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2010-07-10

内省エネルギー

相当追い詰められてたんだなぁ、ということに気づいたのは木曜の晩。ある案件の提案フェーズがひと段落ついて、あとは先方のレス待ちという状態に入り、とりあえず「一息つく」ことができた。

ここ数週間ずっと、5~6時に起きて7~8時に会社入り。ひと仕事した上で連日提供しているA社さんの研修準備に入り、9~15時でA社さん研修本番、15~16時でその片付けやレポート作成などして、16時すぎから別のお客さんの仕事を始め、B社さんにプレゼンに入ったりC社さんに打合せに行ったり、あるいは社内の打合せ。

そこから戻ってきて、19時くらいからようやっと自席に落ち着き、翌日のA社さんの研修準備、翌週にひかえたD社さんの研修準備、その先に本番がひかえているE社さんの対応や、年間でサポートさせていただいているF社さんとのやりとりなど1時間刻みくらいでやって、ふと気づけば夜中、みたいなのをくり返していた。で週末はG社の提案書作成。

ずっとかなり気がはった状態で、ひたすら走り続けていた感じだったんだと思う。「省みる」という時間がなかなか持てなかった。私は省みる時間をエネルギー源にして生きているようなところがあって、何かを見たり聞いたり触れたり感じたりの体験を持ち帰って、それを少し落ち着いたところで自分の中で省みて、人にしてもらったことに「あぁ、ありがたいことだなぁ」と改めてしみじみ感謝したり、「あぁ、あの人はこんな心情なのかもなぁ」と思いをはせながら自分のできることを模索してみたり。そうする中で、むくむく明日のエネルギーを充電していくようなことをしている。

だから内省時間をとる余裕なくひたすら走り続けている状態だと、どうも不健康になってしまう。一つひとつの体験をもって、自分が感じるところを存分に感じ入って、尊い人の行いや気持ちに触れたら、それをとことん感謝したいし、ありがたいことだなぁって気持ちを大切にしたい。そういうものをしっかり受け止めて、自分のエネルギーにして、その感謝の気持ちを次に展開していきたいと思う。

もっと丁寧に生きなきゃなと。そのためには、やっぱり心の器が大きくないといけない。小さな器ですぐ一杯一杯になってしまっては、一つひとつのことを味わい尽くして、それを次に展開するアクションまでつなげきれずに、時間ばかりが過ぎていってしまう。

広義の意味で、私はやっぱりキャリアカウンセラーとして社会に仕えつづけたい。そのためには、強靭でしなやかな精神性が必要だし、国分康孝先生がおっしゃるように「知性・分析力・攻撃性」が必要なのだ。そして、それをまるっと飲み込んだような人としての包容力が必要なんだ。もっともっと人間として大きくならないとなぁって思う。今も少しずつ大きくなれているとは思うんだけど、内省エネルギーをもって毎日の体験をしっかり自分のものにしていかないとなって思う。

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コメント

お気持ちよくよくわかります
でも、くれぐれもお身体だけは壊されませぬように…
女のからだは一度壊れると厄介ですよと経験者が語ってみるテストw

わー、noriyoさん。ありがとうございます。
いや、ほんとに。健康あって、ですよね。健康は本当に尊い。そこはぎりぎり、守りきっている気がするのですが。ほんと気をつけねばなりませんね。今度直接会って、ご指南いただきたいです。

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