他界
今朝シャワーからあがってくると、携帯に母からの着信履歴が残されていた。午前6時57分。留守電に残されたメッセージは、聞かずとも想像がついた。
留守電を確認して電話をかけ直すと、母が「留守電、聞いた?」と問う。私が「うん」と答えると、母はもう同じことを口にはしなかった。お通夜と葬儀の予定が午前中には決まるだろうというので、決まったらすぐに連絡をくれるようにお願いして電話を切った。今朝4時40分に伯母が亡くなってしまったのだ。
悲しくてたまらない。家でも電車でも会社でも、ふいに涙がこぼれてきてしまう。頭に浮かぶのは、柔らかくて温かな彼女の笑顔ばかりだ。
ふと、今朝の記憶がよみがえる。いつもは一旦眠りつくと朝まで起きない私が、今日に限ってミニコンポのデジタル時計が4:XXと光っている時に目を覚ました。霊感は全くといっていいほどないし、ただの偶然かもしれないけど、そこに何らかの連関を求めてしまう自分がいる。彼女との絆が欲しいのだ。
明日は代休をいただいて伯母に会いにいってくる。もう、何を大切にするのか見誤らないで。悔いの残らないように最後のお別れをしてきたいと思う。
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