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2014-09-19

総力戦という自然体

9月1週目、目の手術と術後の療養で寝てばかりいたのが嘘のように忙しい日々を送っている。9月2週目に入り、仕事復帰とともにわわわーっと立てこんでいって、9月中・下旬はぎゅうぎゅう詰めの感あれど、あぁ帰ってきたんだな、帰ってこられたんだなと、ありがたい気持ちに満たされている。

街中を歩いたり、本を読んだり、ちょっとした買い物をしたり、友だちとご飯を食べて話し込んだり、取引先と打ち合わせをしたり、画面をにらんで書類を作ったり、こうしたことを痛くないでできている現実に、ふと感謝の念を覚えてじんわり来てしまう日々だ。

今、目薬は4本を駆使している。手術した右目に2本、していない左目(切除していない軽め翼状片とドライアイ)に2本さしている。これがまた複雑で、右目の1本は光に弱いので遮光袋に入れて管理、日に5回。もう1本は光にも熱にも弱いので遮光袋に入れて冷蔵庫で保存、これも日に5回。1本目と2本目は5分程度の時間をあけてさす。左目のほうは1本が日に3回、もう1本は日に2回で、後者はよく振ってからさすこと。こちらも1本目と2本目は5分程度の時間をあけてさす。と、これを毎日間違えないようにやる。忘れると、すぐ再発するぞ!とおどされている…。そして紫外線対策でサングラスやら帽子やらをせっせとかけたりかぶったりして暮らしている。

だけど、そんなことは、あの痛い日々に比べたらなんでもないのだ。

仕事のほうはかなり本腰でやらねばな状況。ここ最近はだいぶ総力戦の様相を呈しているというのか、バラエティ豊かだ。あるお客さんとこではOJTプログラムを整備したり、対象となる方々の個別面談をしたりして方向付けを行う仕事。あるお客さんとこではモバイルラーニングコンテンツの監修。新規のお客さんに相談いただいたのでは、やや長期の研修プランを策定して提案書をこしらえているところ。自社グループ内の組織づくりのサポートに入ったり、インタビュー取材して原稿書いたり、新卒社員のメンターをやったり。あと、7月末にこのブログに書いたMBTIのフィードバックカウンセリングも、その後お声がけいただき、今日までに5人の方に個別に行ったりして、この活動もかなり濃厚。

ここ最近はほんと仕事のバラエティが豊かで、自分の中にあるもの全部で、使えるもの全部使って考えて感じてアウトプットして、という感じだ。これまでいろんな経験をさせてもらって得た知識やスキル、意気込みや信念を総動員した、まさに総力戦。人生の後半というのはつまるところ、そういうやり方になるのが自然の成り行きなのかもな、とか思う。

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コメント

順調に回復されているようで何よりです。
本当に、当たり前の仕事や日常が送れるだけで、幸せだということを忘れてしまうんですよね。

それでもどうぞ無理せず、お大事にして下さいね。お元気そうで嬉しいです。

sasakiさん、ありがとうございます。言葉が心にしみます。日常のことに感謝する気持ち、長く大事にしたいですね。ほんとにありがたいことです。引き続き、健康には注意と感謝を送りたいと思います。

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