« アンケートの選択肢の設け方 | トップページ | AirPods Proという「静寂」を買った »

2020-05-06

ともあれ英文読解の習慣をもつ

4月半ばに腰をぐきっと痛めてしまい、今年のゴールデンウィーク改めステイホーム週間は「腰痛を治す」ことだけに努めて地味に暮れていった。といっても過言ではないのだけど、完全にそれだけなのもやりきれないというので、こもるの必至な長期休暇、ずっと読み途中になっていた英文法のベストセラー本を手にとった。Amazonによれば購入したのは3年近く前のこと…。

NHKでラジオ英会話の番組もやっている大西泰斗さん、ポール・マクベイさんの「一億人の英文法 ーすべての日本人に贈る『話すため』の英文法」というの。凶器になるレベルの650ページを超える厚ぼったい本。

これを1から読み直す気にはとてもなれず、もちろんだけど読み途中だったところから最後を目指した。なので昔読んだ最初のほうに何が書いてあったか、説明しろと言われても無理なんだいという感じだけれども、まぁそんなことはひとまず気にしないことが大事なんである。

で、ともかく、この分厚い本を、ほぼほぼ最後まで読み進められた。ぜいぜい。正直、これを読了といっていいかは、だいぶ怪しいのだけど。

よく使う動詞、副詞、前置詞を一つひとつ取り上げては、これはこういうふうに使われ、こういうふうに使うのは違くて、ネイティブの人はこういう感触で使っていて、こう使うんじゃないんだな…みたいなのを事細かに書いてあるあたりは、むぎゅむぎゅ情報が詰まっていて、「読み終えた」どころか「読んだ」と表するのも躊躇われる。頭に残っている気が全然しない。

けれど、まぁ、ともあれだ、純粋に「英文法の理解」に焦点をしぼるなら、そうだそうだ、こういう感じだった、そうだったと思い出す機会としては有効に働き、自分なりに読んだ収穫があった感触はある。自分的には、これでいいのだ!という感じである。目標は低く狭く、現実的に…。

どういうBefore/Afterの変化があったかというと、英文法の理屈が理解できて(知識習得)、日常的に英語の文章を読もうという気になって(態度形成)、実際何らかの記事を最後までざっくり読めきれるようになった(スキル習得)ということである。

理屈の理解はしたが、記憶はできていない。読もうという気になるのは、関心あるネタにかぎって1日に数記事がせいぜい。Weblio英和辞典で単語を調べ調べ、Google翻訳に文脈を尋ね尋ね。のんびりゆったりしたもんである。

けれど、これまでは、それすら億劫だったし、読み解くあてとなる知識にも欠けて、お手上げだった。これが、なんとかできるようになり、英文に親しむスタート地点に立ったという感じだ。ここで、あれ、英文科じゃなかったっけ?とか野暮なツッコミはいいんである。

あとは、読む気になるこの心的状態を持続させて、日常的に読んでは、ふむふむと英語で書かれた文章から情報を得て実利を得ている状態にすること。この習慣づけ、生活づくりまでが当面の目標。習慣さえ身につけば、あとは10年も続けたら語彙力も今よりついているだろう(目標低い)。その土台づくりとして、自分にしてはよくやったゴールデンなウィークだったんである。ぱちぱち。

この本は、また読み直そう。いい本だった。持ち歩こうとすると腰の負担がものすごいという以外は、実にいい本。

« アンケートの選択肢の設け方 | トップページ | AirPods Proという「静寂」を買った »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« アンケートの選択肢の設け方 | トップページ | AirPods Proという「静寂」を買った »