「UX JAM 23」LT登壇の後書き #uxjam_jp
毎週月曜日になると、Facebookでつながっている方の「しいたけ占い更新されたよ!」という投稿が流れてくる。それを見かけると見に行くのだけど、今週行ってみたら、とにかく今週の魚座は地味にしてろ!とのことだった。「今週のあなたは地味であればあるほどいい」という。
しかし今週は、以前書いた通り「UX JAM」というイベントでライトニングトーク(LT)をする週なのだった。5分間と言えど、来場者は150名(100名から増枠した)。私にとってはだいぶ派手な部類にあたる活動なのだけど大丈夫だろうか…と腰ひけながらも、本日イベント当日を迎え、地味に実直に頑張ってきました。
「UX JAM」は、Webサイト/アプリを作る人向けのUser eXperienceを題材にした「ゆるい」勉強会/交流会イベント。交流会とLTを交互に行っていくスタイルで、参加者同士が気軽にUXについて話し合える場とのふれこみ。あと、参加者層が若くて、アラフォーというよりアラサーというイメージ(行ったことはないが)。
もともと人が大勢集まる所に苦手意識がある上、若い層が集まるともなると出向くこともなかったのだけど、私が普段足を運んでいる業界コミュニティのイベントは自分と同年代の参加率が高いので、世代違いに触れるのも大事だなぁと思ってエントリーした面もある。
そもそも私は、自分の同業たる人材開発コミュニティに参加することはほとんどなく、自分のクライアント市場にあたるWeb業界コミュニティにぽつぽつ足を運んできたのだけど、自分と同世代が多く集まるコミュニティだとこの頃は、クライアント市場の中でも相談・発注いただく側(経営・マネージャー層)に類する方々との交流に寄ってくる。もちろん、それはそれで大変有意義だし、私はネット系の思考/志向/嗜好?の人がそもそも気があって大好きなので、同志のように感じる方とのおしゃべりは弾む。
ただ一方で、若い人たちのコミュニティに出向けば、クライアント市場の中でも受講いただく側(現場リーダーや実務者層)との情報・意見交換ができる。そう考えると、そちらの人たちの考えていること、感じていることを聴く機会ももつって大事だなと。
そちらの空気感に触れていなくて、現場の肌感覚が養われていないと、どうしても「白け」に対して鈍感になって、(学習の)場づくりする人間にとっては致命的なミスをやらかしかねない。その場に投下したとき何がウケて何がシラケるかの感度が鈍いと、適切な場づくりはできない。作り出す「場」の有効性を高める肝とも言えるのが、現場の肌感覚だ。なので歳が離れていっても、直接現場の人たちと話したり交流する機会をもつのは大事だなと思う。
LTで自分が5分話すことで、あとの時間たっぷり、その人たちの話を聴くことができたら、すごく有意義である。きちんとお話しして、いろんな人とお話しできるといいなぁと思って、恐る恐る会場に向かった。
で、実際どうだったか。すごい良かった。私の話は、とりあえず時間内に収まって伝えたいことはざっくり届けられたか…くらいの感じだったけど、その後ほんとにいろんな方がお声がけくださって、20人くらいと、そこそこ時間をとってお話ができた。
実際には、さほど若い人ばかりという感じもなく、年齢層も幅広かった印象。お話しさせていただいた方も、育てる立場、教える立場、学ぶ立場といろいろ。また主催者が挙手アンケートをとったところ、デザイナー、エンジニア、ディレクター&プロデューサーが三等分くらいの割合で、職種もバラエティ豊かだった。
お声がけくださった方の中には、以前より私がSlideshareにあげていたスライドを見て仕事の参考にしていたという方もいらして、そこから先ネットで何者か調べようと思っても同姓同名の作家ばかり情報が出てきて、ずっと謎の人だったので、ようやく会えて良かったと声かけてくださる方も複数。ありがたすぎた…。
というわけで、今回のスライドもアップロードしましたので、いつか何かのつまみになれば幸いです。今回はLTのスライドなので、問いかけ的な内容に終始していますが…。
UX JAM 23 LT「UXデザイナーのUXデザイン学習のデザイン」
あとはいかに今週を地味に暮らして、魚座バランスを取るかである。今日は大変だったけど、素敵な一日でした。感謝の気持ちでいっぱい。ありがとうございました。
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