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2011-09-13

むち打ち記録

昨日の朝、出勤途中に自宅の最寄り駅で首から肩にかけて激しい痛みが走る。電車に乗って乗換駅まで進み、駅に降り立ったところでもう歩けないと判断、駅員さんに助けを求める。駅の事務室みたいなところで休ませてもらうが、ここでどれだけ休んでもまともに歩ける状態に復活は遂げられそうにない。家に帰ったところで何の解決にもならないし、ここから病院に行くしかないかと思い、駅員さんに相談。救急車を呼ぼうかと言ってくださるが、意識が混濁しているわけでもないのに救急車を呼び出すのも申し訳ないと思い、病院を紹介してもらう。駅からタクシーをつかまえるところまでの移動を駅員さんに手伝ってもらい、近くの病院へ。駅員さんがすごい親切で救われた。

院内で診察を待っている頃はまだ、何をしたら激痛が走るのかまったくわかっておらず、ちょいと左を向こうとしたところでグキーンと首に激痛。そのまま一気に気持ち悪くなって過呼吸になって発汗もひどくなり、倒れ込んだ。そこで自分の診察の番がまわってきて、ただならぬ雰囲気に。しかし原因をつかまないことには…とふらふらになりながらレントゲンをとってもらう。結果、特に問題はなさそうだということで、痛み止めを処方されて、薬屋経由でタクシーで帰宅。

しかし家に帰って薬を飲んで数時間じっとしてみるものの、薬がきく気配もないし、横になるのも起き上がるのも、その都度激痛が走って大変。このままではどうにもならないし、まったく事態が好転する見通しがない。もはや一人で家を出られる状況でもなく、途方に暮れる。

で、もう救急車しかないと思い、結局119番に電話。119番の方がまた親切で、私がぐったりしていたのもあるけど、次々に質問していってすぐこちらに救急車を向かわせてくださった。救急隊の皆さんも親切で、こういうときにはほんと、人の優しさが身にしみる。車内で首を固定させるグッズを首に巻き付けてもらって、それで少しだけ楽になった。

近くにある大きな病院に運ばれて、救急外来でみてもらう。ここもまたお医者さんが皆親切で、丁寧にみてもらえた。この一件で、人の優しさは文字通り人を生かすんだなと思った。で、結局むち打ちではないかということになり、新しい首固定グッズを巻き付けてもらって自宅療養に。

お会計に1万円以上かかって、さすが救急外来ってのは高いんだなぁと思っていたんだけど、夜に病院から電話がかかってきて、保険証を持参していないということになっていたので(持っていっていたんだけど、バタバタしていてそういう確認がないままになっていた)保険が適用されていない額で請求されていたとのこと。翌日16時までに病院で手続きすれば払い戻しされるとのことなのだけど、今朝起きてみたら、まったく表に出られる状態ではなく断念した。もったいないけど、無理はものは無理なのだ。

お医者さんからは、むち打ちなら一般的に1週間くらいで治るとの情報をもらい、それに期待を寄せて今は心静かに耐え忍んでいる。待つしかない問題に向き合う修行のごとく。とにかく頭を動かさないようにして太極拳のようにゆっくり歩く、横になる時も頭を手で押さえながら首がすっきりおさまるところを模索しつつ、ゆっくーり体を横にする。起き上がる時も、手で頭を押さえて首に負担がかからないようにしないと、ぐきぐきいって涙目になるのだ。首が日々、どれだけ重たいものを支えて頑張ってくれているのかをしみじみ思う。首に感謝。

しかし横になりすぎて、どうにも暇なので、今はこの文章を書いている。ラジオの存在もさっき思い出して、久しぶりにラジオをかけている。人の声にはほんと救われる。あとは、ちょこちょこ仕事の連絡をとりつつ、病院帰りに調達しておいた食パンで食いつなぎながら過ごしている。この食パンがなくなるまでに、家が出られるくらいまでには復活を遂げたい。

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コメント

読んでいるだけで痛々しくてびっくりしました。
救急車や病院など、、大変な思いをされましたね。

むち打ちって原因はなんなのでしょう。。血流なのかしら。。事故など急な負荷が首にかかって起きるものだと思っていましたが、日記を拝見するとそうではないのに突然起きたようですね。。
首って普段重たい頭を支えて酷使しているけど、そのことに気づかないですよね。


寝ながらブログを書いているところが、さすがというか、時間を無駄にしないというか、感心しました。。
でも普段お仕事で過労気味だと思いますので、どうかゆっくりお休みくださいね。。(という気持ちにもなかなかなれないでしょうが。。)

どうぞお大事になさってください。。
早く治って通常生活に戻られますように。。

まず、お大事にしてください。
以前、全く同じ経験があり、お気持ち察します。
2週間ぐらいの間に、首に衝撃加えたことは無かったですか?
自分の時は、バイクで溝に落ち、ちょっとだけ首をガクっとしただけで、その2週間後、朝、首に激痛。起きられず、そのまま救急病院へ、でした。溝に落ちた後は、ちょっとだけ首が突っ張るな、と思った程度。何事も無く過ごしていたのですが。
その時も、正体不明の注射(医者は説明したらしいけど、聞いている余裕無し)を打たれて、ちょっとはましになったようなですが、とにかく後は自宅で安静。頭の重ささえ支えることが苦痛で、動かそうものなら激痛が走る始末。まいったものです。
とにかく、安静にして待つしか無いようで、お大事にして下さい。
あっ、パソコンはあまり良くないので、ほどほどに。

ベルさん
お見舞いメッセージありがとうございます。
そうそう、ここに原因を書いていないのは、原因らしきものがこれと特定できないためで、この週末ヒールの高い靴をはいてけっこう歩いていたとか、始終重たいカバンを持ち歩いているとか、PCに向かっている時間が長いとか。あれこれの蓄積かもしれませんが…。
ほんと、首ってたいしたものだなぁと頭がさがる思いです。首に頭を下げるのは複雑な体勢となりますが(いまいちイメージできない)。
しばらくブログを書いていなくて、ここに書き表したい欲求がたまっていたので、起きた状態でこれを書きました。寝たり起きたりするのが大変なので、一度起きたら起きたまま、一度横になったら横になったままで数時間過ごしています。首に負担をかけないため、極力横の時間を長くとっているのですが。少しずつ、快復をしているような気がしてきたので、引き続き安静にして完全快復を待ちたいと思います。

balloさん
なんとも貴重なお話、ありがとうございます。バイクで溝に落ちるとは、想像するだけでも恐ろしい体験ですね…。
2週間くらいの間に…、これというわかりやすい首への衝撃はなかったと思うのですが、忘れてしまっているのかもしれません。正体不明の注射とは怖いですが(注射嫌いでして…)、私は注射なしで、首を固定するグッズを巻くのみでした。
頭の重さを支えるのが大変、動かすと激痛、まさに!です。安静にして快復されたballoさんのコメント、たいへん心強いです。ありがとうございました!

ひ〜、相当むち打ちって大変なんですね。。。
首を寝違えるのの延長くらいなのかと勝手に思っていました。
生活できないほどでないだけに安静にしにくいのかもしれませんが、、まずはお大事に。。。
やはり健康でいたいですね。

まーしーさん
ありがとうございます。ほんと、むち打ちって相当きついです…。健康第一ですねぇ。こんな目にあうと、ほんと心の底から思います。首固定して安静に努めます。メッセージ感謝です!

いやいやびっくり。大変なことになってるねえ。
その後いかが?

私もRを連れて?救急車に乗った時に、着いた病院で泣き叫ぶRを救急隊の人があやしてくれてたっていう。。ほんとに感謝したよ。人の優しさ、染みるね。

とにかく今は休養が一番。休むことがお仕事よ。

きょうこちゃん、ありがとう。私もびっくりした…。その後、昨日よりは多少ましになっている気がするよ。
大変なときの人の支えって、ほんと染みるよねぇ。
早く完治させるよう、集中して休むようにしたいと思います!

首のヘルニアじゃないですか?
私は腰に持ってるのですが、痛みの始まりはなにか【キューン)という違和感でした。
それこそ、どこをどう向いても痛い感じよくわかります。対処は安静にするしかないので大変でしょうが、乗り越えてください。

ちなみにヘルニアは、強い圧迫でもなりますが長年の姿勢や軟骨組織の磨耗によっても起きるようです。

やぎさん、メッセージありがとうございます!
キューンですか。それはまた小悪魔的なキュートな音色ですね…。それにしても、ひどい痛みですよね。腰はまた体の中心部だからさぞかし辛いと思います。私も高校時代に急に腰が痛みだして、横断歩道で動けなくなったことがありますが。
長年の姿勢とか、とても怪しそう。靴とか、寝る時の枕とか、元気になったら見直したいと思います。
とりあえず安静にしておきます。。

臨場感満載ですね。。情景が脳裏に浮かぶようです。首、痛いですよね。私も似たような経験があったりします。横になるときの頭の首への加重が恨めしいですよね。友人からはぎっくり首じゃないか?!と言われたことがあり、当時はぎっくり首??なんて思った記憶があります。柔整をやっている友人が治してくれるといっていたのですが、その処置法を聞いて痛みに耐えれそうにないので丁重にお断りしたのも今はよい話のネタです。
これは時間薬しかないと思うので、安静に養生してくださいね。

まるまるさん、メッセージありがとうございます。実はその後、また一波乱あったのですが(今度は腰に…)、今は落ち着いています。
まるまるさんも似たようなご経験が…。私も知人に「ぎっくり首では」と言われましたよ。ほんと、頭の首への負担をこんなに感じたことはありませんでした。
処置法もまさしく同じ思いで、痛くない道を選びたいとひたすら安静にしていましたが、まずまず快復してきたようです。気を抜かずに、穏やかに過ごしたいと思います。

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