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2005-11-16

王様の耳はロバの耳

今日は土曜出勤の振替でお休みを取った。午前中、歯医者に2時間閉じ込められ、2,500円支払って結構大変な目にあった。うってかわって午後は中学時代の友人が遊びにきて、近所のカフェでのんびりおしゃべり。歯医者さんで打たれた麻酔が効いたままで、コーヒーを飲もうとしたらまたぼたぼたーっとやってしまったけど(これはもう本当に情けない)、まぁそれを除けばとても良いひと時だった。

私は好んで舞台の上には上がらないのだけど、彼女と一緒にいると、時々「王様の耳はロバの耳」に出演することがある。彼女と私、変わりばんこで「地面の穴」役と「王様の床屋さん」役を引き受ける。今日は結構役になりきって「王様の耳はロバの耳ー、ロバの耳ったらロバの耳ぃー」と叫んでみた。少しすっきりしたかも。

言葉にするという作業は、良くも悪くも、それに形を与える作業であり、比喩的にいえばある魂に肉体を与える作業である。それの存在感を限りなくゼロに近い状態から「1」という自然数に引き上げる。それって結構な作業だけど、必要なときに機を逃さずきちんとやっておくべきだと思う。そして、時と人と場合によっては軽率にやらないこと。今日の魂には(もう長いことそれを欲していたし)肉体を与えて良かったんだろうと思う。随分おとなしそうなコだし。

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