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2009-02-25

古き良き時代の女

ということで(前回の続き)、まずネットにつながらなくなったネットブックの行方ですが、こちらは即日復旧。そうだそうだ、“困ったときの再起動”をまだやっていなかったじゃないか!と再起動してみたら、「あっちのじゃつながらないけど、こっちのが見つかった。試しにこっちでつないでみる?」みたいなメッセージが出て、「はい」ってクリックしたらつながりました。それが何だったのかは記録なし。あぁあー、ほんと自分が情けない。

で、ほぼ同時刻にいきなり顔面蒼黒になった電話(PHS)のほうは、その翌日もずっと意識を取り戻すことなく夕刻が訪れ…。外出があったので帰り道に会社近くのウィルコムストアに立ち寄ってきました。そこでつかんだ原因はなんと!「充電切れ」でした。ズコーっ。コントの主人公になった気分でした。

入店したときの私の頭の中は、なんでだろうなぁという故障の原因に対する探究心のようなもので、お医者さんにかかるような感じで普通に症状を話して様子をみてもらっていたから良かったのですが、これ「よーよーよー、これどうなってんだよー」的アプローチで入店していたら、相当カッコがつかなかったと思います。

まぁそういう人はそういうドジをせず、こういう人がそういうドジをするものなのかもしれませんが…。だとすれば世の中よくできていますね。でもそうじゃない気がする。

ともあれ、お店の人「いやー、大事にいたってなくて良かったですねー」、私「いやー、ほんとお恥ずかしいかぎりで…」と、昭和時代にタイムスリップしたようなやりとりをして和やかに歓談し、店を後にしてきました。古き良き時代の女と呼んでください…。

つまるところ、やっぱり私がこわれてるのか…という問いは、とりあえず来週に持ち越して引き続き頑張ります。今日は提案書一本仕上げる!あと、あれの納品完了!

2009-02-23

こわれてく

こわれていってるのは今のところカラダじゃなくてモノ。先ほど、最近買ったhpのネットブックがネットにつながらなくなり(同じ環境下でMacBook はネットにつながった)、またほぼ同時刻にケータイというかPHSが顔面蒼黒に。うんともすんとも言わなくなりました。ボイコット運動か…。

で、私は生活破綻中。仕事がふりきってます。「もともと生活らしい生活などしていないじゃない…」と言われれば「その通り!」と返すほかないのですが、とにかく仕事が、私の人生史上最高の大変さを日々記録更新中。「自分を超えろ!」という神のお告げでしょうか。

諸々のルーチン業務やら来期の計画やら某ワークショップの準備とか本番とかやりつつ、社内外からのご相談の便りもなぜかこの時期にまとまってやってくる不思議。そんな中、ここ十日間ほどで提案書1本、レポート3本、枚数にして58ページ(数えるな)を仕上げてお客さんとこに納めた本日。感無量です!

それで少しだけ身が軽くなったのだけど、これから今日中の某仕事をやって、今週はもう2本提案書を仕上げてお客さんとこに出さないといけない。やっぱりこれは神のお告げにちがいない。そろそろ、そのラインを一つ超えてこっちいらっしゃいと。神さま、今のところ筋肉ふるふるさせながら頑張ってますよ。

あと一週間頑張って、この2月にやるべきことを一通りやり遂げたら少し大きくなれるかもしれない。あと一週間頑張ったら一日くらい休めるかもしれない。という希望的観測をもって「やるっきゃない!」というのが2月の私の流行語大賞。

そんな状況で2週連続の土日出勤、日曜出勤が朝8時から夜0時近くまでとか久しぶりに体験してしまったのだけど、なんだか若者の勲章っぽくて人に言いたくなる(だから書いてる)。たぶん前にやったのって20代前半、下手すると10年くらい前になるんじゃないかと。

でも、私と同世代でもこういう働きっぷりしてる人ってうじゃうじゃいるっぽい。それっていったいどんな体力づくりをしてやってのけているのでしょうか。「仕事で…」とか返されると元も子もないけど。でもまぁいいんです、この一時的なはずの山を乗り切ったら、その強靭な体力など私には必要なくなるはず。もうしばらくは神のお告げということで頑張ります。そうしたらモノも直るかなー。

2009-02-14

2大ロマンチックデー

「一年のうち2大ロマンチックデーを挙げるとしたら?」って尋ねられたら、大方の人はクリスマスイブとバレンタインデーを挙げるのではないか。私が今の会社に入社して丸4年。この間この2大ロマンチックデーが土日と重なったのは、2005年と2006年のクリスマスイブ、そして今年のバレンタインデーが3度目だ。ここまで調べている時点ですでにあほだ。

さて、この3回のうち私は3分の2の確率で会社に出勤しており(というか最初の2005年のことはよく憶えていない)、この2回とも同じクライアントに出すレポートをまとめて日が暮れている。なんというご縁だろう。ひとりものの私をかわいそうに思って毎度予定を提供してくれているとしか思えない。お心遣い、感謝します。

そんなわけで、今日もしーんと静まり返ったオフィスにぽつり、東京電力のCMに使えそうな風情で自分のところだけ蛍光灯をつけ、仕事をして夜を迎えた。「そういえば2006年のクリスマスイブもこの企業さんのために黙々と一人レポートを書いていたなー」と、そんなことを思い出しながらキーボードをたたく様はしがないサラリーマンドラマ深夜枠風でもあり、これで卵かけごはん3杯くらい召し上がっていただければ本望というような…。だいぶタイトルのイメージからずれてきたな。

で、終わればいいんだけど、明日もまた別件仕事を2件やらねばな状況。年始辺りの予定では、今週末は久々の土日休みを取り小旅行でもどうかぐらいの勢いだったのだけど、まったくそれどころでない。最近の頭の稼動需要は、私の人生史上最高といっても過言ではないかもしれない。今までがゆる過ぎたのかもしれないし、社外の大変な人たちのことを思うときっとそうなんだろうという気がするけど…。

しかしまぁ、列をなしているすべてが頭フル稼働の真剣勝負で文書に落としこむまでしないと前に進まない作業で、一つひとつやるっきゃないというか、とりあえず当分休日はお預けっぽい。そんな時期もあるよねってことで、極力平日早めに切り上げるなどして仕事時間を分散したり、仕事場所に変化をつけるようにしようと思う。もうまったくタイトルから遠くなってしまった。すみません、「ロマンチック」で検索して来た方…。

2009-02-11

HPのネットブック買った

諸事情により、いい加減「持ち歩きが億劫でない軽くてちっちゃいノートPC」がないときつい状態になり、仕事がんばったご褒美にって一押しもあり、さらに街中にはそこらじゅう「お尻のポッケにはさすがに入りませんよ」なVAIO type Pの広告たち。今回ばかりはソニーPCという選択もありなのでは?と、閉店間際の大手量販店に数度足を運んだ。22時までやってるんだもの…。

それで最初手にしてみて感動。なんという軽さ!1.1kgのその他ネットブックとは一線を画す、素晴らしいじゃないかソニー!と即買いしようかと思ったら、店員さんに行く手を阻まれた。そなたは関所の役人か。ネットブックの中じゃ高額商品なのに、どの店員さんもかたくなにtype Pを売らない。っていうか名前出すと一蹴される。Vistaは遅いというのが大方の落とし方。そして他の製品の引き立て役に使う。

お高め商品をそれ理由で売りつけないのは良しとしても、明らかに好き嫌いの私情とか先入観を持ち込んでいるふうなのはどうなのかと思いつつ、とりあえずこれだけ購入を阻まれるのも何かのご縁ということで(何事も前向きに)視野を広げてみた。

するとこれまでずっとご縁がなかったHPが光り輝いて見えてきた。HP Mini 1000。私の場合、基本文字打ち用途なので、キーボードの優秀性が何よりの選択基準だよなって考えると、このキーの大きさや押し感、配列の素晴らしさは一気に心奪われる。そして基本性能を重視する姿勢は、私が最も尊さを感ずるところ。とどめはシンプルな黒ボディに、必要十分なWindows XP採用。なんて総合バランスに優れたネットブックでしょうか。HP素敵。

ということで、この時期強烈なガチャピンPCの薦めも受けたけれど、ソニーもかわいそにーだけど(著作権フリー、ご自由にお使いください)、数日寝かせてやはりHPしかなかろうと。会社帰りの21時半、1軒目が在庫切れ、はしごして21時45分2軒目で1つだけ在庫があると言われ、あぁこれは見事に神さまに遊ばれてるなーと思いつつ、流れに逆らわず素直に購入。たかだか80だか100年の人生、買いたいときが買いどきです、はい。

末筆とはなりますが、ソニーには心から感謝を。貴社のtype Pの発売は、ネットブック市場全体の売上に大いに貢献していると思います、なんて嬉しくないのか。いや、でも一流の仕事って多かれ少なかれそういう面を含むものだ。そうにちがいない。一流の仕事だと思います!なんて嬉しくないのか。

2009-02-07

憑かれる仕事

しばらく緊張状態が続いていた研修案件の本番が終わった。とにかく、良い形で提供できて良かった。ほっとした。まだ結果を考察してレポートにまとめる大仕事が残っているし、もっと良くするためにもっとしておけたことはなかったか振り返りもしなきゃだけど、それでもやっぱり、確かな手ごたえをもって本番が終わったという節目は大きい。

自分の仕事をコンサルティングと表現されるのは受けつけないのだけど(コンサルティングっていうとものすごいことできないとダメそうなイメージが抜けない…)、ここのお客さんとの関わりは、仕事の種別的にはコンサルティング領域に踏み込んでいると言わざるをえない。レベルはどうあれ。

だから、そのすごそうな面構えの領域で求められることを自分がどこまで提供できるのか、無意識のうちにプレッシャーもかかり、ものすごい神経を使っている。要件に合った解決策をどれだけどんぴしゃで企画立てて設計図を描けるか、それを具現化する体制を手配して提案できるかもそうだし、準備から研修当日までの本当に細々とした先方マネージャー層&受講者&講師のサポート一つひとつもスーパー感度で意識を働かせて動く。

ここに意識が入った状態は相当疲れるけど、気分の悪いものじゃない。というか、大変有意義な仕事だ。私は基本バランス型人間なので何かに没頭できる人を見ると憧れてしまう性質なのだけど、このよくわからない無形の空気感には唯一、おそらくそれに近い状態にさせられる。本番前日ともなると、どこか「憑かれた」ような状態になる。まぁ別に見た目何ら変化はないし言行も普通なんだけど、自分だけが感じられる心の底のほうが憑かれている感じ。

そうして今回のように参加者がすごいイキイキとした表情で意見を交換したり創造的な活動をしているのを間近で見られたりすると、部屋の隅でひっそり胸を高鳴らせてしまう。自分が仕事をしている最上の喜びは、この場づくりに貢献して、この場に立ち会えることなのかもしれないと思ったりする。

創造するのは本人たちでしかありえないし、そこはわきまえておきたいポイントなんだけど、本人たちが存分に創造性を発揮するための場をデザインすることはできる。私は広義で捉えた「学習の場のデザイン」に携わっていきたい。暑苦しくなく、薄っぺらくなく、さらっと手厚いサポートができるように。

そのためには、もっと勉強して経験して、専門性を磨かないとな、とも改めて思った。まだまだできることが見えているだけでもあまりにありすぎる。そして仕事もてんこもり、機会はてんこもりなのだ。一つひとつ、きちんと形にしていこう。

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