ぬるま湯プール
ここんとこ、ぬるま湯プールだったかなぁって反省した。25mの温水プールを行ったり来たり、同じところをぐるぐるぐるぐる。忙しくしてるとか、ルーチン じゃなく新しい仕事してるとか、そういうこととは関係なく。つまり相当忙しく仕事していようと、どんどこ新しい仕事こなしていようと、自分が自分としてぬ るま湯な環境に落ち着いちゃってる状態って十分起こりうるんだと思う。で、最近の私はどこか安住しちゃってたところがあったんじゃないかなぁって思った。
もともと私は会う人が年上に寄っているんだけど、ここ最近10とか20とか上の尊い人とゆっくりお話する機会が立て続けにあって、その連打の刺激が大きな ひと塊になって私に気づきを与えてくれたんだと思う。こういうのって、なんか偶然も必然も本人の解釈次第って感じで、不思議だし、またありがたいなって思 う。それと、こういう「風」を意味のあるものとして感じとれなくなったら私はおしまいだぞって、少しこわくも思う(他から見てそれに意味があろうとあるま いと)。
ある人は、今の私じゃ出ていってもすぐ足つって溺れちゃいそうな大海原をどどーんと見せつけてくれ、また潜水艦で深海の様子も覗かせてくれた。またある人 は、私の書いた文章をがっつり核心ついてダメ出ししてくれて具体的なアドバイスもくれた。これについていろいろ考えてみたんだけど、つまり、自分がアウト プットしたものそれ自体にフォーカスして出来不出来をみてくれて、さらに「なるほどー」って納得しちゃう添削指導をしてくれる人って、ものすごく稀有な存 在ってことだ。それで私こんなにありがたいって感じてるんだ。
とにかく世の中はものすごい高いクオリティの力で動いていて、逆に言えばものすごいクオリティの高い人たちが裏方で実質的に世の中を動かしているんだよ な、とか。また自分にとって「痛いけど有益なこと」をぽーんと真正面から言ってくれる尊い人の言葉をしっかり受け止めて、がくっと落ち込んで、きちんと活 かしていく真摯な強さを、歳をおうごと厚くしていきたいと思った次第。
ぬるま湯って気を抜いてると、ぬるくなっちゃってることに気づかないまま長湯になっちゃうからこわい。ずっと気を張ってる状態じゃたまらないけど、「会社 の仕事」ってくくりでもなく「一切合財全部」でもなく、人についてとか仕事についてとか、肌感覚でここの辺って思っているところは、安住せず頑張り 続けたいなぁと思う。
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