さらば30代
私の人生の30代が終わった。今日から40代だ。いやぁ、なんか、なんとなくなった気もするし、どすんとくる気もする。前夜は珍しく遅くまで外にいて、帰り道に0時を迎えたので、気がついたら四十になっていたんだけど、家に帰り着いて、あぁ終わったんだなぁと。人間が設けた、ただの節目じゃないかとも思いつつ、やっぱり十の位が変わるのは、そうでない誕生日とくらべて感慨深いものがあるなとも思う。
それも40代となると、人生の前半戦は終わり、もう二度と舞い戻ることはない感じがある。人生の終末が見えてくる復路の感じもありつつ、また一方で今がまっただ中じゃないか、今やらんでどうする、先々なんてないんだぞ、という感じもある。
そうやって振り返ると、30代はやっぱり、まだ若い感じがあったんだな。40代はもうどうしたって若くない感じがする。けど、70代から見たらまだまだ若い、現役ばりばりって世代とも思う。
ともあれ、気がつけば、問題提起している場合じゃなくて、待ったなし、言い訳なしの、問題解決する世代になっている。べきだとか、いかがなものかとか、これってどうなんだろう…なんてぶつぶつ言っている場合ではない。そう思うなら動け、という世代である。おまえの世代が動かなくてどうするんだよ、という世代である。
私はどうも、母がなくなった59歳を基準に自分の人生をとらえるのが癖になっている。そうすると、あと20年ないのか(もしれないのか)と思ってしまう。それで人生終わるとか考えると、やっぱりけっこう恐怖なのだった。
まぁだからといって縮こまっていてもそれこそもったいないので、会いたい人に会い、やりたいことをやり、健康に過ごして、幸せだったなぁって感謝できるように生きていくほかない。いつかいなくなっちゃうなんて、尊い世界だなぁと切に思いながら、一日を大事に生きていくほかないのだよな。
30代は歳をおうごと暮らしぶりが地味になっていった感があるんだけど、節目の40歳は、もう少し軽やかに、にぎにぎしくいけたらいいかな。40代は、さわさわと生きたいなと思います。この先10年も、よろしくお願いします。
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