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2010-09-16

hysmrk1.1

昨日、分析力に長けた某氏から「hysmrk(私)がやろうとしているのは、今のhysmrkを1として、hysmrkって人間を1.1とか1.2にしようってアプローチなんじゃないか」と言われ、実に見事に言い当てている!と思った。なるほど、なるほどなぁと今日も何度か思い出しては、ふむふむーと考えいってしまった。いや、ほんとシャープに言い当てた感じがある。

無条件に、だから良い悪いに直結する話ではないと思うのだけど、私がそれを聞いて、「なるほど、なるほど」と思ったことに、自分のある面が意識化されたという意味が一つあるし、私がそれを意識のまな板にのっけられて主観的にどう思うのかが、また大事なところである。

で、どうなのかというと、例えば「おまえはそういう小数点第一位な成長曲線をたどるのでいいのか?」と自問してみると、胸がざわざわしないでもない、という心境になる。だからまぁ、一の位が2、3と上がっていくような舵取りに切り替えたいってことを自覚しないといけないんだろうな、これを機に、と思った。しばらくドリフトを続けたしなぁ。

ただ、そういう一の位レベル(いや、やるなら十の位、百の位で発想せよという人もいるだろうけど…)の成長曲線、あるいは世の中への貢献曲線のステップアップを遂げるのに、具体的にどういう変革をもって成していけばいいのか、具体的な計画イメージに落とし込めない。一般的なアイディアは出せないこともないのだけど、自分自身が2、3に上がっていると実感できるものがいいわけで、その核心をついたステップアップが実際どんなものに着地しうるのか、これは結構難しいお題じゃないかと思う。

私は価値基準がかなり抽象概念に振り切っているので、「転職」とか「独立」とかいうイベント性が高いものの現実的変革にはむしろ抵抗感があるし、内面的な変化をどうつかむのかがはっきりしないと、現実世界に変化を加えることに必然性を感じられない。面倒くさいですね…(前者がわかればけっこう一気にかたつけますが)。

それもこの歳になると、まったく方向性のあてがないわけでもなく、それなりの軸と範囲はある。人の学習の場を、より専門的に分析・設計・開発・運営・評価できるように腕を磨いていって、より有意義な学習機会を提供するってあたりが範囲になるのかな。

とはいえ、どこにどうフォーカスをあてて磨いていくと、それが2、3の実感を得ることにつながっていくのか、んー。キャリアカウンセラーの専門性と、インストラクショナルデザインの実践と、まぁそのあたりでうろちょろはしているけれど、ほんとうろちょろしているだけって感じもあるし、まぁ、とりあえず考えながら仕事して、仕事しながら考える。で、あるとき何かが見えてきたら、それにしよう。

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コメント

独立、いえーっ!

一見小さなステップの様に見える1.1や1.2でも、累乗していくと、大きな数になるという見方もありますね。

2倍、3倍になっても自分がやるべきこと、やりたいことでなければ面白くない気もするし。

むしろ、大変な毎日の中でx1.1を繰り返せる仕事に着いていることは、素晴らしいことだと思います。イヤイヤ、普通の人にはなかなかできない事ですよ、これは。

おがさん
いやいや、お兄さん…

タケシさん
1.1、1.2に着眼したご意見というのは、これまたありがたいですね。自分のなかで、冷静なバランスをとりやすくなりました。
「おまえはそういう小数点第一位な成長曲線をたどるのでいいのか?」というのは、けっこう誘導尋問的ですしね。これで結論を導くのはさすがに早計か。(笑)
現状でも、お客さんが増えるたび求められることの幅も広がっているし、私なりに毎度自分への要求水準を上げていっているので、案件ごとに成長させてもらっている感はあるのですが。
そんなことを考えていて思ったのは、たぶんhysmrk1.1っていうのは自分個人の成長をさしていっているのではなく、自分が世の中に対して貢献することの大きさみたいなものをさしているのかなと。
これって個人的成長とはイコールじゃない。例えばチームを組織するとか、チームに属して分析・設計工程に注力するとかで動けば、貢献できることの大きさは変わってくるというか。でもまぁ、そうすることで失うものもあるので、なかなか割りきりが難しいですね。
とりあえず、インプットする余裕をできるだけ確保して仕事しながらまた考えてみます。また談義しましょうね。

日記のタイトルを見たときに「あ、バージョンアップだ」と察知しました(笑)
相変わらず思考回路が複雑かつ論理的でややこし~。でも書かれている内容は理解理解!大変筋道の通ったロジカルシンキングって感じ。自分のことをこうやって客観的に見つめることができるのは素敵な大人の証だね。
一方、逆に読んでいて感じたことがあったよ。
それは人間としてその個人として本能的に潜在的に自分がどうありたいかということを思考回路を通じず、直感的に感じている部分。それに向かって深く考えずに自然体で邁進していく、自然にそれに向かった活動やコミュニケーションができる。そんな風も素敵なんだなと。
 『意識が行動をつくる  行動が習慣をつくる 
  習慣が人格をつくる  人格が運命をつくる』
双方の要素をバランスよく無理せず融合して実践できる人間になりたい!

文面から、誰かわかりました。すみません、毎度こんな調子で…。(笑)
でもここに書いていることはそう論理的でもないのよ。粗を探そうと思えばいくらでもって感じ(笑)。どちらかというと、読みながら感じ取ってくれた直感的に感じている部分の表出って感じです。そうだね、「自然体で邁進していく、自然にそれに向かった活動やコミュニケーションができる」そんなふうに生きていきたいし、そんなふうに受け取ってもらえたならすごく嬉しい。ありがとう。ともに頑張りましょう。

あ、名前書くの忘れてましたね<(_ _)>
そうです、あなたの予想どおりワタクシかず~です。

私は、

「前向きな気持ちといろんな意味でのバランス感覚」

が、目下テーマです。
最近やや前向きじゃない気持ちとやや偏った感覚な感じなので…。ちきしょ~!世は3連休です。hysmrkさんも適度に休息をね!

ありがとう。前向きな気持ちといろんな意味でのバランス感覚。おとなだねぇ。たぶん、連休をゆっくり、あるいはたのしく過ごすこともこれに貢献するね。よい3連休を!

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