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2005-12-14

とりあえず10日ぶりに復帰

12月は師走。師匠が走るなら、弟子は猛ダッシュである。言うまでもなく弟子ランクの私は、今月に入ってから明けても暮れても週末が来ても、ひたすらに仕事をしていた。あれとこれとそれを一気にやらねばならなくて、ちょっと大変だったのだ。夜にめっぽう弱い私が草木も眠る丑三つ時まで頑張っていた。

今日までに、いくつかの仕事でひと段落がついた。それぞれ、手塩にかけて育てた子らが成人を迎え、私のもとからしかるべき人のもとへと旅立っていく。「達者でなぁ、かわいがってもらえよぉ」と涙ふきふき大きく手を振って私は彼らを見送る。BGMは「ドナドナ」。いや、そんな切ない物語じゃないけど。むしろ、安堵感や期待感といった健康的な涙である。いや、泣いてないけど。

手を振る先は、まぁ何らかの文書だったり原稿だったりするわけだけど、こういうものを作るとき、私は無音状態が一番はかどる性質で、そのためここ最近は家に帰ってもラジオをオフにしていることが多かった。ラジオをつけていないと、我が家は本当に無音になる。しーんとした中で、本当にただただ、うーんとうなったり、かたかたキーボードをたたいたりして時間が過ぎてゆくのだ。

そういうわけで、私は現在、いつもにもまして浮世離れはなはだしいと思う。この間上司が読み終えた週刊文春をくれたけど、あまりに世俗的で、私のいる星が地球とするならば週刊文春のお話は火星について語られているぐらいの感じがした。でも、同じチームのお姉さんは、私が月からやってきたと言ってきかない。それがそうだとすると、私が月にいて週刊文春はやっぱり地球のお話だったね、ということで、まるくおさまるのか。じゃあ、まぁ、良しとしよう。

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