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2008-11-09

11月は千葉県のようなもの

「パクチーは教頭先生のようなもの」を筆頭に、分かりにくい比喩表現をすることで(局所的に)有名な私ですが、もちろん自分的には「まさにフィット!」と思って口にしているわけなので、それが驚くほど分かりにくいというのは毎度意外です。

この間も会社で「11月は千葉県のようなもの」と得意げに言ってみましたが、周囲全員から「はぁ?」と返されて、あれれ…でした。なぜそこで「まさに!」と返してくれる人が誰一人としていないのか!

これをここまで読まれた方が「んなのわかるかいっ」と思うのは当然です。それは私も心得ております。でも、その時その場では、皆がクリスマスの話題を共有していたのです。「11月が始まったばかりだというのに、もう街はクリスマスモードだねぇ」と。そこで一言、私が「11月って千葉県みたいなものですよねぇ」としんみり言ったわけです。そう、そこでわかるでしょう、そこでわからなきゃ!

いいですか、皆さん。11月だって毎年頑張ってやってきてくれているわけですよ。葉を秋色に染め、秋の匂いを香らせて、私たちを包み込んでくれているわけです。なのに街中は思いっきり12月モード。クリスマスツリーにクリスマスソング。もういくつ寝るとお正月ーなわけです。

それでも11月は毎年11月であり続けるわけです。翌年も、その翌年も11月としてやってくるわけです。来ることを止めることもせず、過剰にでしゃばることもせず、11月としてやってきては11月の仕事をして、街を秋から冬へとつないでいくわけです。12月を主役に立てながら。涙ぐましいじゃーあーりませんかっ。はぁ、まるで千葉県のよう…。いいやつだなぁ、おまえ。

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コメント

そんな11月が1年で一番好きだったりします。
年末のホリデーシーズンの喧噪が遠くに見えるワクワク感が好きなのです。

12月に入ると師走で慌ただしいだけだから。

でも、それが千葉県かどうかというのは。。。佐賀県とか滋賀県でもいいような気がしますw

「11月が嫌いじゃない」人は多いと思いますが、「11月が一番好き」という人は稀有な存在かも。

それにしても「佐賀県」「滋賀県」「千葉県」という並びはなかなか興味深かったです。それぞれ「福岡」「大阪」「東京」という強者の隣に身を置きつつ、それに仕え、それを生かし、自分なりのプライドもマイペースに育みつづけられるしなやかさをお感じになってのことでしょう。えぇ、えぇ。わかります。

…の中でもなんで「千葉県」だったかって、それは首都の隣ってのもありますが、まぁ単純に私が生まれも育ちも千葉県だからです。(笑)

しょっぱなの「パクチーは教頭先生」も、、何かがツボでしたが意味がわからないで取り残されている私です。。
脇役だけど地味に頑張ってるんだよ、、という意味でしょうか?

「11月は千葉」、、なるほど、その柔らかい頭の構造に感服です。。言われてみればそうかも、、と思いつつ、その会話のそのタイミングでもきっと気づかない私でいそうな気がします。。

つい、、「埼玉もそうかも」と思ってしまいましたが、きっと埼玉だとまたニュアンスが、まりさんの中では微妙に違うのでしょう!

「パクチーは教頭先生」、えぇ、とても良い線です。「なんとなくいるだけのように感じられるけど、実はいないと困る、でもいなくならないとそのことに気づかない」的存在のあり方とでもいいましょうか。

なんで喩えをわざわざそっからもってくるんだ!と言われても、それは私にもよくわかりません…(笑)。パクチーについて話題に挙がった時、私の頭の中に教頭先生がトコトコ歩いてきただけで。

そうそう、「埼玉」は私の中ではちょっと違います(笑)。新東京国際空港(2004年から改名したらしいですが)とか、東京ディズニーランドとかってネーミングを、「あー、東京ってついてた方がさまになるもんね」とあっけらかんと受け入れる千葉県民性が、この比喩表現を下支えしているのであります。

とりあえず2月茨城3月群馬はガチ。

解読むつかし。

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