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2006-07-02

井上直久さんのイバラードの世界へ

井上直久さんのお名前を知らなくとも、ジブリ作品に触れた人なら必ずやその作品世界に「おぉっ!」としびれるはず。例えば「多層海麗日 2006」という作品。「ぬぉーっ!」でしょう。井上直久さんは、ジブリ作品でいえば「耳をすませば」の、女の子がえがく「バロンのくれた物語」の美術作成を担当された方。

昨日すっかりおうちに引きこもって「耳をすませば」を観ていて、あぁやっぱりいいなぁと思いつつ、そういえば井上直久さんの近況は……?と思い、サイトをチェックしたところ、ななんとジャストタイミングで、7/1、2ご本人も来場される展示会を近くでやっているという。これはいかない手はないわーということで今日おじゃましてきた。これは、すっかり腰の重たくなった私の生活ぶりに変化をもたらすための運命的サプライズなんじゃないかと真剣に思った。

行ってみたら、井上直久さんと実際お会いできて、けっこうゆっくりお話もさせていただけた。とても気さくな方で、低姿勢なわけでも偉そうなわけでもなく、人に対してとてもフラットな方だった。相手との年の差とかも関係なくて、すごく対等な感じで、こちらに歩み寄ってきてくださる。もしよかったらこちらにおかけなさいと、ソファの団らんに誘ってくださったり、誰かから受けた質問に答えるときにも、それをみんなに語りかけるようにして返答するようにしていて、会場にいる人たちみんなを気持ちよく巻き込んでくださる。背が高く、声も大きくて、発する言葉たちが生きている、とてもイキイキした潤いのある人だった。

いろいろお話させていただいて、もしかするといつかお仕事をご一緒できる機会もやってくるかもしれないな、と思った。こちらのギャラリーは今後常設でいろいろ作品を展示していくということなので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。この2日間は、イバラード常設ギャラリーオープン記念展ということで、ご本人が来場されていたようですが、ぜひともご本人に会いたいという方は、9月のプランタン銀座にLet's GOです。

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