イベントでプレゼンする効果
先週末、某イベントで5分ほどお話しする機会があって、60人くらいの前で「自己紹介します。」というプレゼンをやった。もちろん仕事フォーカスだけど。数日前に主催者の方から声をかけられて、「じゃあ一つ何か…」と思案した結果、場的に会社のサービス紹介より自分の仕事軸で話して、個人のつながりを育んだほうが広がりがあるかなぁと思い、一応そんな用意をして当日臨んだ(というか、そもそも私にはきちんとした会社紹介ができない)。
私の仕事は、初対面の挨拶などで1分程度で話そうとすると、たいてい「よくわからない」とか「なんとなくわかりました」とか言われるのがオチだ。それは私の説明がわかりづらいからに他ならないのだけど、それにしたって毎回試行錯誤して、短い時間で正確にわかりやすくって頑張るのだけど、毎回玉砕して落ち込む。
だから最近は、正確にわかってもらいたい欲を抑え、できるだけ一言二言で切り上げて、聞いている相手にストレスを与えないことを重視することが多くなった。特に、とりあえず「お仕事は?」と聞いてみた、という場面では。実際その人に対して提案したいことが出てくれば、それについて具体的に考えをまとめて話をもっていけば、私の仕事内容などわからずともその提案の価値で話は前に進むものだし。
でも、今回は自己紹介にあたってスライドが使える珍しい場でもあったので、仕事で私が何を何のために作っているのか、ちょこっとだったけど視覚的に伝えられて、通常よりずっと理解してもらえた感があった。プレゼンのゴールは、最終的なアウトプットのカタチにこだわらず、皆さんのキャリアを支援するためのあれこれを作るのが仕事だから、○○な人、○○な人は気軽に声をかけて!ってことだったのだけど、そのゴールには行けたかなと。
で、これをすると何が有意義かって、自分発案でなく、相手が自分の仕事と関連づけて「だったらこれと絡めて何かできないかな」って話をもちかけてくれること。そうすると、一気に「自分の枠」から可能性が広がるわけで、ときどきこういうふうに、自分がどんなふうに皆さんと関わっているのか、関わっていきたいと思って仕事しているのかを話す機会をもつのはいいことだと思った。
っていうのもあるんだけど、実は一番有意義だと感じたのは、話をしている間に私の中の気持ちも育まれていって、自分が誰に対して何をしたいのかを再認識させられる感覚を味わったことかなぁと思う。基本やりたいことは裏方にあるんだけど、こういう刺激もときどき大事。行動を起点にして、それに対する情熱が再認識されたり、育まれるってあるんだなぁと実感した次第です。
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