枠組みを超えて、融かして
なんだか「ブログを書く」という行為が遠のいてしまっているなぁ。できるだけ頻繁に書きたいという欲求があるわけでもないのだけど、なんで書いたり書かなかったりの時期があるんだろうなぁというのは、不思議である。忙しいときには書かないとか、別段そういうことでもない気がして。
それで今日は、うたた寝から本気寝してしまって、はっと目覚めた深夜になんとなく書き出してみたのだけど、最近の仕事のほうは、というと今年度に入ってからはずっと案件が潤っている。
別に何かの戦略・戦術を打った結果というわけじゃないから、「今抱えている案件が終わったら、その後はわからん」というのらりくらり具合は相変わらず。でも、一つやって信頼してもらえて、同じ会社の別案件や、関連会社からの案件が立て続くというのは嬉しいことだ。
そんなこんなで今期は、4月の提案からにわかに仕込みが始まり、5、6月にひとやま研修提供のラッシュがあって、7月にちょっと一息。7月後半から8月は新たな仕込み時期で、9月は研修の提供が続く。来月は月・水曜がA社、火曜がB社、木・金曜がC社向けと研修本番で埋まっている1週間があり、今はその教材・テスト作りを数時間ごと頭かちゃかちゃ切り替えながらやっている。
こうしたオーダーメイド研修のほかにも、今年度はいろいろ変わり種の相談をいただいている。クライアント側が外部講師は自分とこで手配する感じで、私は講師手配を含まない研修設計担当として相談をもらえるケースがあったり、キャリア系では講演のほか、若い人のメンタリングやキャリアカウンセリングをお引き受けする(私的には)一風変わった受託案件も出てきて、なんか広がり感あるなぁと不思議にみている。
自分の中には特別、固定的な「自分の仕事」の枠組みって持たないでいるつもりだけど、外からはやっぱり、どういう職種の人なのか、どこを任せられる人なのかと枠組みをもって見られるものだと思うので、こうやってお客さんや友人・知人のほうから自分の既存の枠組みを融かすような機会をもらえるのは、すごくありがたい。
それに応えようとすることで具体的目標ができて、その達成に向かうことで自分が変化していくというサイクルは、自ら目標を立てる姿勢に欠ける私にとって、すごく自然でしっくりいく。人から見れば気に止まらないくらいささやかな変化だろうけど、身の丈的にはそれがちょうどいい。
と、まぁもう少しこういうメモを気軽に残していきたい気もするが、どうなることやら。
そうそう、私が引き受けたメンタリングは同業者としてではないけど、「メンタリングを社外の同業者に業務委託する」というのは有意義かもな、と思ったりした。Web業界とかだと個人や小さな組織でやっているところも多い。社内ではなかなか若手育成に時間が割けなかったり、社内では自分がトップなんだけど会社の枠を越えればまだまだで腹割って仕事の相談ができる先輩が欲しいみたいな場合に、メンタリングの外注っていうのはもっと身近な選択にあっていいのかもなと。飲み会や勉強会とかの交流と別に、1対1で、NDAも結んで、外部の○○さんに「メンタリング:月1回○時間○円」で3〜6ヶ月お願いしてみるとか。会社がお金を負担して、そういう仕組みを作るのもいいかもしれない。もうそこら中でやっているのかもしれないけど。
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