自宅でする当たり前の格好
私は自宅でも服を着ている!今日まで当たり前のことだと思ってあえて公言してこなかったが、どうやら当たり前のことではなさそうなので、ここではっきりさせておく。
確かに一人暮らしともなると、お風呂あがりはしばらくまぁそれなりの格好になる。今年のような猛暑でも長袖で出かける私だが、家に着けばすぐさま長袖を脱ぎ捨て、かなり涼しい格好になる。とはいえ、とはいえ、ある程度の布は身につけている。家族と暮らす環境であればなおさら、部屋着なりパジャマなり、私は「服」と呼べるものを身に着けて自宅生活を営んできた。
これまで世の中も同じようにそうしていると信じて疑わなかったが、これは28年に及ぶ私の勝手な思い込みだったことが明らかになった。今日会った学生時代の友だちによると、A子は「寝る時はパンツ一丁」だと言う。一同「えぇ、パンツ(ズボンのアクセント)じゃないよ、パンツ(下着のアクセント)だよっ?」と確認するが、「パンツ(下着のアクセント)だよ」と平然と答える。in 表参道。
上には何か掛けるのかと問えば、「暑いからさぁ。お腹のとこにちょこっとだけ掛けるけど、すぐどこかに行っちゃう」。さみしくない?不安じゃない?心もとなくない?と思うのだが、そういうのは全部「暑いからさぁ」の一言で一蹴できてしまうものらしい。ま、まぁ一人暮らしだからね…ということで、どうにか気を落ち着けようとする私なのだが。
すると結婚してだんなさんと暮らしているB子が「お風呂あがりは下着だけで出てくる」と追攻撃を仕掛けてきた。加えて「全裸もありでしょ」くらいのことを言い出す。それでまた「えー!」と驚きの声をあげると、先のA子がその私の驚きに驚いているではないか。「え、それって普通じゃないの?」って顔して。夫婦・恋人ってそういうもの?世の中ってそうなのか?私が悪いのかっ!
さらにB子は、結婚前家族と同居している時も「お風呂あがりは下着だけで歩いていた」という。お父さんとお母さんの前で、20歳を超えた娘が下着一枚で歩く。ひぇー、ありえないっ!どんなに暑くて熱くとも、気持ち的にサムイっ。
「風呂あがりのパンツ一丁」をやるのはお父さんだけ、というのがC子と私の見解。でも、この場だけでみると2対2でおあいこ。つまり、世の中があっち派とこっち派で半々に構成されている可能性も決して否めないのである。もしかすると、こっち派の方が実は劣勢である可能性すらあるということだ。
そうなのだ。こういうことはえてして自分のやり方が世間一般のやり方であると誤解しがちだが、実際のところはかなりの確率で自分もみんなもずれていたりするのだ。だって人なんていろいろだもの。世間一般のやり方なんてあってないようなもの。あわてちゃダメだ。しっかり現実を見つめなきゃ。
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