「Web系キャリア探訪」第13回、デザイナーという職能集団の長
インタビュアを担当しているWeb担当者Forumの連載「Web系キャリア探訪」第13回が公開されました。今回は、今年のはじめにヤフーのデザイン部長からクックパッドのデザイン戦略部本部長に転身した宇野雄さんを取材。
ヤフーデザイン部長を務めた宇野雄氏があえて、クックパッドに転職した理由
現在38歳と、(40代からみると…)まだお若いのですが、出向や転籍を含め9社を経験、インターネット黎明期から常に最前線でデザイン業務に従事してこられた宇野さん。
職場を転々としているように見えて、一社一社で獲得してこられた経験・知見が、それぞれに骨太で、それらを着実に積み上げ&掛け合わせて次につないでいって今がある、というキャリアだなぁと思いました。
とにかくがむしゃらにやりたいことをやりまくって未熟さをつぶしていって成長実感ありまくりな若かりし日々、WebサイトからWebサービスやソーシャルゲームへ作るものが変わっていき、「数字(の変動)を見ながらデザインする」「デザインで人の感情を動かす」「デザイナーのままデザイン部長を務め、内外にデザインの価値を働きかけ、実際に価値を出す」といったステージごとの実践、いろいろなチャレンジがぎゅぎゅっと詰まったキャリア話で、たいへん刺激的でした。
デザイナーを集めた職能集団を部署として作って機能させている事業会社が国内にどれくらいあるのかわからないけれど、そういう部署に身をおいて宇野さんの身のこなしを間近で見ている若手デザイナーの方は、かなり良い刺激をもらいながら働けているのだろうなぁと思いました。
自分がプレイングマネージャーのような働き方を志向していないとしても、デザイナーの仕事をきちんと会社の中でビジネス文脈にのせて言語化・数値化し、価値化し、経営や他部署に求められる環境でデザインの仕事に携わっていくって、すごく健全だし、学びが多いし、いろんなチャレンジも思いついたり提案しやすいだろうなと。
プレイングマネージャーという言葉はよく見聞きするけれど、ではプレイヤーとして何を果たし、マネージャーとして何を果たすことで、その役割を両立させうるのか。自分にとっても部下にとっても会社にとっても、その先のお客さんや社会にとっても良い効果をもたらす振る舞いとは。そうしたことを一歩踏み込んで考えてみる材料になるかもしれません。お時間あるときに、ぜひご覧いただければ幸いです。
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