客に合わせて棚を分ける
風邪っぴきで鼻がグズグズ、ポケットティッシュの消費が半端なかった数日前、ドラッグストアに入ってポケットティッシュのまとめ売りを探すも、どこを探しても見当たらない。
風邪対策っぽいところ、日用雑貨っぽいところ、化粧品っぽいところ、どこにもないのでスタート地点に戻って入口から店内を全コーナー見てまわり、見落としがあったかと二周目をまわってみるも、やっぱりない。
仕方なしと降参、棚周りに店員さんが見当たらないのでレジ待ちして尋ねたら、あっさり見つかった。レジ前にあったのだ。お会計するところの真下の棚。
レジ周りって、レジ待ちしているときに視界に入るので、ついで買いにはいいけれど、それ目的で訪れたときには毎度見落としてしまう。店員さんに訊いて「あぁここに!」ということもあれば、あきらめて他の買い物だけしようとレジに並んだところで「あぁここに!」と気づくこともあるが、あきらめて他のお店に流れたことも何度となくあると思う。
今回のようにレジ下ってことだと、全然目につかないので、ポケットティッシュは街中で配っているし、そんなに売れないから、あえて死角に置いていたのかもしれないんだけど。
閑話休題、この「レジ周りの商品が目につかなくて、それ目的で行った客は非常に困る」問題が、どれくらい一般的な問題かはわからないんだけど、どうにかならないものかしら。
と考えてぱっと思いついたのは、たとえついで買いを狙ってレジ周りに置くとしても、それとは別に、その商品のカテゴリーとして普通にあるべきコーナーにも置く、それぞれの客に対応させて両方に設置してくれたらいいのでは?という策。他力頼み…。
こりゃ素人考えなのだろうか。そんなに悠長には棚を使えないのだよとかあるのかな。置き場が分散すると、どうも締まりが悪いということなのか、在庫管理に何か支障があるのか。
でも、商品をまとめて置くより、商品が二箇所に分散しても客層に合わせて置き場所をそれぞれに用意したほうが売れやすいのではないのかしら。
よく使うスーパーでも、お弁当やお惣菜は1階で売っていて、調理してから食べる生鮮食品などは2階で売っているところがあるんだけど、そこも同じように気になっているヨーグルト問題がある。
2階には、家庭でよく飲む牛乳とかジュースの紙パックと並んでヨーグルトが置いてある。家庭用の大ぶりのも、一食に添える小ぶりのも、まとめて置いてあるんだけど、この小ぶりのヨーグルト、いくらかでも1階のお惣菜コーナーに置いたら、けっこう売れると思うんだよなぁ。自分なら買うってだけの根拠だけど…。でもお昼や夕食を買うのに1階の調理済みお惣菜コーナーだけ使っている買い物客もそこそこいそうなのだ。
店内の商品棚は、バックヤードと違って、商品をまとめて管理するためじゃなくて、商品をいろんな人に売るために置いているのだから、いろんな客層、購買機会にあわせてもうちょっと置き場を分散することに前向きになって一考してみてもいい気がするんだけども。何かものすごい非効率でも抱え込んでしまうのだろうか。
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