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2019-12-06

「Web系キャリア探訪」第16回、慢心に転じない謙虚な自信家

インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第16回が公開されました。今回は、SIer、SEO会社、求人メディアを経て、2017年にテレビ東京コミュニケーションズに入社、テレビ業界で活躍する明坂真太郎さんを取材しました。

20代は「自分のために」人の倍働くハードモード。30代は「人を幸せにするために」が働く理由

明坂さんが主体的にネットを使うようになったのは中学時代だそう。子どもの頃から、年齢・世代の分け隔てなく自分がコミュニケーションする世界を広げてこられた明坂さんのキャリアは、インターネットの本質的なパワーに下支えされているようにも感じられました。

実務の現場で活躍し続ける方というのは、特定分野における高い専門性もさることながら、複数の領域をまたにかけるバランス感覚&そのバランスの中でコトを生み出す推進力がすごいですよね。

確かな経験を積み重ねて、健全な自信を備えて、それを活かして活動しているのだけど、自信が慢心に転じることがないというか、おごった所までは決して振り切らないでいられる謙虚さを兼ね備えたバランス感覚を感じます。

自分と領域が異なる專門性をもった人たちの仕事に敬意をもって、そういう人たちと相乗効果があがる関わり方を模索して、お互いを活かしあったらもっと面白いことができるという眼差しで熱心に事にあたるから、どんどん人間関係も広がっていくし、深まっていくし、人間関係だけでなく自分の専門性も新しい領域へと広がり深まっていく。そういう好循環のおおもとには、こういう素直な眼差し、バランスのとれた健全な心持ちというのがあるんだろうなぁと、そんなことを思いました(いまいち表現しきれていない…)。

村上春樹のエッセイに「健康な自信と、不健康な慢心を隔てる壁はとても薄い」という一節があるのですが、こういうバランス感覚に長けた人に出会うたび、思い出されます。お時間あるときに、ぜひご一読いただければ幸いです。

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