「Web系キャリア探訪」第17回、「そうだ、向かうは個性化なのだ」
インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第17回が公開されました。今回は、日本印刷技術協会(JAGAT)やロフトワークの広報を経て起業されたオプンラボの小林利恵子さんを取材しました。
私は変人コレクター。複数の会社を経て「広報」を切り口に42歳で起業
取材の始まりに、同じ短大を卒業している先輩、専攻も同じ英文科であることがわかって、まずびっくり。'90年代に仕事でネットに関わりだし、セミナーなどの企画運営を手がけていた共通項もあって、自分のキャリアと重ね合わせるように話を聴き始めました。
が、話が進むごと、終始おだやかな語り口の中にも並々ならぬ底力を感じとり、ユニークな「変人」たちにも一目おかれる彼女の聡明さ、ビジョンをもって人を巻き込み形にしていくリーダーシップの手腕、事業家としての才覚など、自分と比べものにならない魅力をあびまくる取材となりました。
私も「変人リスペクト志向」で、変人と、未分化の変人予備軍を効果的にひきあわせて、変人化を促進する仕掛け・仕組み・学習の場を作る意識で仕事しているところがあるので、小林さんの活動には共鳴するところも多分にあって刺激的な取材でした。お時間あるときに、ぜひご一読いただければ幸いです。
私は、小林さんのいう「変人」を、「個性」とか「オタク性」といった言葉で表してきましたが、今回の取材は「そうだ、私の仕事は、ひとの個性化を支援する活動なのだ」という認識を新たにする機会ともなりました。私がクリエイティブ職のキャリア支援に仕えてきた二十何年の年月とは、そういうコンセプトのもとにあるもの。この軸、あらためて大事にしよう。
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