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2010-01-24

サラリーマンの贅沢

ここしばらく自社もの案件とクライアント案件が結構な数で並行して走っていて、さらに1月とあって旧知の皆さまとお会いする機会なんかもあれこれあって、スケジュールが濃密だった。

年末年始に出した企画たちは無事に受注が決まって、これから詳細落とし込みとあれこれの準備、本番へ。来期のご相談ごともちらほら入ってきていて、日によって頭に浮かべる企業さんの顔が違う。けれど、その日その時間は一つのことに集中して、そこの企業さんに貢献できるように仕事をしたい。当分のんびりとはいかないけれど、ありがたいことだ。

ここにいなきゃ、こんなご相談ごとが私のもとに舞い込んでくるはずもなく、やっぱりさまざまの機会を与えてくれる組織というのは、なんだかんだいってありがたいものだよなと思う。機会を与えてもらえば、そしてその機会に真摯に真正面から向き合っていければ、その積み重ねで人は育つものだし、人は価値を生み出していくものだ。機会が与えられない環境に身をおいたら、私は本当に何者でもなくなってしまうと思う…。

私が自分の仕事軸で尊敬する人はみんな会社の外にいるけれど、そういう人たちが社外であれ自分に刺激を与えてくれる距離にリアルに存在してくれていて、会社は自分が欲するさまざまの機会がふってくる場に役割を置いてくれている。三十路サラリーマンともなれば、これで十二分に贅沢な環境だ。

あとはこれを自分の中できちんと生かしていくこと。きちんと一つひとつお客さんのサポートになることを形づくっていくこと。自分の会社にも、関わってくれる社外の協力者にも、きちんと意味のあるものを残していくこと。その過程でまた社内外のいろんな人に支えられたり、導かれたりしていることに、きちんと気づいて感謝して生きていきたい。自分のなかにゆとりがないと、この大切なことが見えなくなってしまう。

そうして一つひとつの経験をきちんと積み重ねて、それがまた違う形に昇華されるといいなぁと思うけれど、生き急ぐのはやめよう。浅い経験のなかで全体性を捉えた体系化を急いでも何にもならないのだ。一つひとつをきちんと目的に適うようにやって、そろそろ集まったかなぁってふと思ったとき振り返ってみたら、自然ともう一階層上の体系とか別の意味が浮き上がってきたってくらいが私にはちょうどいいのかもしれないって思う。

大枠のフレームワークを最初にもっておくのは能率的だけど、それ以上はお勉強を続けていても仕方ない。機会をいただける場に身をおいて、その一つひとつで精一杯の価値を生み出す。その繰り返しの先に、本当に自分自身の内側から浮き上がってくる体系図とか新たな価値っていうのがあるんじゃないかなーと思う。あれ、何の話だっけな。まぁ、いいか。そんな2010年の始まりです。

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