« 十年の礼 | トップページ | 本人に言う »

2015-01-01

2015年の年越え

2015年、あけましておめでとうございます。

年末は実家に戻り、父と妹とともに年を越した。ここ数年は、父も私も1月1日0時を迎える前に就寝してしまうのが恒例だったが、今回は妹もこれに参戦、眠いと言って私より先にリビングを後にした。私は今回頑張って、23:50まで起きていた。子どものように途中眠気と戦いながらも、テレビを観るのも実家で過ごすときだけなので、年末年始くらい世間に触れようと思い、NHKの「紅白歌合戦」を最後まで鑑賞。23:45に「ゆく年くる年」が始まり、ぼーんと除夜の鐘の音がなるのを聴いて、テレビを消した。すると家の外から遠くの除夜の鐘の音が届き、それに耳を澄ましながら寝床に向かった。ということで今回、我が家は0時前に完全消灯だった。それもまた良し。

元日は年頭の挨拶に始まり、家族で杯をまわしておとそをいただくのを2周。その後、おせち料理とお雑煮をいただく。昔は父が年頭の挨拶で「宇宙→世界→日本→我が家」の話をしていたのだけど、最近はその辺を父がはしょるようになったので、今年は私が宇宙の話を…。というか、最近観た「インターステラー」の感想…。というか、基礎知識がないので映画の前に予習で(3割だけ)読んだ新書「重力とは何か」の感想か。

宇宙は137億年前に生まれたそうだけど、えぇ!?じゃあその前には何があったの?とか考えると、わけがわからなくて。そんな状態で「インターステラー」を観て、宇宙を視覚的にどどーんと見せつけられると(しかも3時間)、また別の角度から、自分の生や、家族、親しい人たち、自分が生きている世界がいとおしく感じられた。そういう自分の目の前のミクロな世界を大事に過ごしていきたいと年頭の挨拶をしたら、妹が隣りで「おぉー」とうなってくれた…。

あわただしかったり、せわしなかったり、いろんな人の想いや意見がこんがらがったりする世の中で生きてはいるけれど、そうした中でも、ある種淡々と、自分が大事だなと思うものを大事にして、生身の人と向き合う時間を大事にしてやっていけたらと思う。

目的を概念化しすぎず、対象を集団として捉えすぎず、そこにいる人の真正な想いや志しを淡々とくみとってサポートする時間を重ねていけますように。自分の心を豊かに動かしてそれを感じ取りながら、人に対して強くしなやかに向き合っていけたらいいな、と思いつつ新年の幕開け。

昨年こちらに足を運んでくださった方に、心から感謝を。本年もよかったら、どうぞよろしくお願いします。

« 十年の礼 | トップページ | 本人に言う »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2015年の年越え:

« 十年の礼 | トップページ | 本人に言う »