仕事の隙間の世界の話
とにかく大変な一週間だったわけで、10月1日を前に自分のミッションやら業務範囲やら関わる人やら、にわかに変化が訪れ、また今動かしているプロジェクトも大詰めのすったもんだ、その他の仕事もてんこもりもりもりさんちゅう。
三連休がなんぼのもんじゃい!と、金曜も出勤して自分のところだけひっそり電気をつけて背後からでんこちゃんに「早くしなさいよ」と急かされつつ仕事。夕方から取引先が来社され、休日で使いたい放題の会議室の隅っこにて打ち合わせ。席に戻ってまた仕事。週末も仕事するばかりで、気づいたら日曜の真夜中に流れ着いてしまった。あぁ……。
火曜、会社の歓送迎会で久しぶりにカラオケに行って「Love is over」を歌いました。なぜか私の歌として入っていて、歌ったら「とても似合う」と言われました。褒めて、ない。皆さん、「オーヤンフィーフィー」で変換して「欧陽菲菲」と出てきますか?私は出ます。昭和生まれの人は、今すぐ単語登録しよう。
土曜、ちょっと現実逃避して文庫本を読みふけりました。ある朝、営業さんが出勤してきて自席に向かう通り道、まるでハンカチ落としの鬼のようにさりげなく、私の机に本を置いていきました。「これ、面白かったよ」って。乃南アサさんの「風紋」「晩鐘」という続き物で、どちらも上下巻あって、4冊とも6~700ページくらいあるので、積み重ねると2500ページとかあるかもしれない。
はじめ新種のいじめかと思いましたが(嘘)、これがまたものすごくはまるのです。どんどん読み進めてしまうのです。読む遅さは相変わらずですけれど。ある殺人事件の被害者や加害者とその周辺、事件に関わる警察、マスコミ、様々な人たちの心情を実に丁寧に描いていきます。自分だったらたぶん手にしないタイプの作品だなぁと思うので、薦めてもらえて良かったなぁ。
最近、水泳の話とか本の話とか、仕事の合間に関係ないおしゃべりをしたりするのですが、いろんな人と関心事を交換しあうっていうのは、自分の関心分野を深めていったり広げていったり、またまったく新しい分野を開拓していったりするのに、とても良い効果を発揮してくれるものなんだな、と思います。ささやかながら、とても貴重な実感。自分のちっぽけさを気づかせてくれる環境としても常にもっていたいものです。映画の話とか音楽の話とかもしたいなぁ。
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