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2007-04-29

デジカメを買う

前々から買おうと思っていたコンパクトデジタルカメラを買いに秋葉原へ出かけた。まぁ、ヨドバシカメラでいっかなぁと街を歩かず直行。3階のデジカメ売り場に足を踏み入れたら、即効店員さんにロックオンされた。

私は手相の勉強とかで路上で声をかけてくる人というのは、一度目を合わすとまずい事態になるので、とにかく目を合わせないで失礼するようにしているのだけど、自分が買いたいものの売り場の店員さんとあっては、そういうわけにもいかない。いや、むしろ話を聞きたい。かまってほしい。が、からまれたら最後、ひょひょいのひょいとあちらの思い通りにもっていかれる。それはもう仕方ないよな、とあきらめの境地である。そうなる類のものというのは、おしなべて私の下調べの怠慢(と押され弱さ)に起因しているのであるからして。

それにしても、久々にこの手の買い物をしたのだけど、本当にすごかった。あの攻撃を受けて、「今日は買わない」という決断はできたとしても、「リコー以外のデジカメを買う」という決断は誰にもできないんじゃないだろうか。

とにかくリコーのこれが一番と繰り返すので、いったん話を広げてみようと「えっと、Panasonicとかどうなんでしょう」と質問すると、「広告(浜崎あゆみ)に金をつぎ込んでいる」「カメラのメーカーじゃない、レンズを作れない会社はダメだ」と徹底攻撃の上、リコーのスペック表と比較してリコーの圧勝へ。「じゃあ、ニコンは?」と尋ねると「広告(キムタク)に金をつぎ込んでいる」で、またリコーとのスペック比較→リコーの圧勝へ。

両者とも、いかにリコーが素晴らしいかの引き立て役に使われている。いいのか、それで。だって、あれもこれも一応御宅の売り物でしょ。そんなにダメ出ししちゃって、私が万一メーカーの人間だったらちょっとまずくない?いや、っていうか、ただの客としても、そんなリコー独擅場だと、リコーからのリベートがべらぼうに高いんじゃあるまいな、とか不安がよぎってしまうよ。はたまた彼の順番的に私は「リコーを買ってもらう人」なのか。いや、ロックオン直後に予算聞かれたとき、よくわからなくて目の前のリコーの値札見て答えちゃったのが原因かも。そ、それか!3万って言ったらPanasonicだったのか!

とかまぁいろいろ頭の中でぐるぐる考えつつも、私が発していた言葉は「なるほどー、なるほどー」のオンパレードで、つまるところリコー一番いいんじゃないの?っていうかこれしかない!と納得していて。で、あぁ、そろそろ店員さんも私をさばかなきゃいけないタイムリミットを迎えているはずだと思われ、ゴールイン。「これ買います」「ありがとうございます」に至りました。というわけで、リコーのデジカメ(Caplio R6)を買いました。

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