空白
空白の時間には、いろんなことを思い、考えてしまう。不安も楽観も、内省も志もごちゃまぜになって。そういう時間は大切な気がするし、無いときっとどっか がカラカラになっちゃうんだろうなぁと思うんだけど、あったからといってどこか明快なゴールに考えが至って実を結ぶわけでもない。
泳ぎながら考えていたことはシャワーを浴びているうちに流されてしまうし、コーヒーを飲みながら考えていたことは帰り道の車の波にのみこまれてしまって。結局「空白」というのはこれという足跡を残さずに去っていくんだよなぁと思う。放っておくと。
それでいいような気もするし、そもそも考えすぎなんだという見方もある一方、全然考えたらずでまったくダメなような気もする。きっと、こっちの方はもっと 考えて、きちんと反省して自分を磨くべきなんだ。で、こっちの方は「ま、いっか」とシャワーなり車の波なりに預けてしまうのが良いんだろう。全部に力んで いても仕方ないし、力点を見誤るのもよろしくない。
根っこから幹のところを大事に育てていって、枝葉のところは気にしないで勝手にそよそよさせておいて、あとはどうにでもなるだろうというか、あとはなるよ うにしかならないだろうという割り切りが大事ではないかと、思ったりした。うっすら残る空白時間の考えごとを思い起こしながら。
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