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2012-09-11

「イベント」のシニア用語

少し前のことになるけれど、今年の夏の始まり頃だったか、父が「どこかで何かやってないかなぁと思ってインターネットで検索をした」というので、へぇ、そういうので検索するんだーと思って、「なんてキーワードで検索したの?」って聞いたら、「催事」って返ってきた。びっくりしたなぁ、もう。

私は父の答えを聞く前に「イベント」とか「お祭り」とか「花火」とか、そういうものをイメージしていて、それがはらほろひれはれと頭のなかで散っていった。人の頭のなかにある言葉、聞いてみないとわからないものだなぁと。人間、放っておくと勝手にわかったつもりになってしまうから、ほんと自分に対する健やかな懐疑心は意識して持ち続けねばなりません。

でもこれからの時代は、別に一つひとつのサイトオーナーがそんな関連づけに四苦八苦しなくても、検索エンジンがうまいこと関連づけて導いてくれるようになっていくんだろうか。当人が表明する検索キーワードに限らず、その人の意識の及ばぬところまでも言語化して関連づけて導いていくのかもしれない。

「催事」ってきたら「イベント」、夏場なら「お祭り」とか「花火大会」とも関連づけて、さらにこの人は千葉にいるから、千葉の情報を優先度高くして提示して、その下に東京の情報もつけておきましょうか、とか。年齢も考慮すると、シニア層が楽しめる催しものがいいねぇとか。でも結構活動的で、過去の検索履歴からすると山登りとかも好きそうだから、そっち系も織り交ぜて、とか。でもこの人、情報が多くありすぎるとうんざりして聞く耳もたなくなるから、5つほどタイプの違う情報を選りすぐって、まずは提示してみるのがいいんじゃないかしら、とか。それくらいは近い将来、朝飯前という感じではないか。

とか、この間日吉の中華屋で皆でわいわいおしゃべりしていたときに話したこと、その後思ったことなどメモ。

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