就職活動の支援活動
今日は日頃お世話になっている方の誘いで、就職活動中の学生の勉強会に参加。「見学させてもらう」という感じでおじゃましたのだけど、一日を終えて振り返ってみると会の頭からどっぷり参画させてもらっていたという感じ。基本身構えてしまう性質なので、こういうふうに良い意味で有無を言わさず人を巻き込んでいってくれる会は何気に大変ありがたい。
実際何をやったかというと、今日は面接対策の勉強会だったようで(というか模擬面接の体験を通して、まずは自分の現在地と現状の課題を知ろうという辺りが裏目的なのかも)、私は個人面接と集団面接の面接官&その後のフィードバックを担当させてもらった。
そんなの私にできるのか…と思いつつも、まぁひとまずグループに分かれて着席してしまえば目の前には日曜の昼間にスーツを着てやってきた学生さんたちが緊張ぎみに並んでいるわけで、やれるだけやってみようという気持ちになる。それで、とにかく個人面接とフィードバック(8分×5名)が延びて1時間くらい、その後人の入替えをして別の5人のグループ面接とフィードバックを1時間くらい行った。見た目穏やかに頭の中フル回転で夕方まで走り続けた。
その数時間の何が大変って、全員に対して同じ集中力で対応し続けるのがものすごく大変だった。一人一人面接の進行をしつつ、学生の話を聞きつつ、その人をよりよく知るために適切な次の質問の仕方を考えつつ、発言した内容や表情・しぐさに表れる評価をしつつ、きちんとフィードバックするために具体的な行動証拠をメモに残しつつ、さらにその人がどういう魅力をもっていてどういうふうにしたらその旨みが出るのかなぁと考えつつフィードバック…。
これを同時並行で全部やった上、個人面接では次から次へと学生が入れ替わり、グループ面接では複数の人を相手にやっていかなくてはならないなど、日曜の私にはありえない集中力を発揮。…したものの、やはり長時間持続するのは大変で、夕方には「もぬけのから」状態になってしまった。実際、上に書いたようなことやりきれていなかったし…。
この会に誘ってくださった方とか、どういう頭の構造でこんな処理を長時間行えているのだろう、と不思議に思ってしまう。もともとの作りが違うといってしまっては先がないので、ひとまず経験で伸ばせるところまでは自分も伸ばしていきたいなぁと…。
あと、私自身が持ち帰ってきた具体的な課題としては、人事担当者と各選考過程で人事の決裁権を持つ方の感じ方、捉え方、判断の仕方みたいなところが、自分の中でまだまだ不透明だということ。一人ひとりの採用担当者ごと、企業ごとに異なるのは当然なのだけど、どこまでは「傾向」があって、どこからは「一概にいえない」領域なのかをもう少し生々しく知識として吸収しておきたいなと思った。これはちょっと意識しておきたい。
今日自分が担当させていただいた学生さんにどれくらいのものを持ち帰ってもらえたのだろうと思うと、まだまだ先は長いなぁと思うけれど、多少なりとも自分のできることが具体的にあって、それが自分の高めていきたい部分でもあり、それがこういう経験を通して高めていけるものであり、そういう場に行く機会にも恵まれているのだから(これって実はいろんな幸運が重なり合っているものなんですね)、今後も取り組んでいきたいな、と思う。就職活動の支援活動は当面こんな感じで、自分のできるところをいくつかやっていくつもり。
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