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2007-02-26

wizpyがほしい

つかず離れず、中途半端ながらインターネットとはそれなりに長いつきあいだ。日常的に使うようになって、もうかれこれ10年半になる。最初に触ったのが1996年8月。その会社に入社するやいなや、メールアカウントは何がいいかと尋ねられ、は?となった。

当時はなんでもかんでも手作業で、数千人にメールを送るのもアドレスをBccに入れてメーラーから配信していたし、Webサイトの会員管理をするのも「サーバーに入ってコマンド打てばアカウント作ったり削ったりできるから」というので、ど素人ながらUnixの入門書片手に黒い画面と格闘して会員のアカウントを管理していたりした。そんな時代……、あるいはその会社がただおかしかっただけかもしれないが、とりあえずいろんな原始的な経験をさせてもらったものだなぁと懐かしく思い出す。

それが影響してか、90年代はノートPCとは別にノンブランドのデスクトップを持っていた時期があって、それにはWindow NTとturbolinuxを入れていた。当時にしては結構マニアックな入れ方だったと思うけど、結局全然使いこなせずに終わった。

で、なんでこんな昔話を思い出したかと言えば、wizpy(ウイズピー)である。中にturbolinuxが入っていて、数週間前から妙に心ひかれている。USB接続して起動すれば、世界中のパソコンが「あなた」のパソコンに。私が使うのはたぶん自分のと実家の2台に限られるだろうけど……。でも単体としてもメディアプレイヤーとして使える。FMラジオも聴けるのが素敵。

心配性なだけかもしれないけど、私は自分のデータが全部ネット上に上がっている自由度より、自分のデータが身軽に持ち歩けてどこでも接続可能なモバイル環境をもっている自由度のほうを好む。高層マンションの上のほうに住むより、地に足着いた一階に暮らすことを好むのだ(関係ないようだけど、たぶんこの感覚と近しい)。

自分の誕生日に店頭に並びだすというのも、なんだか運命を感じてしまう。これはやっぱり買いだろうか。うーん。でも、もっと大元の基本特性として、モバイル機器をモバイルとして使いこなせないんだよな、私。傘すらモバイルできない(関係ないようだけど、たぶんこの感覚と近しい)。きっと使いこなせないと思うんだけど、でもやっぱり欲しいような。ちなみに私が物欲を持つのはけっこう珍しい。お店で手にとって検討予定。

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