りではありますが、手軽に見られる尺で、何回かに分けて作っていきたいと思いますので、なにとぞ寛容な目で見守って、使えそうなところがあれば使ってください。黒歴史にならないことを祈りつつ、引き続き頑張ります。

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