コンビニで思うこと
「2番目にお待ちのお客さま、前のレジどうぞー」とはコンビニでよく聞くセリフなんだけど、それはもともと「2番目のお客さま、前のレジどうぞー」って もっとシンプルな言い方だったのが、より丁寧な表現へと進化を遂げようとしたときに道を誤って、意味までずれちゃったってことじゃないかと推察している。
「2番目にお待ちのお客さま」では、「1番目にお待ちのお客さま」がいつまで経っても待ちぼうけのそっちのけじゃないか。と言っても、実際待ちぼうけの そっちのけになってるお客さんなんて見たことないし、そういう理屈っぽいこと考えてる暇あったら「ほら、早く買うもの出して。お財布出すのにもたつかない の!」って話なのかもしれないけど。はい、すいません。
では、毎回レジでこちらの顔形をじろってチェックする店員さん。これは毎度たじろぐ。防犯目的でレジ対応マニュアルにお客さんの顔をチェックすることって のがあるんだろうけど、いやいや、お店やさんなんだからチェックするのが第一じゃなくて、まず「いらっしゃい」って気持ちが先じゃないですかと。それがマ ニュアルに載ってるかどうかは知らないけど、そういうのはどんな仕事に就いてる人でも大前提になるものだし、一つよろしくお願いしますって懇願。
あとあと、おにぎりとヨーグルトとあったかいお茶をいっぺんに買ったりすると、「温かいものと冷たいもの、袋お分けしますか?」とか丁寧に聞いてくれるん だけど、いや袋もったいないからいいよと思って「いえ、結構です」って答えると、お茶とヨーグルトをぴとっと隣り合わせて一つの袋に入れる人があまりに多 くて、世も末だなぁと思う。
そりゃいいって言ったけどさ、「袋お分けしますか?」って訊いたのは、一応温かいものと冷たいものを隣り合わせたらぬるくなっちゃうよね、おいしさ半減し ちゃうよねって心遣いからのお声がけじゃないですか。としたら、「いえ、結構です」って返ってきても、温かいお茶と冷たいヨーグルトの間に常温のおにぎり を挟ませるって小技を思いついたりしないかなぁ。しないか、そっか。
んー、2~3割だったら時代的に仕方ないとも思うんだけど、過半数超えてるんだよなぁ。仕組みが整備されればされるほど人の二極化が進んでいく感じがして怖 くなることがある。脳がマニュアルに占拠されてイメージすることとか考えることをやめちゃったりできなくなっちゃったりしたら、人生もうるおい不足で枯れちゃわないかな。私はずっとずっと本質の世界で生きていたいよ。
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