迎賓館からの18km散歩
一週間ほど前に連絡をとった友だちと、久しぶりに会って散歩でもしようという話になり、それならゴールデンウィーク辺りにどうかというので急きょ会うことになった本日。身の危険を覚えるほどのお散歩日和で、目の病気のため帽子を深々かぶってサングラスして日傘さして、時おり周囲に怪しい目を向けられつつも、一日中元気に散歩した。家に帰ってきてiPhoneで調べてみたら、なんと一日で18kmも歩いていた。
四ツ谷にある迎賓館が一般公開で中に入れるらしいというので、これは観たい!となり、当日枠の整理券をゲットするため朝10時に集合。その時点で、12時~、13時~、14時~、15時~の「15時~」の整理券が配られたので、朝10時でもぎりぎり通過だったようだ。さすがゴールデンウィーク。
15時まで散歩して、また四ツ谷に戻ってこようというので、てくてく歩きだす。地図も見ずに、ほとんど東・西・南・北という4つの方向感覚だけで進む方角を決め、この先はもうちょっと北東方面に向かってみるかとか、なんとなくあっちに気が向くとか、あそこの小道に入っていきたい気がする、とかいう気分で行く道を決めて歩いた。こういうときは「気分」に尋ねると、だいたい答えはこれと返ってくるものだ。
それで四ツ谷の迎賓館から、北西に上がって、東に行って、南に下って…と、住宅街の中をあれやこれやおしゃべりしながら歩いていたら神楽坂に到着。そこで一休憩。腹ごしらえしてから電車に乗って四ツ谷に戻り、一般開放されている迎賓館の前庭に足を踏み入れる。まさか、この門をくぐれる日がやってくるとは…。
さらに、朝10時にゲットしておいた当日枠の整理券を手に、迎賓館の本館の中へ。これがまた、すばらしいのなんの。贅を尽くしつつも品がある。広がる空間に物語がある。圧倒されて、ふわぁー、ほぇーって言いながら表に出てきた。そこから奥に進んだところの主庭も見事で、大きな噴水から、晴れた大空に向かって水が噴き出している。これも、ふわぁー、ほぇーと言いながら観賞。
いやぁ、素晴らしいものを観たねぇと言いながら、またてくてくと歩き出し、赤坂方面に下ってコーヒー飲んで休憩して、あれやこれやおしゃべりして帰ってきたら18kmオーバー。気が早いけど、今日という日に、今年の「最もゴールデンウィークっぽい休暇を過ごしたで賞」をあげてしまおう。
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