結局とっぷり日暮れまで
今日は友だちと「装丁の仕事187人展」を観にいく予定だったのだけど、神田駅から15分も歩いて会場にたどり着いてみたら、休みだった。彼女が装丁に興味があるというので、これは面白そうだと思って誘ったのだけど、千葉から呼び出しておいて、ひどいですね、私。日曜が休みだなんて思わなかったんだもの。しっかり書いてあったけど……。
まぁでも、実はあまり気にせずにぶらぶら散歩を続けた。なんというか、お互いの中に、今日はそうなるようになっていた、とストンと納得できちゃう感じがあったのだ。このコと会うときはたいていそんな感じで、会うべくして会っているし、会う段取りは、例えばそれが神さまの仕事に組み込まれているかのように、必要なときにちゃんと用意されるようになっている、という感がある。
それで結局、少し歩いた先のタリーズコーヒーに入って日暮れまでおしゃべりをした。ベーグルを半分こして、コーヒーであったまりながら、窓際のカウンター席に腰かけて、のんびりと濃厚に話をした。
休日のこの辺にはそんなに人がいないようで、お外には近所に住んでいるのだろう家族連れがちらほら、御茶ノ水の方から流れてきたらしい落ち着いたカップルがちらほら、就職活動だか若手ビジネスマンを扱うらしき雑誌の撮影隊がちょろちょろ、でもその風景は、窓から望める開けた空間の中ではいたって静かだった。
お店の中もあまりお客さんが入っていなくて、お店の人には悪いけど、静かでゆったりとしたいい時間だった。11月最後の週末、くったりできて良かった。
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