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2018-08-31

「Web系キャリア探訪」第5回の掲載

今年の初めから連載しているWeb担当者Forum「Web系キャリア探訪」の第5回が掲載されました。

「私の仕事はおばちゃん業」ユーキャン・河内玲子氏。キャリアより社内の潤滑油役を極める

今回のインタビューは、生涯学習のユーキャンで、通信教育の受講者に向けたWebサービス開発を担当されている河内玲子さん。「かわち れい子」さんで親しんでいる方もいらっしゃるかも。私はお目にかかるの今回が初めてだったけれど、Web業界界隈ではよく名前をお見かけしてきた20年近いキャリアの持ち主。

おばちゃん業、橋渡し役、潤滑油、いろいろ呼び方はあるけれど、わかりやすくかっちょいい職種名や肩書きを持たずとも、その時その場で求められる役割を全うして極めればプロフェッショナルになれるんだよってことを体現されているキャリアで、勇気づけられます。よろしければ、ぜひご一読ください。

2018-08-28

スライド共有:社内研修や勉強会の効果検証

社内研修や勉強会の効果検証について、スライドを作りました。本当はもう少し具体的なノウハウを整理しようと思って書き出したのだけど、前置きをしたためていたら話が膨らんでしまって、一旦こちらの終着点へ…。これはこれということで、テーマにご興味ある方は、お目通しいただければ幸いです。

社内研修や勉強会がやりっ放しになっていないか

最近、自分の仕事、自分の役割について、考えごとをしている。ここしばらくはわりと、自分の目の前にある仕事をやることに焦点をあわせ続けて働いていたので、少し改まって、自分は何の役に立ち得るのかと。

キラリと光るものがあれば言葉にするのもたやすいのかもしれないが、なけなしの特徴をかき集めて言葉に起こしていくのは難儀である。

だからとりあえず、抽象的なのも具象的なのもごちゃまぜにして、メモに書きつける。仕事で大事にしたいこと、何がしたいのか、何は違うのか、どうしたらいいのか。今どう役に立っていなくて、それはどうしたらいいのか。市場はどうなっていて、どこで役に立ち得るのか。

散らかる言葉を構造だてて整理しきってみようとも思うのだけど、精緻に言葉でまとめきってしまうには、まだ早いような気もする。言葉は人を規定する。思考に良くも悪くも枠組みを与えるから、もう少しメモ書きのまま言葉を泳がせておいたほうがいいのではないかとも思う。

一方で、それってただの怠慢では、今がタイミングなのかもしれないよ、というツッコミも。どう枠組みを与えるかも、いつがそのタイミングとみるかも、結局は自分の解釈の与え方次第だ。

まぁともかく煮え切らないうちは、抽象的な概念で考えるより、できるだけ具体的な活動に目を向けて考えたほうが生産的である。頭の中で概念的に序列をつけようとするより、実際の活動をイメージして自分の欲するほうを体に選んでもらったほうが話が早い。

研修事業でいうと、今やっているオーダーメイドだけじゃなくて、研修をパッケージ化して量をさばきなさいよ!という拡大策は誰もが思いつく話なのだけど、そちらにはどうも食指が動かない。そこに今さら市場性があるか?というビジネス上の論点もあるが、それはおいておいて。

汎用的なパッケージを作って並べて、それをたくさん販売するというところに個人的に興味をそそられない。ということは、それと対極のところに自分の興味領域を浮かび上がらせられるのではないかと考えを進めてみる。

すると興味の向くほうは、簡単にいえば「量はさばけないが質にこだわる」ということになろうか。一つひとつにしっかり入り込んで、きちんと成果を出す。そういう方向で、もっと自分の働きを濃密化する道筋を歩めないかなと。

一つの研修プログラムを作っておさめるにとどまらず、クライアント各社の経営戦略に基づいて人材開発の方策を有効な施策に落とし込んで提案・展開する、現場の皆さんのパフォーマンスが確かに上がって、組織も個人も喜ぶ、包括的な人材開発のデザイン力が提供価値になったら一番だなと思う。

そういうものの一環として、効果検証のノウハウというのもある。教える取り組みはできているけど、本当にこれでいいのか、効果は上がっているのか、教える内容やレベル感、教え方、学ぶ側の学び方はこれが最良なのか、そういうことを受講者と講師、組織の後方から見渡して構造作りをサポートしていけるように腕を磨いていく道筋か。

そこにどれだけの市場性があるのかというと、なかなか微妙ではあるのだけど。この辺の働きをありがたいとは思ってもらえても、その曖昧な価値に対してお金をもらい事業を成り立たせるとなると、相当な力量をそなえないとって気がするけど、薄利多売方式でいっても同じように険しい道なら、こっちのほうが断然に模索しがいはある。秋・冬はもう少し目線を高くしてやっていこう。

2018-08-13

ときどき狩猟系

この一週間ほどで、案件ががらりと入れ替わった感。今期は4月初旬から8月初旬まで、わりと長丁場のプロジェクトが走っていて、それがトトトンと先週あたりで落ち着いた。それと時を同じくして、まったく別のクライアントさんから引き合いが立て続けにあった。「示し合わせたかのように」とは、まさにこのこと。

さて、それ以外の案件も含めて先日までかかっていた案件はどれも春先に提案の段階を終えていたので、ここ数ヶ月は受注後の研修の設計・開発・実施・評価の仕事に明け暮れており、言わば農耕民族化していた。

それが、この1〜2週間ほどで一気に狩猟民族へのモードチェンジを迫られている感じだ。早く着替えなきゃ、と脳内で指示がとぶ。

新規引き合いを受け、アポをとって、下調べして、ヒアリングに行って、先方と方向性を話し合って、お盆明けに提案書をまとめて提示しますねと約束して帰ってきて、お盆突入。この一週間で提案書を2つこしらえないと。もともとあった社内の仕事もある。お盆というより、8月最終週の小学生の気分だ。

提案フェーズには特有の面白さと怖さがある。ドキドキとハラハラがやっかいだけど、自分からガツガツ狩りに出かける気概がなく、とはいえずっと農耕をやっているのもつまらないという天の邪鬼を飼っているので、農耕7〜8割、狩猟2〜3割で、どっちもやっていくという仕事のスタイルは、自分の性に合っているのだと思う。

案件の目指すところを念頭において、包括的に上流も下流も、抽象も具象も行ったり来たりしながら矛盾点を突き、整合性をとり、全部に責任をもって取り組んでいくのがいい。

時代的にも、今は個人の仕事領域を細分化したり専門化していくより、統合して包括的に関わっていく流れかなぁというふうに感じるのだけど、それは個人的な感覚だろうか。

なんにせよ、なんとなくの頃合いで時々引き合いをいただいて、お客さんに会いに行って話を聴いているうちに、こうしたらいいんじゃないかとか、こういうことはできないかとかイメージが膨らんでいって、そういうのを先方と話し込んでいるうちにお客さんの期待が高まっていくのを感じ取り、そうすると期待に応えるいい提案を書いて「おぉ、これこれ、こういうの!」って思ってもらいたいなぁって気が高まっていって、そういう提案とはどういうものかと思案して形作っていって、提案書が仕上がる頃には「受注して実現したい!」っていうプチ野心が私の中に宿っているという狩猟への早着替えが、自然現象的ですごくしっくりいく。

というわけで、お盆ど真ん中ながら夏休みっぽさのない一週間の始まりなのだけど、今日8月13日は単発で夏休みをもらい、カンカン照りの中、父と一緒に母のお墓参りに行ってきた。掃除してお花を供えたお墓は水と太陽の光を浴びてきらきらして、きれいだった。母はお盆には帰ってきて銀座をぶらぶら散歩するんだと言っていたっけ。

2018-08-02

「Web系キャリア探訪」第4回の掲載

今年の初めから連載しているWeb担当者Forum「Web系キャリア探訪」の第4回が掲載されました。

ライオンに入社して1年で「あっ」と驚くデジタル施策を連発、その立役者の意外な経歴とは?

今回のインタビューは、ライオンのコミュニケーションプランナー阿曾忍さん。

大学院での微生物の研究から、就・転職を経て「バファリン」や「ストッパ」、「キレイキレイ」などを手がけるライオンのコミュニケーションプランナーに至る道筋を辿っています。どれも身近な商品なので、話がすごく面白い。

「多様性」っていうと、いろんな人がいることを認めよう、受け入れよう的な意味合いで聞くことのほうが多い気がするけれど、ひとりの人間の中にみる多面性にふれたときこそ、私は人間の多様性の妙に感じ入ってしまいます。

阿曾さんのお話は、初対面&限られた時間でありながら、そんな一人の人間の中に彩る多様性を感じられた時間でした。よろしければ、ぜひご一読ください。

それにしても、最後の写真は…。ど根性ガエルのぴょん吉的に、ライオンちゃんが私の服に張りついているように見えて仕方ない。

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