サプライズよりワクワクを
半日がかりで旅行の手配をした。父と一緒に九州を訪ねて、あちらに住む妹とおちあって、3人で二泊三日の長崎旅行をする計画を立てた。妹があちらに住むようになって、一度父と一緒に訪れて同じように3人で旅行したことがあるのだけど、それが熊本地震の1年前だから2015年のこと。
となると、3年ぶりの家族旅行。3年前は湯布院でゆったり温泉につかった後、南下して阿蘇のカルデラの雄大さにびっくりたまげて帰ってきたので、今回は長崎に行ってみることに。
旅プランは最初、旅行に良さそうな日程に当てをつけて、今から宿が押さえられそうか楽天トラベルで様子うかがいつつ、父と妹に候補日の都合を確認。双方ともOKだったので、とりあえず飛行機の往復チケットを、父と私の2人分ネットで手配してしまう。
妹のパートナーが、それなら最終日の午後に大相撲の九州場所を一緒に見に行かないかと誘ってくれたので、それはいい!と二つ返事で旅程に組み込む。
3日目の午前中に福岡に移動して4人でランチしてから観戦する前提で、1日目と2日目の行き先を妹に情報もらいつつざっくり目処つけて、近くの宿を押さえた。車は妹がレンタカーを押さえて、長崎の間は妹の運転ですいすいすい。あとはまぁ、なんとかなるさ。
それにしても、最終日に大相撲の九州場所というのは良い。妹のパートナーにも久しぶりに会えるし、父も快い時間を過ごせるだろう。
相撲観戦の誘いを妹から聞いたとき、これを父にだまっておいて、当日サプライズで連れて行くっていうのをふっと思いついたのだけど、すぐに、それはないなって却下した。
せっかくの旅の予定。行く前から、みんな同じだけ実の詰まったワクワク時間を共有できたほうがいいではないか。当日直前にワクワクが始まって、すぐに終わっちゃうなんてもったいない。仕掛けた側だけ楽しみが長くて、プレゼントされる側が楽しみ時間が短いなんて不公平だ。一瞬のサプライズより、支度から始まるワクワクを。そう思うのは庶民思考ゆえか、あるいは一通りを想定内に収めておきたいディレクター脳の所以かも。
まぁ好みは人それぞれだろうけど、もう父に言っちゃったからいいのだ。電話の声が嬉しそうだったからいいのだ。楽しみに待って、みんなでゆったり、いい時間を一緒に過ごしてきたい。
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