風邪の必殺技
新年早々(といっても年明けたのはもう数ヶ月前のことのように思えるが)わりとヘビーな風邪をひいてしまい、先週末は寝通し寝ていた。
私は風邪をひいたときって、毎回ずるずると長引かせてしまうことが多く、風邪の予兆があって対策したら1日で治ったとか、かかる前にどうにかなったという経験が記憶にない。かかったら1週間コースとか、長いと3〜4週間ずるずるやっている。ずっと、風邪をひいたときの必殺技が欲しかった。
今週は予定が立て込んでいて絶対休めなかったので、熱だけでも週末のうちに退治する必要があり、先週は金曜の晩から月曜の朝まで、次の対策を講じて、寝ても覚めてもひたすら寝た。
・電気敷毛布を、いつもは7段階中3のところ5
・上は3枚着て厚着する
・水をよく飲む
・足が温まるまで靴下をはいて寝る(温まったら脱ぐ)
・汗をかいたら上下とも着替える
・首にタオルを巻く
・暑い、熱い、あついーと頭の中で念じる
私は全然汗をかけないタチなのだけど、これでずいぶんと汗をかいて、数時間で2〜3度上がった熱を、週が明けるまでにじわりじわり平熱まで落とすことができた。
首にタオルを巻くというのは、この正月に実家に帰ったとき、父がこうするとあったかいんだと言ってやっていた技で、今回取り入れてみたら、これがなかなか良い。かいた汗も吸収してくれるし。
高校1年のときの担任の先生が厳しい人で、熱が38度超えても家に帰してくれない人だったけど、彼女は「水を2リットル飲んで、首にネギ巻いて寝れば風邪は一晩で治る」と言っていた。あれって、ネギじゃなくてタオルでも、つまりなんか巻いて首をあっためれば良かっただけなんじゃ…と、熱にうなされながら思ったりした。ネギはネギ臭くなりそうで、なかなか試す気になれない。ネギも風邪ひきの首に巻かれて生涯を終えるのは、なんだか不憫である。先生は後で食べていたんだろうか…。
とりあえず、週末のうちに熱の攻防戦は抜けた。が、回復とは言えぬまま月曜日に放り出され、今週はずっと気が気でなかった。
クライアントさんに提供する研修本番が2日。準備して、本番して、レビューしてレポート出して、次どうするか練って、それを反映して次の準備して、本番して、レビューして。
その間に別のクライアントさんの提案書提出の締め切りが迫ってくる。金曜の午前中にそれを仕上げて提出。
そこから、なかなか進まなかった週末の準備。土曜の今日は、久しぶりに「MBTIを用いたキャリアカウンセリング」を引き受けていて、今はそれの準備をなんとなく終えたところ。イレギュラーだけど、このブログを読んで年末お便りをくださった方で、今日が初対面の方なのだ。
今週は素敵な人たちと会って語らう予定もいくつか織り込まれていて、束の間ながら豊かなひと時を過ごした。視線を合わせてゆったり親密に話しこむ時間が、心を開放的にすーっとさせる。不思議な感覚、尊い友だち。1月は濃密に、気がつけばあっという間に終わってしまいそう。
来週は来週で、継続案件と新しい案件と詰まっているので、風邪がぶり返さないようにして一つひとつ丁寧に歩を進めたい。健康かどうかで「綱渡り」か「充実」かが一変してしまうので、大事にしないと。
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