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2008-11-16

どうにかなる京都旅行

過去何度か大阪出張には行っているものの毎回翌日が仕事日で日帰りを余儀なくされていた。それが今回初めて、翌日出勤しなくても良い日にあてられたので、日程が決まった時からなんとなーくで、「その後一泊して京都でも旅行してこられたらなぁ」と夢見ていた。

が、このところかなり仕事が立て込んでいて、前日日が暮れるまでは他案件の諸々をあれこれ。夜は出張準備をするので精一杯で、旅の準備までは到底手が出なかった。ただ、その日会社の女の子が自ら京都の旅本を持ってきてくれて「旅(というか出張)に持っていけ」と貸してくれたので、それを新幹線の中で読めばどうにかなるのではと、なお夢を描きつつ前日を終えた。

ものの、新幹線に乗り込んで40分ほど、超集中モードで出張先の会議のシナリオを整理していたら乗り物酔いしてしまい、仕事を終えるやいなや「到着まで寝る」以外の選択肢がありえなくなってしまった。で、ひたすら眠り続けて大阪到着。大阪支店では名古屋会議みっちりの後、大阪会議みっちりで、持ち帰る宿題もがっつり。こりゃ相当頭と体力を使う案件になりそうだ…。

なんてうちにすっかり夜になってしまったのだけど、生来楽観的なので「逆に当日晩のほうがキャンセルとか出て宿とりやすかったりするんじゃないの?」という頭があり、また自業自得の自覚もあるので「押さえられたら京都泊、押さえられなかったら東京に帰ればいいや」と気合いのない計画をもって楽天トラベルに身をゆだねてみた。そうしたらすぐ取れた。予約まで5分足らず。

というわけで、大阪の皆さんとゴハンをご一緒した後、21時過ぎには解散して一人京都へ。ホテルは駅の真ん前、シングルと言っていたのにベッドは2つあるし、PCないけど無線LANも完備な(無駄に?)贅沢な部屋。どうにかなるもんだなーと思いつつ、お風呂&ベッドの中で翌日行きたい所をチェック、あとは行き先も行き方も当日気分で決めればいいやーと就寝。

翌朝は8時前にチェックアウトしてバスで大原へ。「三千院」「宝泉院」、その後は地下鉄とバスを乗り継いで「高台寺」。結局、行った所というとこの3箇所だけか。でも朝のバスは車窓から京都の景色を楽しめたし、三千院や高台寺はかなり広いので、これでも一杯一杯。もっと削っても良かったと振り返る。写真はこちら(撮影は素人だけど、写ってる中身の景色は素敵でしょ…)。

ちなみに、紅葉の見頃は今週と来週らしくて、観光客はものすごい多かった。ホテルを取れたのも、最後迷子なりかけで乗ったタクシーの運転手さんに「奇跡的だ」と言われた。この時期はビジネスホテルだろうが、なんとかホテルだろうがとにかく予約一杯で取れないと言う。タクシーも足りないらしい。

こちらはどうにかなったものの、バス移動はしんどかった。中はぎゅうぎゅう、外は渋滞続き。最後京都駅に向かっている時は、外を歩く人にどんどこ抜かされていき、これは目的地に近づくほどひどくなるよなーと思われたので途中で下車。地下鉄に乗り換えようとするも、もう少し行けるかも?と足を引きずって歩き続けてしまい、図らずも京都の夜道をしばし散策(迷子)することに。

ともかく「京都を歩く」以前に「バスに乗る」とか「街を散策する」こと自体が最近ご無沙汰な非日常だったので、もう少しいろんなバリエーションの日常を作るべきよねーと思ったりした。今度はひっそりとどこかに行ってみます。

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コメント

お写真も見ました。「ねねの道」って知らなかったんですが、ねねさんの道なんですね。(ってそのままのこと書いててすみません。。)
素敵です。。

まりさんの「超」がつくほどのお仕事の多忙さはいつも遠くから心配していますが、そんな中で「なんとかなるさ」の強いバイタリティを持ちながら京都旅行を実現させてしまったのは、さすが!と頭が下がります。
確かにこの季節、京都は観光客がものすごく多い、と友人から聞いていたので、ふらりとホテルが取れたのは非常にラッキーだったのかもしれません。そんなこともすべて、日頃のまりさんの行いが良いためでしょう。

京都女一人旅、、私も実はずっと憧れているのです。。
出張のお仕事は大変そうですが、京都に行かれて良かったですね!

ベルさん、あたたかいメッセージをありがとうございます。骨身にしみました。ベルさんもぜひいつか実現してください!「京都女一人旅」はそういわれるとそうですね。旅の間気づかなかった。そうか、そういえばみんな誰かと一緒にいました…。

「ねねの道」は、そうなんです。私もそれ以上の何を語れるわけでもないのですが、ねねさんの道なんです。(笑)
高台寺は、秀吉亡き後に、その菩提を弔うために妻のねねさんが、家康に頼んで作ってもらったお寺だそうで。向かいには圓徳院というお寺があって、そこに長くねねさんがお住まいになっていたそうです。その近くに「ねねの道」が。(写真とってたら向こうからバイクのお姉ちゃんがぶぉーんって出てきましたが…)

私はバイタリティってないほうだと思いますよー。だから自ら旅に出るとこまでできず、出張に乗っかったらこんな私でも旅を楽しめるのではないかと…。それでもこの有りさま。当日なんとなくで決めて運良く世の中に受け入れられた場合に限り、旅は実現するようです。(笑)

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