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2005-03-18

2.5倍の超速体験

昨日は14時から某社で4社会談なるものがあって、うちからは上司と私の2名が参加することになっていた。その会議上のネタふりも、必要な資料を持っていくのも私の役目だった。資料は前日までに用意して上司にOKをもらっており、その時点で上司もその資料をもって私が話すものと想定していたはず。

確か12時半くらいに、「お昼に出てきます、出発は30分前くらいでいいですよね」と上司に確認して出て、そのまま会社近くのカフェに入った。パンをかじりつつ雑誌をめくりつつ、まだまだと思いながら現在時刻の確認のため腕時計に目をやると。仰天!時計がくるっているか、世の中がくるっていると思った。

驚きすぎて正確な時刻は憶えていないけど、腕時計はおおよそ13時40分をさしていた。時計が壊れて昨日の13時40分か今日の1時40分から止まったままなのでは?とか、それにしてはあまりに自然に秒針が進んでいるとか思いつつ、とにかく必死に会社に向かって走る。ぜーぜーいいながらオフィスに戻ると、やはり上司はいない。私の腕時計も正しいらしい。あぁ、最悪…と思いながら、かろうじて休憩に入る前にセットしておいた資料一式と某社の地図をカバンに詰め込み、上司の携帯をならしながら駅に向かう。携帯はつながらない。とにかく行くしかない。雨に濡れながら、一人大運動会。

電車に乗っている間はもうどうしようもないので、今度は一人大反省会。私は昼休みいったいどこにいっていたんだろうと考える。だって、明らかに私の中で経過した時間は20~30分くらいだった。雑誌だって、時間感覚がずれないようにかなり集中せずに読んでいたというのに。通常の2.5倍のスピードで時が流れていたとしか考えられない。竜宮城に行っていたような楽しいひと時も記憶に残っていないし、宇宙人にでも連れ去られていたのだろうか。こちらに戻す時に、記憶を「雑誌をぺらぺらめくっていた」にすりかえられたのかも。私がそれに違和感を感じないとでも思っているのか。見くびられている。真剣に考えれば考えるほどそっちの方向に進んでいき、全然反省会にならない。

だって、いくら反省しても、これまでの29年間で培ってきた時間感覚と全く異なるスピードでいきなり時間を流されたら、そんなの遅刻しちゃうもの…。って、そんなの社会で通用しないけど。でも今日会った人に切々と訴えたら、「cocoroさんなら本当に宇宙人に連れ去られたのかもしれませんね」と言ってくださった。ありがとうございます。でも、「cocoroさんなら」って…?

その後は、結局駅に着いてまた走って、違うビルのエレベーターで13Fまで上がって、ないよーとまた1Fまで降りて、隣に本館を見つけてまた13Fまで上がって、受付でがちゃがちゃしていたら脇から上司が出てきて。「モオシワケありませんーっ!」とお詫びして中へ。また皆さまに「申し訳ございませんー」とお詫びして本題へ。息切れしつつ同じこと何度か繰り返ししゃべりつつ。話が上手じゃないのはそのせいじゃなくて、もともとなんだけど。まぁその辺りはうやむやに、どうにか会談終了へ。

帰り、エレベーターの扉がしまって上司と二人になったところで、また「申し訳ありませんーっ!!」と。寛大な上司は「初犯だからね」と許してくれました。もう二度とこんなことしません!昼過ぎに予定がある時は宇宙人に連れ去られないように単独行動を避けて社内で食事をとろうと思います、という結論。

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